古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

エッセイ

ライカレンズの魅力: Leitz Summaron 35mm f/3.5で見る世界

LMM(Typ246)+Leitz Summaron 35mm f/3.5レンズ このところいわゆるズマロン三半の愛称で呼ばれているLeitz Summaron 35mm f/3.5レンズを見直している。結構前にこのレンズを手に入れたものの、ズミクロン35ミリf/2の6枚玉やエルマー35ミリレンズなどを持ち…

天理市の商店街を歩く

天理市の商店街を歩く 久しぶりに天理市を訪れた。天理市と言えば、古墳が多く、山の辺の道で知られる場所である。またこの街は天理教の総本山があり、信者の方も多く、まさに天理教の街とも言える。歴史ある風土に育まれた天理市は僕にとっては興味深い空間…

今年もあとわずか(2023年)

東大寺境内の大仏池にて 今年もあとわずかになった。年末は東大寺へ参拝。参道の途中で鹿たちに出会ったワンシーン。一年の色々な思いを振り返る良い機会となった。法隆寺もそうだが、古刹の独特な雰囲気が心をとても落ち着かせてくれる。コロナ禍の頃に比べ…

500pxで法起寺三重塔の写真が再び売れた

以前の記事に法起寺三重塔の写真が売れたと載せたことがあったが、再び同じ写真が写真投稿サイト500pxで売れていた。これで3枚目となった。 機材は随分前に使っていた初代Sony Alpha a7でレンズはセットで付いていたSony FE 28-70mm f/3.5-5.6 OSSレンズで…

Carl Zeiss Jena アルミ鏡胴ゾナー50mmf/1.5とf/2レンズを撮り比べ

アルミ鏡胴のゾナー50mmf/1.5とf/2レンズ 中古カメラ屋を巡っていたら、アルミ鏡胴のゾナー50mmf/1.5とf/2レンズを手に入れることができた。どちらも比較的廉価なレンズで、写りはとても良い。コスパのいいレンズと言える。ライカのM型カメラで使うには50ミ…

田園から法起寺三重塔を望む

田園から望む法起寺三重塔 Nikkor P.C. 85mm f/2(LTM)レンズの開放で撮った法起寺三重塔の遠景。法起寺から少し遠ざかった田園地帯からの撮影。手前は咲き残っていたコスモスの花たち。このニッコールレンズによる三重塔のボケ味も悪くないと思う。 以前は…

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る(#4)

とある京都の情景(その4) 京都という場所は、観光地でありながらも、新しいものもどんどんその市街に給されている。新旧混在というか、まさにここはカオスな場所だなといつも訪れて思う。古都の名残をとどめているものの、奈良ほどにはそれを感じない。僕…

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る(#3)

結構前に撮影した京都での写真。とある京都の情景(その3)である。機材はライカM8で、50ミリ用カプラー―にCarl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8をつけて撮影。このレンズは、現在使っているCarl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8ではなく、僕が以前手放した個体のCa…

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8をライカM型カメラで使う

LMM(Typ246)とCarl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8 少し前からCarl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8をライカM型カメラで使ってみて、距離計が非連動のレンズではあるが、被写界深度が深く撮影しやすいレンズだと感じる。撮影機材はLMM(Typ246)に50ミリ用のカプラー…

法隆寺西院伽藍西大門と春日古墳を望む

法隆寺西院伽藍西大門と春日古墳を望む 夕刻の閉門間近の法隆寺西院伽藍の西大門を望む。その奥には、被葬者が特定できていない春日古墳の登頂部が見えている。この古墳は、藤ノ木古墳よりも法隆寺に近い場所にあり、上宮王家の誰かが眠っているのではないか…

40mmビューファインダーを使ってみた

フォクトレンダーの40mmファンダーとLeitz Elmarit-C 40mm f/2.8レンズ 最近40ミリ用のビューファインダーを手に入れた。フォクトレンダーのものである。Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8を使うにあたっては、LMM(typ246)には40ミリのファインダー枠がないので重…

Carl Zeiss Jena Sonnar 50mm f/1.5レンズの魅力

LMM(Typ246)+Carl Zeiss Jena Sonnar 50mm f/1.5レンズと純正フード Carl Zeiss Jena Sonnar 50mm f/1.5レンズで撮影した雨の日の法隆寺西院伽藍 Carl Zeiss Jena Sonnar 50mm f/1.5のレンズ構成 最近なかなか良いのではと思っているレンズの一つにTコーテ…

雨の法隆寺西院伽藍中門にて

雨の法隆寺西院伽藍中門にて 大雨の中の法隆寺西院伽藍中門にて撮影。雨に濡れた石畳の仄かな反射光が柔らかい。また雨中の法隆寺五重塔の基壇が背景に見え、手前の中門の柱との距離感も絶妙である。飛鳥の工人たちによる境内の配置には、創意工夫が随所に見…

土砂降りの法隆寺南大門

土砂降りの中の法隆寺南大門 急な夕立に戸惑う修学旅行生たち。急いで法隆寺南大門を出ていく姿が見られた。観光バスへと戻るため、次々と南大門をくぐり奥へと消えていった。傘を持っていない修学旅行生も見られて気の毒であった。 撮影機材:LeicaMMonochr…

大雨の中の法隆寺西院伽藍境内

大雨の中の法隆寺西院伽藍境内 なかなかすぐには止まない大雨。次第に法隆寺西院伽藍全体の建造物をびっしょりと濡らしていく。みるみるうちに雨の量が増えていく。何か幻想的ですらあったワンシーン。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zeiss Jena S…

