古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

薬師寺東塔の古材(その4:古代釘)

薬師寺東塔に使われた古代釘 薬師寺東塔の古材、今回の展示は古代釘である。1000年以上も錆びない釘というのは、そうあるものではない。どこにその秘密が隠されているのか。以下は、薬師寺西塔再建を支えた「千年の釘」というサイトの記事からの引用である。…

薬師寺東塔の古材(その3:肘木)

薬師寺東塔の古材(肘木) この写真は、薬師寺東塔の二層の裳階部分に使用されていた肘木である。「肘木」とは、コトバンクを引用すると、肘木とは、 宮殿・社寺などの建築の組物を構成する一つの要素。斗(ます)や桁(けた)を支える横木のこと。横方向の…

薬師寺東塔の古材(その2:巻斗)

薬師寺東塔の古材(巻斗) 薬師寺東塔の古材シリーズ、今回は巻斗(まきと)という部材。巻斗とは、肘木の上に用いる小さい斗(ます)のことをいう。斗は位置と形によって名がつけられている。柱上にあるものを、前回の記事に出てきた大斗(だいと),肘木上の…

薬師寺東塔の古材(その1:大斗)

薬師寺東塔の古材(三層 大斗) 写真は現在薬師寺西僧坊で特別に一般公開されている薬師寺東塔に使われてきた古材の一つ(三層で使用された大斗)である。古代の建造物が、瓦により屋根が重くなったことは、建物に様々な部分に問題を引き起こした。以下建築…

薬師寺東塔の相輪

薬師寺東塔の相輪 薬師寺西僧坊では、現在オリジナルの水煙など、東塔の各パーツが一般公開されている。この展示を見るには、拝観料が1600円と高くなるが、そのお金を払うだけの価値はあると思う。今回の写真は、薬師寺東塔の相輪である。こんな巨大な金属の…

薬師寺東塔の檫管

薬師寺東塔の檫菅 薬師寺東塔の檫管(さつかん)。「檫管」は塔の中心を貫く心柱を包む金属管のこと。相輪最下部には文字が刻まれた檫管があり、薬師寺建立の経緯が記されている。撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Elmarit-C 40mm f/2.8。

薬師寺東塔水煙の意匠(その2)

薬師寺東塔水煙の意匠 薬師寺東塔水煙の意匠の続き。舞い降りる天女たちの姿と表情が美しい。意匠の考案者は何をモデルにしたのであろうか。この意匠が表す時代は白鳳時代よりも前のものとも言われている。歴史を知るとさらに興味深くこの水煙を観ることがで…

薬師寺東塔水煙の意匠

薬師寺東塔水煙の意匠 現在薬師寺の西僧坊で薬師寺東塔水煙の本物が展示公開されている。実際に東塔の相輪の上に乗っているのは、精巧に再現された現代の技術で作られた複製の水煙である。明治時代にお雇い外国人のフェノロサがこの水煙を「凍れる音楽」と評…

薬師寺三重塔でElmar 35mm f/3.5レンズとElmarit-C 40mm f/2.8レンズを撮り比べ(その1)

エルマー35ミリ f/3.5レンズで撮影した薬師寺の東西両塔 エルマリートC 40ミリ f/2.8レンズで撮影した薬師寺の東西両塔 薬師寺の東西両塔を被写体に、ライカのレンズ撮り比べをしてみた。レンズは、Leitz Elmar 35mm f/3.5レンズとElmarit-C 40mm f/2.8レン…

薬師寺東院堂付近から望む東塔

薬師寺東院堂から望む東塔 薬師寺東塔はどの方向から見ても美しい。構造的にうまくできている。この写真は東院堂から見上げた薬師寺東塔である。古代の技術者たちの匠の技は素晴らしい。

経年変化で歴史を感じさせる土壁

薬師寺から唐招提寺へかけての参道途中にて 薬師寺から唐招提寺へは歩いて10分ほどである。その途中に、この経年変化の歴史ある雰囲気を持つ土壁がある。この奥には、玄奘塔へ向かう参道がある。先日の大雨でこちら側の土壁は崩れずに済んだ。内心ちょっと安…

セイケトミオさんのブログが復活?

