古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

Leitz Summaron 35mm f/3.5(M)

櫛山古墳の前方部

櫛山古墳の前方部 行燈山古墳から山の辺の道を少し外れ龍王山に近い方へ向かって進むと櫛山古墳がある。この古墳は前方後円墳で、写真はその前方部であり後円部へ向かっている途中で前方部を見下ろした構図である。緩やかな坂になっており、前方後円墳の後円…

櫛山古墳に隣接する大きな池

櫛山古墳と隣接する大きな池 山の辺の道の行程の一つである行燈山古墳のすぐ近くに櫛山古墳がある。この古墳に至る途中の道に大きな溜池が存在する。櫛山古墳に隣接しているので、おそらく濠の一部ではないだろうかと想像する。この池に映る木々の風景はなか…

なら仏像館の金剛力士立像

「なら仏像館」で展示中の金剛力士立像の一つ 少し前に奈良国立博物館へ『大安寺のすべて』という展覧会を見に行ったとき、隣接する「なら仏像館」へもついでに足を運んだ。 なら仏像館は、飛鳥時代~鎌倉時代にいたる日本の仏像を中心に、国宝、重要文化財…

大和松尾寺三重塔(その3)

大和松尾寺三重塔(その3) 松尾山神社へ向かって石階段を上っていくと、それとともに三重塔を俯瞰できる位置に登ってこれる。写真は塔の二層目の位置にあたる。真夏に撮影したため、背景の太陽光がやや強めであるが、なかなかこの位置からは撮れない思う。…

大和松尾寺三重塔(その2)

大和松尾寺三重塔(その2) 大和松尾寺の三重塔はあまり大きな塔ではないが、造りは立派である。写真はここから松尾山神社へ登っていく途中であるが、ここからどんどん登っていくと三重塔を三層目付近から俯瞰できる位置にも立てる。僕は古都の名残が感じら…

大和松尾寺三重塔(その1)

松尾寺の三重塔 松尾寺の境内にはさらに高い位置に三重塔がある。結構急な階段を上っていかなければならないが、登ってみると見晴らしもよく清々しい。写真は、三重塔の一層目の擬宝珠である。Summaron 35mm f/3.5レンズの写りは中央部分がよりシャープだと…

大和松尾寺南惣門の透かし彫り(雷神)

大和松尾寺の南惣門の透かし彫り(雷神) こちらは対になっている、大和松尾寺惣門における雷神の透かし彫りである。ディテールが非常に精巧にできていて、関心するばかりである。江戸時代初期に俵屋宗達の描いた『風神雷神図屏風』の影響を受けているかもし…

大和松尾寺南惣門の透かし彫り(風神)

大和松尾寺の南惣門の透かし彫り 前々回の記事で紹介した大和松尾寺の南惣門。そこには天井に二つの精巧な透かし彫りが飾られている。南惣門は江戸時代の建造物であり、写真のような風神雷神の浮き彫り彫刻が向かい合いに飾られている。なかなかよくできた美…

大和松尾寺の南惣門

大和松尾寺の南惣門 「一丁」の丁石を過ぎて少し歩くとすぐに南惣門に至る。下馬の石碑が目を惹く。この門は、法隆寺側からの参道に建つ門で、豪華な四脚門である。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Summaron 35mm f/3.5(M) 人気ブログランキング

松尾寺への山道(一丁付近)

松尾寺への参道(一丁付近) ついに「一丁」のところまで辿り着いた。写真は残り約100mくらいの場所であり、奥に山門が見えていて、松尾寺の入り口となっている。太陽光が少しきつかったこの日、ところどころ、光の強い部分がまだらに見えてくる。いよいよ松…

松尾寺への山道(七曲道)

松尾寺への山道(七曲道) 松尾寺への山道で「三丁」を過ぎると、写真のような案内板が見られる。古道「七曲道」とよばれるもので、「大和の国から、また難波・摂津の国から暮らしや信仰を求め多くの人々が通った歴史ある道です」と書いてある。松尾寺へも通…

松尾寺への山道(四丁付近)

松尾寺への山道(四丁付近) さらに山道を進んで松尾山を登っていくと「四丁」の丁石が見えてくる。松尾寺へ結構近づいてきた感じのする場所であり、もうすぐという気持ちになれるところである。松尾山とは、奈良県大和郡山市と斑鳩町との境にある標高315mの…

松尾寺への山道(八丁付近)

松尾寺への山道 「十一丁」の丁石から山道を登り、進むたびに十丁、九丁、八丁・・・と表示が見えてくる。写真はその途中の「八丁」まで来たところ。山頂へ段々と近づいていくイメージである。丁石間の距離は、ほぼ1丁(109m)ぐらいだと思われる。 撮影機…

法隆寺から松尾寺へ

法隆寺から松尾山へ 法隆寺参道から北へ向かい、天満池沿いにさらに進んでいき、仏塚古墳の側を通り歩いていくと松尾寺への山道が見えてくる。写真は事実上の始まりと言える山道で丁石を頼りに登っていく。「十一丁」という丁石が登っていくにしたがい、段々…

法隆寺南大門にて

法隆寺南大門にて 法隆寺南大門に立札が置かれている。これから法隆寺で執り行われる行事の予定が墨字で書かれている。法隆寺の四季は様々な行事で彩られている。今回は久々に持ち出したズマロン三半で撮影。コーティングありのM型ズマロンレンズを使用。 撮…

薬師寺境内南側の歴史ある外壁(続編)

薬師寺境内南側の歴史ある外壁(その2) 薬師寺南門を出て東へ向かってしばらく歩くと秋篠川に出るが、そこに至るまでの行程で写真のような土壁の経年変化を見ることができる。長年の風雨による傷みもさることながら、この亀裂や土壁の剥がれは長い歴史を感…

薬師寺境内南側の歴史ある外壁

薬師寺境内南側の歴史ある外壁 薬師寺南門を出てすぐにアスファルトの道路が東西に延びている。そこを東へ歩いていく道沿いには、写真のような歴史ある土壁が長く続いている。僕はこの道が好きで、ついつい土壁の色々な表情に見入ってしまう。ただのクラック…

薬師寺は駅近な世界遺産

駅近な世界遺産である薬師寺 薬師寺はおそらく世界で最も駅近な世界遺産といわれる。近鉄西ノ京駅から歩いてすぐに薬師寺の與樂門に着けるので、一度来られた方は実感できると思う。写真は、薬師寺西塔と近鉄電車が来るタイミングを見計らって撮ったものであ…

薬師寺龍蔵院のお地蔵様たち

薬師寺龍蔵院のお地蔵様たち 薬師寺龍蔵院には、多くの方々の墓が存在する。寺院そのものは小さいが、墓所の敷地は広いところである。境内に入ってすぐのところにこのお地蔵様たちが見えてくる。これだけ整然と並んでいるとモノクローム写真にすると迫力が出…

薬師寺龍蔵院にて

薬師寺龍蔵院にて撮影 薬師寺龍蔵院は近鉄西ノ京駅の北西側、細い道伝いに住宅街を通り抜けるとやがて到着する。ただ、普通の住宅街の中にあり、地図でしっかり探して行かないと大変分かりづらい場所にあり迷ってしまう。薬師寺の境内から離れたところにある…