古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

Leica MMonochrom(Typ246)

郡山城跡の盆梅展(その5)

郡山城跡の盆梅展(その5) 郡山城跡の盆梅展シリーズの五枚目である。今回は梅の木の経年変化が美しいと感じて撮った写真。軸となる梅の木があって白梅の美しさがあると思う。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Xenon 50mm f/1.5 ランキング参加中…

郡山城跡の盆梅展(その4)

郡山城跡の盆梅展(その4) 盆栽といえば、普通は松を思い浮かべるが、盆梅というの発想は本当にユニークだと思う。写真は、小さな白梅が背景の障子の仄暗い光とマッチしていると感じたシーン。クセノンレンズの背景のボケ味にほんのりとした柔らさがありと…

郡山城跡の盆梅展(その3)

郡山城跡の盆梅展(その3) 郡山城跡の盆梅展の続き。いくつもの種類の盆梅があり、一つ一つに個性がある。写真撮影が自由なのもいい。Leitz Xenon 50mm f/1.5レンズの柔らかいながらも、しっかりとピントを合わせられる部分がとても気に入ってきた。立体感…

郡山城跡の盆梅展(その2)

郡山城跡の盆梅展(その2) 郡山城跡の盆梅展の様子を撮影。この盆梅は比較的小さなものであるが、白梅の美しさが際立っていたもの。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Xenon 50mm f/1.5 ランキング参加中写真・カメラ 人気ブログランキング

郡山城跡の盆梅展(その1)

郡山城跡の盆梅展(その1) 既に梅の季節は過ぎて、そろそろ桜の季節の突入している感じであるが、まだまだ梅にこだわって写真をアップしている。写真は奈良では有名な郡山城跡の盆梅展の様子である。写真撮影は自由となっており、全国的にも珍しい盆梅を堪…

郡山城跡追手門の盆梅

郡山城跡追手門の盆梅 写真は、郡山城跡追手門(梅林門)の盆梅である。盆梅展のあるこの時期だけ、大きな盆梅が追手門前の左右に紅白梅が置かれる。写真は追手門右手に置かれた巨大な盆梅の白梅である。Leitz Xenon 50mm f/1.5レンズのボケ味は、いわゆるズ…

郡山城跡と白梅

郡山城跡と白梅 先日、大和郡山市にある郡山城跡と盆梅展を見に行ってきた。3月13日(月)で終わってしまったが、2月中旬から始まるこの盆梅展は奈良の名物の一つといってもいいかもしれない。この盆梅展は、大和郡山市内の愛好家が丹精込めて育てた「盆梅」…

興福寺東金堂の巨大柱

興福寺東金堂の巨大柱 興福寺東金堂の巨大柱の経年変化が素晴らしい。五重塔や三重塔ももちろん印象的であるが、東金堂の正面の巨大柱には圧倒的な歴史の重みを感じる。経年変化には何か儚さが伴うような気がする。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl …

LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zeiss Tessar 50mm f/2.8レンズ

LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zeiss Tessar 50mm f/2.8レンズ 写真は、レンジファインダー用ContaxⅡ型時代のノンコーティング・シルバークロームの戦前テッサ―50mmレンズをカプラーを介して装着したところ。ノンコーティングならではの優しい描写がとてもい…

興福寺東金堂の几帳

興福寺東金堂の几帳 興福寺東金堂の几帳には、神聖な鹿が二頭描かれている。正倉院の展示物でも似たような意匠の作品を見たことがある。興福寺では、以前古くなったこの几帳を再利用して、御朱印帳の表紙にして限定で発売したことがあった(几帳リユース朱印…

興福寺東金堂の白壁

興福寺東金堂の白壁 経年変化の恩恵というか、興福寺東金堂の側面の白壁は、いつ見てもその大きさと美しさに圧倒される。真っすぐに高く伸びた、まるで林の木々のような支柱となっている大きな木柱はすらっと伸びていて形も良い。 撮影機材:LeicaMMonochrom…

興福寺東金堂の基壇

興福寺東金堂の基壇 興福寺東金堂の基壇は結構高さがある。少しかがんで撮ったのがこの写真である。石畳の幾何学的な意匠が美しく、先人たちの知恵と工夫の跡が垣間見える。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zeiss Jena Tessar 50mm f/2.8(旧RFコン…

興福寺東金堂の木扉と釘隠し

興福寺東金堂の木扉と釘隠し 午後の太陽光が少しずつ強めになってきていると感じる昨今。写真は興福寺東金堂の正面の大きな木扉の釘隠しである。デザインは法隆寺東院夢殿のものと類似している。釘隠しにも寺院によってスタイルがあり、ここで使われているも…

興福寺東金堂の木柱と礎石

興福寺東金堂の木柱 興福寺東金堂の何本もある木柱は、その経年変化に味わいのあるものが多い。写真の木柱も礎石とともに撮影したものであるが、木目と色の落ちた白色部分もコントラストが印象的であった。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zeiss Je…

興福寺東金堂の風鐸

写真は興福寺東金堂の風鐸と背景には夕刻の青空を広めに入れてみた。風鐸とは、「寺の堂や塔の、軒の四隅につり下げて飾りとする、青銅製で鐘形をした鈴。」のこととネットで検索すると出てくる。以下、株式会社滝本仏光堂のサイトより引用である。 風鐸は、…

