エッセイ
”Close-up of architectural pillar”(撮影機材:LMMTyp246+Elmar 35mm f/3.5) 以前このブログに載せたことのある法隆寺中門で撮影した上の写真。500pxという写真投稿サイトでもこの写真をアップしてみたら、アメリカ人のプロの写真家からコメントをいただ…
ライカM6(初期型)とベルゲールの印画紙 なぜいま再びLeicaM6が復刻されるのか?その意図はよく分からないが、Leica Rumorsのサイトに、この話題が載っていた。そして、その日本語訳がデジカメinfoにも載っている。 デジカメinfoからの引用であるが、 ・ラ…
500pxで写真が売れていた。一枚目のモノクロームの写真がそれで、京都駅のJR中央改札口を2014年12月に撮ったものであった。撮影機材は、Nikon COOLPIX P340で、Nikon社のコンデジである。ISOは100、シャッタースピードを遅くしたため、少し手前の人物はブレ…
杉野信也展(ライカ京都ギャラリーにて) 久々にライカショップ京都へ行ってきた。いつも二階のギャラリーの展示を楽しみにしているので、今回も期待をしながらギャラリーの写真展をじっくり観賞した。現在展示中の作品展は「杉野信也」展である。「Pilgrima…
入江泰吉記念写真美術館にて 先日、現在開催されている〔没後30年 入江泰吉「大和のみほとけ」〕を見に行くために、入江泰吉記念写真美術館へ行ってきた。著名な奈良の写真家入江泰吉さんについては、以前入江さんの旧居を訪れた際の記事で紹介した。 hassel…
松の葉と法隆寺回廊 この写真は、法隆寺回廊をバックに撮影した松の葉である。奥にある連子窓の薄っすらとした採光が印象的なシーンであった。撮影機材は、ライカMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8レンズである。最近は40mmという画角が撮影に…
ライカⅢGと現行ズミクロン50mm f/2(4th)レンズ バルナック型ライカは、Leica Ⅰ(C型)を持っているのみであったが、距離計のないC型は、あまり撮影には使っておらず、僕の部屋ではオブジェのようになっている。今回、たまたま中古カメラ屋で見つけたⅢGは、状態…
『オールドレンズ銘玉セレクション』とLeica C型カメラ 最近たまたま本屋で見かけた『オールドレンズ 銘玉セレクション (玄光社MOOK)』〔上野由日路著〕を購入した。手に取ってみるとずっしりとボリュームのある本で、読み応えがあった。ミラーレスカメラで…
Leitz Minolta CLとElmarit-C 40mm f/2.8レンズ 少し前に「Leitz Minolta CL」というコンパクトな中古カメラを手に入れた。ネットオークションでもこのカメラはよく見かけるので珍しくはない。価格の適正さとElmarit-C 40mm f/2.8レンズをつけてフィルムで撮…
LMM(typ246)+現行ズミクロン50ミリレンズ 最近よく持ち出しているのは、Leica M Monochromと現行(4th)ズミクロン50ミリレンズの組み合わせである。このレンズはシルバークローム仕上げでスクリューマウントタイプである。したがって近接70㎝まで寄ること…
橿原昆虫館の入口 近鉄大和八木駅から30分ほどバスに乗ると橿原昆虫館に着く。一度行ってみたいと思っていた場所だったので、楽しみにして行った。世界の珍しい昆虫の標本や解説、ダンゴムシ展という特別展、昆虫に関する豊富な書籍がたくさん置かれていた。…
以前所有していたズマロン三半とLeica M1+Leica M8など ライカレンズの価格高騰についての続編であるが、実際に2016年当時の自分が知る限りのライカレンズの相場と2022年現在の大雑把な相場を調べ比較して表にしてみた。 レンズ名 2016年時の価格 2022年現在…
Leica MMonochromとライカのレンズ 一昨年あたりからライカのレンズの価格が軒並み高騰していて、ライカインフレともいうべ現象が起きている。僕自身ショックなのは、ズマロン三半という愛称で呼ばれるSummaron 35mm f/3.5レンズのM型のタイプが10万以上でし…
500pxという写真投稿サイトで、モノクローム写真が売れていた。この写真は法起寺で三重塔を撮影したものである。空にカラスが写っているのもいいタイミングであった。ストックフォトとして売れたようである。500pxには2013年から投稿をしている。昨年あたり…
写真は、奈良県宇陀市大宇陀の遠景である。この写真が昨年末に500pxという写真投稿サイトで売れていた。撮影したのは、2016年であり結構前のものである。これまでも度々写真は売れていたが、今回嬉しかったのは、ライカのSummaron 35mm f/3.5レンズで撮影し…
