古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

Tessar 50mm f/2.8(RFContax)

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る(#3)

結構前に撮影した京都での写真。とある京都の情景(その3)である。機材はライカM8で、50ミリ用カプラー―にCarl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8をつけて撮影。このレンズは、現在使っているCarl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8ではなく、僕が以前手放した個体のCa…

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る(#1)

とある京都の情景(その1) ここからは、「Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る」と題して、しばらく奈良を離れてみようと思う。特に場所は記載しないが、普段僕が良いと感じる京都の情景を切り取ってみたいと思う。撮影機材はいつものLeicaMMonoc…

法隆寺西院眼伽藍中門と雨あがりの雲

法隆寺西院伽藍中門のシルエット 写真は法隆寺西院伽藍中門の屋根の部分である。背景は雨上がりの雲であり、水蒸気が登っていくようなイメージであった。モノクローム写真が映えるシーンでもある。斜め前にある金堂とは少しすずシルエットが違う形に見える。…

雨上がりの法隆寺境内参道の反射光

雨上がりの法隆寺境内参道の反射光 法隆寺参拝中の突然の雨は突然止み、太陽光が射し込んだ。境内参道の石畳に反射した光がとても印象的であった。雨上がりのシーンには、モノクロームがとても合っていると感じる。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl …

雨雲と法隆寺金堂のシルエット

雨雲と法隆寺金堂のシルエット 雨が止んでしばらくは雨雲がどんよりと垂れこめ、境内を不思議な雰囲気に包んでいた。写真は法隆寺金堂のシルエットと雨模様の空を撮影。まだまだ雨を降らせそうな不穏な雰囲気を漂わせている。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ…

雨の法隆寺西院伽藍五重塔と二重基壇

雨の法隆寺五重塔と二重基壇 雨がサッとあがってしまった後の法隆寺西院伽藍五重塔の二重基壇。背景に見えるのは、法隆寺中門である。微かに残る石畳の反射光がアクセントになっている。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zeiss Jena Tessar 50mm f/2…

雨の日の法隆寺西院伽藍大講堂

雨の日の法隆寺大講堂 写真の背景は、法隆寺西院伽藍大講堂である。手前に大きな石燈籠がある。この大講堂は再建法隆寺が建立された当初は、回廊の外側(北側外)にあったが、後に回廊を直角に曲げることで大講堂の左右の入り口に繋げた。この大講堂のさらに…

雨の法隆寺回廊とその反射光

雨の法隆寺回廊とその陰影 雨はしばらく降った後、さっと上がってしまった。写真はその時に一瞬できた南側の回廊前の陰影。濡れているのは、スロープの役割を果たしている何枚もの木板であった。その反射と陰影が美しかった。今日は二十四節気の処暑(しょし…

雨の法隆寺西院伽藍五重塔

雨の法隆寺五重塔 突然の雨であった。法隆寺西院伽藍五重塔の基壇と初層と裳階、二層目部分を撮影。撮影に使ったレンズは、レンジファインダーのContax用Tessar 50mm f/2.8レンズである。光の捉え方がとても好みであり、写りが柔らかい。雨が降り空気がしっ…

興福寺東金堂の巨大柱

興福寺東金堂の巨大柱 興福寺東金堂の巨大柱の経年変化が素晴らしい。五重塔や三重塔ももちろん印象的であるが、東金堂の正面の巨大柱には圧倒的な歴史の重みを感じる。経年変化には何か儚さが伴うような気がする。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl …

LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zeiss Tessar 50mm f/2.8レンズ

LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zeiss Tessar 50mm f/2.8レンズ 写真は、レンジファインダー用ContaxⅡ型時代のノンコーティング・シルバークロームの戦前テッサ―50mmレンズをカプラーを介して装着したところ。ノンコーティングならではの優しい描写がとてもい…

興福寺東金堂の几帳

興福寺東金堂の几帳 興福寺東金堂の几帳には、神聖な鹿が二頭描かれている。正倉院の展示物でも似たような意匠の作品を見たことがある。興福寺では、以前古くなったこの几帳を再利用して、御朱印帳の表紙にして限定で発売したことがあった(几帳リユース朱印…

興福寺東金堂の白壁

興福寺東金堂の白壁 経年変化の恩恵というか、興福寺東金堂の側面の白壁は、いつ見てもその大きさと美しさに圧倒される。真っすぐに高く伸びた、まるで林の木々のような支柱となっている大きな木柱はすらっと伸びていて形も良い。 撮影機材:LeicaMMonochrom…

興福寺東金堂の基壇

興福寺東金堂の基壇 興福寺東金堂の基壇は結構高さがある。少しかがんで撮ったのがこの写真である。石畳の幾何学的な意匠が美しく、先人たちの知恵と工夫の跡が垣間見える。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zeiss Jena Tessar 50mm f/2.8(旧RFコン…

興福寺東金堂の木扉と釘隠し

興福寺東金堂の木扉と釘隠し 午後の太陽光が少しずつ強めになってきていると感じる昨今。写真は興福寺東金堂の正面の大きな木扉の釘隠しである。デザインは法隆寺東院夢殿のものと類似している。釘隠しにも寺院によってスタイルがあり、ここで使われているも…

興福寺東金堂の木柱と礎石

興福寺東金堂の木柱 興福寺東金堂の何本もある木柱は、その経年変化に味わいのあるものが多い。写真の木柱も礎石とともに撮影したものであるが、木目と色の落ちた白色部分もコントラストが印象的であった。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zeiss Je…

興福寺東金堂の風鐸

写真は興福寺東金堂の風鐸と背景には夕刻の青空を広めに入れてみた。風鐸とは、「寺の堂や塔の、軒の四隅につり下げて飾りとする、青銅製で鐘形をした鈴。」のこととネットで検索すると出てくる。以下、株式会社滝本仏光堂のサイトより引用である。 風鐸は、…