興福寺東金堂の屋根の意匠

興福寺東金堂の屋根の意匠 再び興福寺の東金堂にて撮影。写真は太陽光が屋根の裏側に差し込んだところを撮影した。格子状の梁や幾何学的な意匠がとても美しいと思う。今回の撮影では、レンズはContaxのテッサ―50ミリf/2.8を使ってみた。戦前のレンズだけに逆…

興福寺から飛火野への参道にて

興福寺から飛火野への参道にて 一の鳥居を過ぎて飛火野へと向かう参道付近のワンシーン。奥には人に近寄っている鹿たちが写っていて、ここでは鹿たちをよく見かける。彼らの一日の行動範囲は広く、北は東大寺転害門辺りから、正倉院付近、さらに東へは二月堂…

飛火野の鹿たち(その2)

飛火野の鹿たち(その2) 奈良公園の鹿たちは、1000年以上前に祖先から分岐し、独自の遺伝子型を保持しているという。以下に記事のリンクを載せた福島大学のこの研究は大変興味深い。奈良公園~飛火野~若草山と広域にわたって生息する奈良の鹿たち。彼らは…

飛火野の鹿たち(その1)

飛火野の鹿たち 興福寺境内から東へ向かって歩くと、飛火野という広い場所へ出る。写真はその飛火野付近で見かけた鹿たちである。ゆったりとリラックスしていたワンシーンである。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Heliar vintage line 50mm(M) f/3.5 人…

夕刻の興福寺五重塔

夕刻の興福寺五重塔 曇り空に浮かぶ興福寺五重塔のシルエット。巨大な塔だけあって、その構造美は他の五重塔の群を抜いている。時間帯は夕刻、今にも雨が降りそうな日の撮影であった。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Summaron 35mm f/3.5(M) 人気ブログ…

興福寺南円堂の側面にて

興福寺南円堂にて 興福寺南円堂の側面から撮影。この角度からの提灯の光は、ほんのりと灯り柔らかかった。木材の部分のこのレンズの黒の階調がとても良いと感じる。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Heliar vintage line 50mm(M) f/3.5 人気ブログランキ…

日没後の興福寺南円堂

日没後の興福寺南円堂 日が暮れてすっかり辺りが暗くなってきた時間に撮影した写真。ライカMモノクローム(Typ246)は、高感度に結構強いカメラだと思う。この写真はISO6400で撮影したが、ノイズは殆ど気にならない。使用レンズはコシナのHeliar vintage line…

夕刻の興福寺北円堂

夕刻の興福寺北円堂 正面奥には興福寺北円堂が見える。付近は急速に真っ黒になっていてLMMのISO感度の高さに救われた写真である。北円堂も毎年期間限定で運慶作の有名な彫刻である無著像・世親像が公開されている。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Helia…

夕刻の興福寺三重塔

夕刻の興福寺三重塔 興福寺の広い境内にあって、少し外れにあり、場所の分かりにくいところに聳え立っているのが、写真の興福寺三重塔である。北円堂と共に興福寺で最古の建造物の一つである。平安時代の建築様式を今に伝え、細身のシルエットも大変美しいも…

逆光に大変弱いSummaron 35mm f/3.5レンズ

興福寺東金堂を見上げたシーン(レタッチ前) 写真は興福寺東金堂を見上げたシーンである。撮影機材は、カメラがライカMモノクローム(Typ246)で、レンズがオールドレンズの代表格であるライカのズマロン35ミリf/3.5レンズである。撮影時にフードを付けて、や…

興福寺東金堂の美しい屋根の梁

興福寺東金堂の屋根 写真は興福寺東金堂東側の屋根を見上げたシーンである。細かく張り巡らされた梁と肘木などの組み合わせが大変美しい。ライカのズマロン35ミリf/3.5レンズは逆光に弱いレンズであるが、レタッチすることで光を弱めに抑えることができた。…

閉門後の興福寺東金堂正面にて

閉門後の興福寺東金堂の正面 写真は夕刻の閉門後の興福寺東金堂である。正面の大きな木扉に嵌め込まれた釘隠しの整然とした並びが美しい。手前の二本の木柱についても、経年変化による木目の意匠に個性があり美しさを感じる。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ…

興福寺東金堂と南円堂

興福寺東金堂と南円堂 再び興福寺境内へ。写真は興福寺東金堂と遠景に南円堂の風景。前景にある松の木と東金堂の重なりがいいと感じたシーンである。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Summaron 35mm f/3.5(M) 人気ブログランキング

興福寺東金堂の白壁と木柱

興福寺東金堂の白壁 興福寺の東金堂は726年に、五重塔は730年の建立とされている。しかし、この寺院は度々火災や天災に遭い、現在の東金堂は1415年、五重塔は以前の記事で紹介したように1426年に再建となっている。写真は東金堂の白壁の一部である。巨大な木…

興福寺南円堂にて

興福寺南円堂にて 興福寺南円堂は独特な形をした建造物である。興福寺のサイトにある説明によれば、813年に藤原冬嗣が父の内麻呂追善のために建立したと書かれている。現在の建造物は江戸時代のもので、創建以来4度目のものだそうである。手前に見える突き…