View this post on Instagram A post shared by Leica Camera France (@leicacamerafrance) www.instagram.com ついにLeica M11が発表された。価格は118万8000円で、2022年1月14日10時より注文・予約を開始するとライカのHPにはアナウンスがあった。また、こ…
『写真家ドアノー/音楽/パリ』展のフライヤーとポストカード 先日、フランスの写真家ロベール・ドアノーの音楽に因んだモノクロームのゼラチン・シルバープリント作品約200点を展示する写真展へ行ってきた。1930年代から1990年代にかけて撮影されたものであっ…
薬師寺與樂門の大きな留め具 今回のお題は,はてなブログ10周年特別お題「私が◯◯にハマる10の理由」。僕がこのところずっと被写体にしている薬師寺にスポットをあてた。 「私が薬師寺にハマる10の理由」 白鳳文化期の歴史的遺産を多く残している 薬師寺東塔…
新たにスタートした写真家セイケトミオさんの「note」 写真家のセイケトミオさんの「b-road」というブログが終わって久しい。その間、セイケロスともいうべき現象が少なからずあったように思える。写真を見るとセイケトミオさんの作品と分かるようなスタイル…
これは子鹿だったと記憶している。入江泰吉旧居は東大寺戒壇院の近くにある。戒壇院付近には、多くの鹿が芝の上で寛いでいることが多い。その一部の鹿が写真のように民家に現れることがある。二頭の子鹿たちは、まだ人間慣れしていないのか、カメラ目線でこ…
この写真は、以前に入江泰吉旧居にて撮影したもので500pxにアップしている。実際に訪れると、奈良の写真家入江泰吉さんが過ごされた書斎などがそのまま残されており、どういった書物を読まれていたのかなど、奈良が好きな僕にとっては、大変参考になる。古代…
久々に写真家セイケトミオ(清家冨雄)さんの写真作品をネット上で拝見することができた。9月にコシナから「HELIAR classic 50mm f/1.5」レンズが発売される。その写真作例にセイケトミオさんの作品が5点載せられている。このレンズの説明をコシナのサイト…
入江泰吉記念奈良市写真美術館の展示情報(高畑町の掲示板にて) 先日、入江泰吉記念奈良市写真美術館で開催している『聖徳太子没後1400年 入江泰吉×工藤利三郎「斑鳩」展』を観に行った。工藤利三郎は明治期の写真家で、その作品には、焼損する前の法隆寺の…
ライカMモノクロームとエルマー50㎜f/3.5レンズ ライカMモノクローム(Typ246)にエルマー50㎜レンズを付けてみた。シリアルナンバーを調べたら、1930年代のレンズと分かるニッケルタイプである。沈鏡胴のオーソドックスなレンズであり、写りはシャープで、…
今週のお題「住みたい場所」。僕にとってはもちろん古都の名残を感じることができる奈良がいい。平城京を中心とした地域ももちろんだが、飛鳥時代の遺跡が残る明日香村や恭仁京のあとの残る京都府の南山城地方も魅力的である。 写真は薬師寺境内の蓮である。…
日本酒は『どぶろく(篠峯)』とあてはだし巻きと薬師味噌、大和牛の時雨煮など 宅飲みは続く。日本酒は、奈良県御所市の千代酒造の『どぶろく(篠峯)』。飲んだのは火入れ酒。生酒と違い炭酸ガスは入っていない。原料米は山田錦。酒度は-20と旨口。飲みや…
日本酒は『出世男』、あては餃子とエビチリに春雨サラダ 今週も宅飲みシリーズ。日本酒は、河合酒造の『出世男』。酒度は±0度。この酒造は、大和三山に囲まれ、江戸時代の町並が残る今井町で現存する唯一の酒蔵。名前も縁起がいいと思う。今回は中華料理に…
日本酒『櫛羅』にあてはうなぎ寿司と豆腐で宅飲み 今週のお題は「575」。週末はまだまだ宅飲みで楽しんでいる。緊急事態宣言の期間である20日をまもなく迎えようとしているが、東南アジアで新たな変異株が見つかったりしていて、感染再拡大も懸念され、先行…
日本酒『三諸杉(菩提酛)』とう巻き、生麩の田楽で宅飲み 今週も引き続き、宅飲みシリーズ。日本酒は、今西酒造の「三諸杉(菩提酛)」。酒蔵は日本最古の神社「大神(おおみわ)神社」の近くにあり、奈良県三輪は「酒の神が鎮まる地」とされている。ラベルの…
鬼海弘雄さんのエッセイ集と僕のハッセルブッラドカメラ(500C/M) 昨年(2020年)10月19日未明、写真家の鬼海弘雄さんが他界された。鬼海弘雄さんについては、東京・浅草寺で撮られた独特なポートレイトが有名である。僕が鬼海さんに興味を持ったのは、ハッセ…