古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

夜都伎神社の石燈籠

夜都伎神社の石燈籠 夜都伎神社は春日大社と深い関わりのある神社である。そのことは、この石燈籠が拝殿の前に置かれていることからも分かる。山の辺の道を歩く際は、是非ともこのひっそりとした神社を訪れたい。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+CANON 5…

夜都伎神社拝殿の茅葺(その2)

夜都伎神社拝殿の茅葺(その2) 夜都伎神社拝殿の屋根の内側を撮影。茅葺の構造がよく分かるシーン。2015年に葺き替えが行われたようで、屋根が大変綺麗である。夜都伎神社は天理市乙木町にあり、天理駅からバスで行くこともできる。その際は、「乙木町」と…

夜都伎神社拝殿の茅葺

夜都伎神社拝殿の茅葺 山の辺の道の途中、夜都伎神社拝殿の屋根には、奈良県では珍しい茅葺がみられる。写真はその茅葺の屋根の内部を撮影したものである。大変手間のかかる作業であることが、そのディテールを見ると分かる。今回はレンズを変えて、ライカM…

夜都伎神社の鳥居前

夜都伎神社の鳥居前 ようやく夜都伎神社の鳥居前までやってきた。美しい茅葺きの拝殿はこの写真の奥にあり、ひっそりとした場所に佇む。鳥居は元々2基あったようで、さらに西にその一つが建っていたということである。この神社は「春日神社」ともよばれ、奈…

夜都伎神社を望む

夜都伎神社を望む 内山永久寺跡をさらに南へ進んでいくとやがて写真のように夜都伎神社が見えてくる。その間約30分歩くことになる。途中でトイレなどもあるので、ゆっくり山の辺の道を味わいながらの散策をすることができる。この夜都伎神社にはベンチがある…

内山永久寺跡から夜都伎神社へ

山の辺の道(夜都伎神社へ) 山の辺の道を内山永久寺跡から夜都伎神社へと南へ進んでいく。途中に写真のような標識が立っている。夜都伎神社までは、1.5kmあるので、まだまだ歩かなくてはならない。さらに進んでいく。山の辺の道への南のルートは天理市によ…

内山永久寺跡にて(山の辺の道編)

内山永久寺跡にて(山の辺の道編) 山の辺の道を石上神宮から南へ下っていくルートを進む際の最初の見どころは内山永久寺跡である。内山永久寺は院政期の創建で、鎌倉時代には大寺院だったらしい。南北朝時代に後醍醐天皇が吉野に移る際に、ここに一時身を隠し…

山の辺の道を南へ進む

山の辺の道を進む 山の辺の道は、JR桜井駅~天理駅の約16kmがハイキングコースとなっており、社寺や古墳等を見ながら歩くと丸一日かかる大変長い道である。内山永久寺跡のほか、夜都伎神社、行燈山古墳(崇神天皇陵)、渋谷向山古墳(景行天皇陵)、檜原…

山の辺の道に入る

山の辺の道に入る 写真は石上神宮を抜けて、山の辺の道へ入ったところ。途中に行先を示す標識がいくつもあるので、あまり迷うことなく山の辺の道を歩くことができる。最初の目的地は「内山永久寺跡」である。石上神宮から比較的すぐにこの廃寺跡に着くことが…

神々しい石上神宮の鶏

神々しい石上神宮の鶏 石上神宮の境内奥から山の辺の道へ入ろうとする場所で、神々しい鶏に出会った。タイミングよく太陽光が鶏に注ぎ、ひと際神懸っているように感じた。境内には、色鮮やかな羽根を持つ東天紅(とうてんこう)や小国(しょうこく)などの鶏…

石上神宮の楼門にて

石上神宮の楼門にて 奈良県の石上神宮は、参拝者も多いことで知られる。また飛鳥時代の豪族の一つである物部氏の総氏神とされる。撮影した楼門は、鎌倉時代末期の建立であり、重要文化財に指定されている。明治時代以前は上層に鐘が吊るされ「鐘楼門」とも呼…

石上神宮の廻廊と石垣

石上神宮の廻廊部分 写真は石上神宮の楼門近くで撮影。石垣の上は廻廊部分のコーナーにあたる。この日の石垣にあたる太陽光とその陰影もいい感じだった。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Summilux 35mm f/1.4(2nd) 人気ブログランキング

鶏が歩き回る石上神宮

石上神宮の鶏たち 山の辺の道の起点となる石上神宮。奈良県天理市にあり、駅からは歩いて約20分~30分かかる。その間、天理駅前の商店街や天理教の教会本部を通り過ぎ、さらに南東へ進むと石上神宮がある。龍王山の西の麓にあり、境内は広く多くの木々に囲ま…

500pxで写真が売れた(カラー写真編)

”The pagoda” - 夕刻の興福寺五重塔(撮影機材:Sigma DP2 Merrill 絞り:f/2.8) 500pxで写真が売れていた。今回は夕刻の興福寺五重塔を撮影した写真であった。写真は、Sigma DP2 Merrillでカラー撮影・現像したものである。独特なFOVEONセンサーの色合いと…

なら仏像館の金剛力士立像

「なら仏像館」で展示中の金剛力士立像の一つ 少し前に奈良国立博物館へ『大安寺のすべて』という展覧会を見に行ったとき、隣接する「なら仏像館」へもついでに足を運んだ。 なら仏像館は、飛鳥時代~鎌倉時代にいたる日本の仏像を中心に、国宝、重要文化財…

Elmar 3.5cm f/3.5レンズの写りを見直す

”Close-up of architectural pillar”(撮影機材:LMMTyp246+Elmar 35mm f/3.5) 以前このブログに載せたことのある法隆寺中門で撮影した上の写真。500pxという写真投稿サイトでもこの写真をアップしてみたら、アメリカ人のプロの写真家からコメントをいただ…

大和松尾寺三重塔(その3)

大和松尾寺三重塔(その3) 松尾山神社へ向かって石階段を上っていくと、それとともに三重塔を俯瞰できる位置に登ってこれる。写真は塔の二層目の位置にあたる。真夏に撮影したため、背景の太陽光がやや強めであるが、なかなかこの位置からは撮れない思う。…