夕立による大雨の中の法隆寺西院伽藍

夕立による大雨の中の法隆寺西院伽藍(500PXにアップ) この時も突然の夕立だった。法隆寺に着いた途端に大雨が降ってきた。土砂降りであった。そうそう撮れるシーンでもないので、夢中でシャッターを切る。雷が鳴り響く中、雨の滴る法隆寺西院伽藍歩廊を撮影…

雨の日の法隆寺西院伽藍大講堂

雨の日の法隆寺大講堂 写真の背景は、法隆寺西院伽藍大講堂である。手前に大きな石燈籠がある。この大講堂は再建法隆寺が建立された当初は、回廊の外側(北側外)にあったが、後に回廊を直角に曲げることで大講堂の左右の入り口に繋げた。この大講堂のさらに…

雨の法隆寺回廊とその反射光

雨の法隆寺回廊とその陰影 雨はしばらく降った後、さっと上がってしまった。写真はその時に一瞬できた南側の回廊前の陰影。濡れているのは、スロープの役割を果たしている何枚もの木板であった。その反射と陰影が美しかった。今日は二十四節気の処暑(しょし…

法隆寺南大門から望む中門

法隆寺南大門から望む中門 法隆寺は本日台風のため拝観が中止となった。これは年中拝観可能な寺院からそれば稀なことだと思う。この台風の被害が各寺院に影響していないことを祈っている。写真は過去に祝日に撮った写真である。法隆寺南大門から境内北側に位…

法隆寺西院伽藍中門の支柱群

法隆寺西院伽藍中門にて 台風7号が接近していて、今朝から関西は大変な暴風雨である。午後には淡路島の方へ向けて進路を進めるようだが、奈良県は台風の西側にあたってしまい、激しい風に見舞われている。この台風での外出は危険であり、怪我人が出ないこと…

法隆寺西院伽藍中門の木扉

法隆寺西院伽藍中門の木扉 法隆寺西院伽藍の中門は中央に柱が存在するため、木扉も通常の倍(左右二枚ずつ)の扉が用意されている。またこの位置からは見えにくいが、表側には金剛力士像(阿形像と吽形像)が待ち構えています。本来はこの中門から観光客を入…

法隆寺西院伽藍西回廊の陰影

法隆寺西院伽藍西回廊の陰影 法隆寺境内は、五重塔と金堂が左右に並びバランスの取れた伽藍配置となっている。その周りをグルっと一周する感じで中門を起点として回廊が囲っている。回廊中には連子窓が設置され、朝夕刻にはその陰影が東西回廊にて美しく床面…

Leitz Xenon 50mm f/1.5レンズの写りと魅力

LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Xenon 50mm f/1.5レンズ オールドレンズの代表格といってもよいLeitz Xenon 50mm f/1.5レンズ。最近はめっきり中古カメラ屋でも見かけなくなった気がする。かつては7万~10万円ぐらいで売っていたが、曇ったレンズや拭き傷の…

法隆寺中門付近でのLeitz Xenon 50mm f/1.5レンズとSummarit 50mm f/1.5レンズの描写比較

法隆寺西院伽藍中門にて(クセノン50mmレンズ) 再び法隆寺西院伽藍中門のエンタシスの柱。南回廊からの撮影のため、柱の膨らみ具合はあまり顕著ではない。撮影に使ったクセノン50mmの柔らかめの奥行へのボケ味と、背景に見える仄白い薄っすらとした光の表現…

法隆寺西院伽藍中門にて

法隆寺西院伽藍中門にて 法隆寺西院伽藍へ再び訪れる。法隆寺境内は広く、西院伽藍、大宝蔵院、東院伽藍と大きく三つのエリアに区分されている。拝観料は三つのエリアでまとめて1500円、全てを丁寧に訪れると半日はかかる。夢殿のある東院伽藍だけを訪れると…

法隆寺の2023年度夏のスケジュール

法隆寺における夏のスケジュール 法隆寺南大門をくぐる前にいつも目につくのがこのスケジュールの案内板である。最も右に書かれている法隆寺の夏安吾(げあんご)は、今年は5月16日から始まり、法隆寺西室において90日間、聖徳太子が注釈された勝鬘経、維摩…

法隆寺界隈の紫陽花

法隆寺界隈の紫陽花 法隆寺東院伽藍から西院伽藍までは真っすぐの道であるが、今回は少し南へ回り道し、近隣の古くからの斑鳩の街並みを歩いてみた。途中で見つけた雨上がりの紫陽花。もう季節は夏真っ盛りという気温となっていて、蓮の美しい季節になってい…

法隆寺東院伽藍から法輪寺への道

法隆寺東院伽藍から法輪寺への道 法隆寺東院伽藍から法輪寺へは歩いて10分~15分ほどかかる。法起寺へはさらに歩いて10分はかかる。写真は法隆寺東院伽藍の四脚門を出て法輪寺へ向け北へ進む道である。斑鳩の有名な三つの寺院(法隆寺・法輪寺・法起寺)は、…

法隆寺の歩廊でSonnar 50mm f/2レンズとSummilux 50mmf/1.4(2nd)レンズを撮り比べ

法隆寺の歩廊(または回廊)は西院伽藍・東院伽藍のどちらにあっても大変心の落ち着く場所であると感じる。特に連子窓から入る仄暗い光の効果もあり、その空間が持つ独特な雰囲気が古都の名残を感じさせる。 LeicaMMonochrom(Typ246)+Sonnar 50mm f/2で撮影…

法隆寺東院夢殿の八角柱

法隆寺東院夢殿の八角柱 法隆寺東院伽藍の中心にあるのは、独特なシルエットを持つ夢殿である。内外二重に8本の八角柱を巡らす構造で、その名も美しく、奈良時代に建立された聖徳太子(厩戸王)を供養した建造物である。八角形という特殊な形式は、興福寺北…