古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

本薬師寺跡

本薬師寺跡の礎石に降り注ぐ日射し

本薬師寺跡の礎石に降り注ぐ日射し 本薬師寺跡の礎石シリーズ最後の写真。夕刻に訪れた際に撮影したシーン。西日が礎石に降り注ぎ、美しいと思った瞬間であった。レンズは現行ズミクロン50㎜のスクリューマウントタイプ。写りは大変良くて気に入っているレン…

本薬師寺跡の狭い境内

本薬師寺跡の境内 再び本薬師寺跡へ。大変狭い境内であるが、その中にたくさんの礎石が残されている。藤原京時代はもっと大きな敷地を持っていたはずであるが、藤原京自体が次第に忘れ去られ、農地化するなかで、この本薬師寺跡も縮小されてしまったようであ…

日没後の畝傍山遠景

日没後の畝傍山遠景 撮影をしていたらすっかり日が暮れてしまった。本薬師寺跡から近鉄畝傍御陵駅前へ向かって歩いていく方向に大和三山の一つである畝傍山が大きく聳え立つ。夕闇に浮かぶ畝傍山のシルエットも雄大で美しい。電線が気になるが、これも現在の…

本薬師寺跡の冬の枯れ木

本薬師寺跡の冬の枯れ木 葉はすっかり落ちているけれど、その枝のシルエットだけでも冬の枯れ木は美しいと思う。写真は本薬師寺跡の枯れ木の一つ。日没後の薄暗い中での撮影。渦を巻くような独特の表現が可能なハイスピードオールドレンズの代表格であるライ…

本薬師寺東塔跡の遠景

本薬師寺東塔跡の遠景 近鉄畝傍御陵前から約10分~15分ほど歩いていくと本薬師寺跡に到着する。今回はそこを南へ進んで遠くから東塔跡を撮影した。そろそろ日が暮れてしまう時刻だったので、ライカのSummarit 50mm f/1.5というハイスピードレンズが役に立っ…

畝傍御陵駅から本薬師寺跡への道

畝傍御陵駅前から本薬師寺跡への道 近鉄畝傍御陵駅前から東へ真っすぐ進むと本薬師寺跡へ辿り着く。その途中に民家の合間から望むことができるのが大和三山の一つ耳成山である。前回はもっと近い距離からの写真であるが、本薬師寺跡からは耳成山は少し遠く感…

本薬師寺東塔跡の礎石群(その4)

本薬師寺東塔跡の礎石群(その3) 本薬師寺東塔跡の礎石群の続き。すっかり枯れ葉に埋まっている礎石も多い。かつては大きな塔を支えた歴史を持つ。古都の名残を感じるシーン。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Summilux 35mm f/1.4(2nd)である。 人気…

本薬師寺東塔跡の礎石群(その3)

本薬師寺東塔跡の礎石群 再び本薬師寺東塔跡の礎石群の写真。東塔跡には大小の10以上の礎石が残る。その一つ一つの表情が違っていて面白い。撮影機材は、お気に入りのLeicaMMonocrome+NOKTON Vintage Line 50mm f/1.5レンズの組み合わせである。きめ細かい…

本薬師西塔跡付近の遠景

本薬師寺西塔跡付近の遠景 写真の右手奥に本薬師寺西塔の跡が見える。その付近からの遠景。聳え立つ山々の稜線が美しいと思ったシーン。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Summilux 35mm f/1.4(2nd)である。 人気ブログランキング

本薬師寺金堂跡の礎石群(その8)

本薬師寺金堂跡の礎石群(その8) 別の角度から本薬師寺跡の金堂の礎石群を撮影。礎石まわりの背景のボケ味が他のレンズでは出せないようなソフトフォーカス的な表現である。ライカのSummilux 35mm f/1.4レンズの個性的な写りは美しい。礎石に注ぐ太陽光の…

本薬師寺金堂跡の礎石群(その7)

本薬師寺金堂跡の礎石群(その7) 再び本薬師寺金堂跡の礎石シリーズ。正面から撮影した金堂の礎石。この形から想像するに、建造物のコーナーに置かれたものであろうか。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Summilux 35mm f/1.4(2nd)である。 人気ブログラ…

本薬師寺跡の境内と礎石群

本薬師寺跡の境内と礎石群 本薬師寺跡の境内を撮影。多くの遺されている礎石群と背景に大和三山の一つである畝傍山。藤原京という、かつて隆盛を誇った古都の名残を感じる場所である。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Summilux 35mm f/1.4(2nd)である。…

本薬師寺西塔跡の心礎

本薬師寺西塔跡の心礎 本薬師寺東塔跡の心礎 一枚目の写真は本薬師寺の西塔跡の心礎である。本来なら本薬師寺東塔跡の心礎(3孔式)のように、中央に大きな円形の穴が開いていてもいいはずだが、この心礎は出ほぞ式である。東西の塔の心礎の形が違うのは不…

本薬師寺跡の御堂

本薬師寺跡の御堂 本薬師寺跡にひっそりと佇む御堂。中には仏像が鎮座しているが、名前は知らない。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Summilux 35mm f/1.4(2nd)である。 人気ブログランキング

万葉集の和歌からお気に入りを二首

本薬師寺西塔跡からの遠景 今回は好きな「万葉集」のお気に入りの歌を二つ挙げてみたい。 ①藤原の 大宮仕(つか)へ 生(あ)れ付くや 娘子(をとめ)がともは 羨(とも)しきろかも 作者不詳 藤原の大宮仕え、その仕え者としてこの世に生まれ付いたおとめた…

