古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

早朝の東大寺二月堂(その4)

東大寺二月堂の舞台から見下ろした鹿たち 東大寺二月堂の舞台から見下ろしたワンシーン。鹿たちが芝刈りをしているみたいに見える。この舞台下に、よく鹿たちは芝を食べにくる。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8 ランキング参…

早朝の東大寺二月堂(その3)

早朝の東大寺二月堂(その3) 東大寺二月堂は、東大寺の広い境内にあって、最も東に位置している。お水取り(修二会)の舞台として有名なこの二月堂は、1200年以上にわたってその儀式を絶やしたことがないという驚異的な歴史を持っている。また写真のように…

早朝の東大寺二月堂(その2)

早朝の東大寺二月堂(その2) 雨上がりのある日の早朝。東大寺二月堂の階段を下りたところに鹿が三頭いた。芝が雨に微かに濡れていて太陽光にきらきらと反射していたワンシーンである。使用レンズは久々に持ち出したLeitz Elmarit-C 40mm f/2.8である。かつ…

早朝の東大寺二月堂(その1)

早朝の東大寺二月堂 写真はある雨上がりの霧の朝、東大寺二月堂にて撮影したもの。残念ながら霧は暖かな陽射しとともにみるみる消えてしまったが、柔らかい光を残したまま二月堂の石畳の階段を照らしていた。その時のワンシーン。 撮影機材:LeicaMMonochrom…

薬師寺の鬼追式(その2)

薬師寺の鬼追式(その2) 薬師寺の鬼追式の一幕。背景の西塔と鬼がマッチしているように感じたシーン。松明が勢いよく燃えており、その強めの光で鬼が幻想的に浮かび上がっている。鬼は人間の弱みを表しているという。薬師寺の鬼追式は、年度末最後の日にあ…

薬師寺の鬼追式(その1)

薬師寺では、毎年3月末に一週間に渡って花会式が行われる。東大寺のお水取り(修二会)の薬師寺バージョンの修二会であり、その花会式の最終日にあたる3月31日に、法要の結願を飾るのが『鬼追式(おにおいしき)』である。 午後8時半になると5匹の鬼たち…

ライカのレンズの好みが「変わった」

今週のお題が「変わった」となっていたので、久々にライカのレンズに関する記事を書いてみる。 ライカのレンズ沼は恐ろしいものである。ライカのレンズの悪いところ(笑)は、色々なレンズを一つのカメラで試してみたくなるところである。好奇心が止まらないと…

魅力的なLeica M11 Monochrom

Leica M11 Monochrom – A Symphony of Light and Shadow from Leica Camera on Vimeo. Leica M11 Monochromの発売がライカの公式HPで14日に発表された。4月22日発売予定の予約販売で、価格は税込で¥1,386,000 となっている。このカメラに関するライカショッ…

Elmarit-C 40mm f/2.8とTessar 28mm f/8レンズで撮る畝傍山

畝傍山をLMM(Typ246)+ElmaritC 40mm f/2.8レンズで撮る 畝傍山をLMM(Typ246)+Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8レンズで撮る 甘樫丘から見た畝傍山の遠景を二つのレンズで比較撮影してみた。一枚目の写真が、Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8で撮影したものであ…

甘樫丘と散る桜

甘樫丘と散る桜 三月末に訪れた甘樫丘では、既に桜が散り始めていた。写真の大きな桜はいつ見ても美しい立派な桜の巨木だが、周辺の桜の木は散り始めていたと記憶している。左手には畝傍山、桜の木の奥には耳成山がわずかに見えている。大和三山を拝めるこの…

甘樫丘の桜と天香具山

甘樫丘の桜と天香具山 甘樫丘展望台からは大和三山が全て見渡せる神々しい場所である。古都奈良の人々は、この地からそれぞれの山を拝み、信仰としていたのであろうと感じる。写真中央には天香具山が望める。天香具山は、耳成山や畝傍山と違って、横に長く、…

甘樫丘の桜と耳成山

甘樫丘の桜(その1) 近鉄橿原神宮前駅からバスで10分ほどのところに甘樫丘がある。ここは、飛鳥の中心にある標高148mの緩やかな丘であり、蘇我入鹿や蘇我蝦夷の邸宅があったともいわれる場所である。大変見渡しのいい場所であり、飛鳥寺や大和三山が一望…

今週のお題「お花見」(郡山城跡)

はてなブログの今週のお題「お花見」に関する記事を書いてみる。写真は一見天守閣かと思ってしまいそうな佇まいの郡山城跡の櫓。三月末に桜を見に大和郡山市の郡山城跡を訪れた時に撮影した。呼び名は「追手向櫓(おおてむかいやぐら)」といい、追手門を守…

郡山城天守台展望施設からの遠景

郡山城天守台から龍王山を望む 写真は郡山城天守台展望施設からの遠景である。もと天守閣があったところとあって、結構な高台となっている。この展望施設は平成25年から4年をかけて整備したものである。姫路城のような立派な天守閣が残っていれば言うことな…

郡山城跡の石垣と桜

郡山城跡の石垣と桜 郡山城跡には多くの城郭の跡が見られる。写真はより近鉄の線路に近いところにある石垣と桜の木である。石垣と桜は、僕にとってはなぜか江戸時代をイメージさせる。時代小説に出てきそうなワンシーンだと思い撮影した一枚である。レンズは…