古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

大和三山を望める景観スポット

大和三山を望める景観スポット

渋谷向山古墳の周濠沿いに西側へ向けて歩いていくと途中に大和三山を望める景観スポットがある。少しだけ坂道を上がっていかねばならないが、その展望地に立つと荘厳な景観に圧倒される。上の写真の中央やや左寄りに耳成山、その奥に畝傍山、さらに写真では左に途中で切れてしまっているが、天の香具山が存在する。

この大和三山の手前には最近の研究で卑弥呼の墓とされている箸墓古墳が見られる。写真右手が、渋谷向山古墳であり、現在は入ることができないが、おそらくこの古墳の墳頂に立つと、大和三山と箸墓古墳を一望できるのであろうと想像できる。このような立地を考えると渋谷向山古墳には大和のリーダー的な人物が葬られ、その古墳も盟主墳といえる条件が整っているように感じる。古都の名残を感じることのできるシーンである。

撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Summaron 35mm f/3.5(M)

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