本薬師寺跡から望む畝傍山

本薬師寺跡から望む畝傍山 本薬師寺跡から望む大和三山の一つである畝傍山。手前の木の枝に焦点をあてて撮影。Summilux 35mm f/1.4レンズの持つ柔らかなボケ味が背景をほんわかとした少し温かい雰囲気にしている。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Summi…

本薬師寺跡に置かれた万葉歌碑

本薬師寺跡に置かれた万葉歌碑 橿原市には万葉歌碑が23か所に置かれている。さらに香具山・万葉の森周辺歌碑が9か所あるので、合計32か所もの場所に置かれている。これを巡るだけでも万葉歌碑を十分に楽しめる。ただし、場所によっては分かりにくいところに…

本薬師寺金堂跡の礎石群(その6)

本薬師寺金堂跡の礎石群(その5) このところ段々と寒さがきつくなっている。奈良も2月が最も寒い時期なので、もうすぐ久々に雪が降るかもしれない。柔らかい太陽光が、本薬師寺跡の礎石群に反射して美しいと感じた瞬間。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ2…

本薬師寺跡金堂の礎石群(その5)

本薬師寺跡金堂の礎石群(その5) 本薬師寺跡金堂の礎石群シリーズがつづく。金堂の礎石と思われる巨石が境内に10個以上存在する。その一つ一つを丁寧に追っていきたいと思いながら写真を撮っている自分がある。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+NOKTON…

本薬師寺跡金堂の礎石群(その4)

本薬師寺東塔跡の礎石群(その4) 午後からの日射しがとても柔らかくなった瞬間、それぞれの礎石に対して個性豊かに光を照らしていく。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+NOKTON Vintage Line 50mm f/1.5である。 人気ブログランキング

本薬師寺跡金堂の礎石群(その3)

本薬師寺跡金堂の礎石群(その3) 本薬師寺金堂跡の礎石群シリーズ。レンズは、コシナのNOKTON Vintage Line 50mm f/1.5である。礎石の細かい粒上部分までしっかりと写しているところが、このレンズの描写力だと思う。オールドレンズにはない写りである。 …

本薬師寺跡金堂の礎石群(その2)

本薬師寺跡の礎石群 午後からの柔らかい日差しが礎石群にあたった時の陰影。 撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+NOKTON Vintage Line 50mm f/1.5である。 人気ブログランキング

本薬師寺跡金堂の礎石群

本薬師寺跡の礎石群 大官大寺跡から歩いて約20分のところに本薬師寺跡がある。本薬師寺跡は、近鉄畝傍御陵駅前から歩けば約15分ほどなので、そちらから行く方が近い。 今回はNOKTON Vintage Line 50mm f/1.5を使っての撮影。前回とは違う礎石群の陰影を撮っ…

本薬師寺東塔跡の礎石群(その2)

本薬師寺東塔跡の礎石群(その2) 本薬師寺東塔跡のシリーズの続き。今は礎石しか残されていないが、礎石の上に巨大な木材を載せ、ズレないような工夫がこの礎石の加工跡に見て取れる。先人たちの技術力の高さに感心してしまう。撮影機材は、LeicaMMonochro…

本薬師寺東塔跡の礎石群(その1)

本薬師寺東塔跡の礎石群(その1) 本薬師寺東塔跡の礎石群の一つ。全部で12個ほどの礎石がこの周辺に並んでいる。いずれも人の手で加工されている痕跡が残っている。現在の西ノ京の薬師寺東塔の原型がこの場所に建っていたかと思うと、時間の大きな流れと…

本薬師寺跡から畝傍山を望む

本薬師寺跡から見た畝山 本薬師寺の東塔跡から畝山を望む。この日は雲の広がりがいい感じであった。畝傍山は、耳成山、天香具山とともに、藤原京を守護する大和三山の一つであった。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Summilux 35mm f/1.4(2nd)である。藤…

本薬師寺東塔跡の心礎

本薬師寺東塔跡の心礎 本薬師寺金堂の礎石群から少し離れた場所に、東塔跡がある。ここには写真中央の東塔の心礎が残されている。本薬師寺西塔の心礎と違い、こちらには心柱を嵌め込む大きな穴が設けられている。石の素材からしても西塔のものとは違っている…

本薬師寺の礎石群(その3)

本薬師寺の礎石群(その3) 本薬師寺の礎石群シリーズ。どの礎石にもそれぞれの表情があり興味深いものである。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Summilux 35mm f/1.4(2nd)である。 人気ブログランキング

本薬師寺の礎石群(その2)

本薬師寺の礎石群(その2) 本薬師寺の礎石群。おそらく金堂のものと思われる礎石の一つに太陽光が反射したシーン。12月の時期の冬の太陽光は強過ぎずいい感じである。もちろんSummilux 35mm f/1.4(2nd)レンズの描写の素晴らしさも見逃せない。撮影機材は…

本薬師寺の礎石群(その1)

本薬師寺の礎石群 本薬師寺へは、近鉄畝傍御陵前駅を東へ進んで約15分ほどのところにある。藤原京に都が置かれていた白鳳時代の薬師寺が、この本薬師寺である。現在は写真のような金堂や東塔、西塔の礎石群しか残っていない。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Ty…