新たにスタートした写真家セイケトミオさんの「note」 写真家のセイケトミオさんの「b-road」というブログが終わって久しい。その間、セイケロスともいうべき現象が少なからずあったように思える。写真を見るとセイケトミオさんの作品と分かるようなスタイル…

大雨の影響で薬師寺の外壁の門が損傷

薬師寺境内の外壁の損傷 先日の大雨が続いた時期に、薬師寺から唐招提寺へ向かう参道沿いの外壁が一部崩れて損傷してしまったらしい。小さな門は取り壊され、写真のような覆いがしてある。雰囲気のあった土壁の一部がなくなってしまったのは残念である。撮影…

大雨の薬師寺冠木門にて

大雨の薬師寺冠木門にて 大雨だった日に薬師寺冠木門にて撮影した写真。屋根瓦の形が独特で興味深い。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Elmarit-C 40mm f/2.8。

薬師寺境内外壁の蓮華文軒丸瓦

薬師寺境内外壁の蓮華文軒丸瓦 同じ、冠木門近くの外壁の蓮華文軒丸瓦を撮影。土壁の白さと軒丸瓦の黒の明暗差がくっきりとモノクロームに写ったシーン。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Elmarit-C 40mm f/2.8。

雨の日の軒丸瓦

雨の日の軒丸瓦 このシーンも薬師寺から唐招提寺へ向かう参道途中の冠木門付近の軒瓦を撮影。雨の反射が美しい。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Elmarit-C 40mm f/2.8。このレンズの80㎝まで寄れるところがお気に入りである。

雨の日の薬師寺から唐招提寺への参道

雨の日の薬師寺から唐招提寺への参道 再びライカMモノクロームによる薬師寺シリーズへと戻り、エルマリートC40ミリレンズを試す。35ミリよりやや狭いこの画角は、こういった被写体にはちょうどいい。余分なものがスッキリと省かれる。エルマー35ミリレンズの…

東大寺戒壇院にて

東大寺戒壇院をライカのエルマー35ミリレンズで撮影したシリーズ。美しい石畳の廊下と木扉の木の質感の対比が良い。撮影機材は、LeicaM9+Leitz Elmar 35mm f/3.5である。

東大寺戒壇院の礎石と木柱

東大寺戒壇院の礎石。独特の意匠に形作られている。礎石の上に載せられている木柱は真四角に加工されていて全体のバランスが良い。撮影機材は、LeicaM9+Leitz Elmar 35mm f/3.5である。

曇り空と東大寺戒壇院

四天王像で有名な東大寺戒壇院にて撮影した写真。この時は曇り空はモノクロームに合う雰囲気であった。撮影機材は、LeicaM9+Leitz Elmar 35mm f/3.5である。

東大寺戒壇院へ向かう石階段にて

東大寺戒壇院へ向かう石階段の一つ。少し暗いシチュエーションであったが、エルマー35ミリレンズの黒の粘りが素晴らしい。階調の豊かなレンズだと感じる。撮影機材は、LeicaM9+Leitz Elmar 35mm f/3.5である。

入江泰吉級旧居近くに現れた子鹿たち

これは子鹿だったと記憶している。入江泰吉旧居は東大寺戒壇院の近くにある。戒壇院付近には、多くの鹿が芝の上で寛いでいることが多い。その一部の鹿が写真のように民家に現れることがある。二頭の子鹿たちは、まだ人間慣れしていないのか、カメラ目線でこ…

入江泰吉旧居にて

この写真は、以前に入江泰吉旧居にて撮影したもので500pxにアップしている。実際に訪れると、奈良の写真家入江泰吉さんが過ごされた書斎などがそのまま残されており、どういった書物を読まれていたのかなど、奈良が好きな僕にとっては、大変参考になる。古代…

薬師寺大門近くの土塀

薬師寺大門近くの土壁 薬師寺與樂門を出て、玄奘塔へ向かう時に通る大門近くの土壁。独特の表情がある。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Elmarit-C 40mm f/2.8。

雨に濡れた軒瓦の反射光

雨に濡れた薬師寺境内の軒瓦 雨に濡れた軒瓦の反射光が美しい。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Elmarit-C 40mm f/2.8。

雨の薬師寺境内

雨の薬師寺のワンシーン ある雨の日の薬師寺境内。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Elmarit-C 40mm f/2.8。