古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

法起寺

500pxで法起寺三重塔の写真が再び売れた

以前の記事に法起寺三重塔の写真が売れたと載せたことがあったが、再び同じ写真が写真投稿サイト500pxで売れていた。これで3枚目となった。 機材は随分前に使っていた初代Sony Alpha a7でレンズはセットで付いていたSony FE 28-70mm f/3.5-5.6 OSSレンズで…

冬の法起寺三重塔

冬の法起寺三重塔 法起寺境内の周りには田園地帯が広がっている。周りを歩きながら撮影をしていると古都の雰囲気を味わうことができる。少しだけ遠目に眺めた法起寺三重塔。ススキが太陽光に反射して綺麗だと感じたワンシーン。今回はライツのSummitar 50mm …

冬の法起寺

冬の法起寺 すっかり冬の季節になってしまったこの頃。今日も寒い一日であった。法起寺三重塔も寒々とした田園地帯にあり、より冬らしさを感じる場所でもある。紅葉と遠景に法起寺三重塔。レンズはNikkor 85mm f/2である。遠景のボケ味もなかなか良い。 撮影…

池に映る法起寺三重塔

LeicaMMonochrom(Typ246)+Nikkor P.C. 85mm f/2(LTM)で撮影 以前は50ミリレンズで撮影した池に映る法起寺三重塔。今回はNikkorの85ミリレンズを使ってみた。やはり望遠レンズの描写の方が、池に映る塔の姿に迫力がある。 LeicaMMonocrom(Typ246)+NOKTON vin…

法起寺三重塔に見られる卍崩しの高欄

法起寺三重塔の構造 法起寺三重塔を少しアップで撮ってみた。現存する三重塔ではこの法起寺のものが日本最古である。写真の二層目に見られる卍崩しの高欄は法隆寺の五重塔と同じ構造である。その他の部分でも、前々回の記事で紹介した雲肘木など法起寺三重塔…

法起寺三重塔と柿の木

法起寺三重塔と柿の木 法起寺三重塔と柿の木を撮影。三重塔正面から左手にたくさんの柿をつけた大きな木が立っている。85mmレンズでは、やや窮屈な構図となってしまう。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Nikkor P.C. 85mm f/2(LTM) 人気ブログランキング

法起寺三重塔の雲肘木

法起寺三重塔の雲肘木 飛鳥時代の特色ある建築部材である「雲肘木」。法起寺三重塔の各層を支える重要な部材であり、見た目も美しい。古都奈良の意匠の中に意外によく目にするのが「雲」である。写真の雲肘木のみならず、正倉院などに納められている品々にも…

法起寺三重塔と枯れ葉

法起寺三重塔と枯れ葉 法起寺三重塔を枯れ葉を前景に撮ってみた。Nikkor P.C. 85mm f/2(LTM)レンズのボケ味を楽しみながら境内を歩き回る。紅葉も散見され、この枯れ葉も赤く色づいていた。 かつては栄華を誇ったであろうこの古刹の別名は、岡本尼寺、岡本寺…

夕刻の法起寺境内にて

夕刻の法起寺境内にて 閉門間近の時間帯に撮影した法起寺境内。まだしっかりとは色づいていない紅葉の葉を前景にして撮影した。こういったシーンでもNikkor P.C. 85mm f/2(LTM)レンズのボケ味は美しい。背景の白壁に映っている木々のシルエットが何とも言…

田園から法起寺三重塔を望む

田園から望む法起寺三重塔 Nikkor P.C. 85mm f/2(LTM)レンズの開放で撮った法起寺三重塔の遠景。法起寺から少し遠ざかった田園地帯からの撮影。手前は咲き残っていたコスモスの花たち。このニッコールレンズによる三重塔のボケ味も悪くないと思う。 以前は…

Nikkor P.C. 85mm f/2(LTM)レンズを使ってみた

Canon 7+ Nikkor P.C. 85mm f/2レンズ 以前一度使ったことのある、ライカスクリューマウントのNikkor P.C. 85mm f/2レンズがほしいと思っていたら、出会いがあった。レンズは擦り傷が多く使い込まれた個体であるが、ガラスはスカッときれいに抜けているレン…

法隆寺西院伽藍東回廊の陰影

法隆寺西院伽藍東回廊の陰影 ズマリット50ミリレンズを持ち出して、斑鳩三寺を撮影した日の写真。法起寺→法輪寺→法隆寺と廻ったが、一つ一つの寺院間の距離があるため、じっくり巡ると半日では足りないくらいである。法隆寺には夕方に着いたため、ちょうど陰…

法隆寺東院伽藍から法輪寺への道

法隆寺東院伽藍から法輪寺への道 法隆寺東院伽藍から法輪寺へは歩いて10分~15分ほどかかる。法起寺へはさらに歩いて10分はかかる。写真は法隆寺東院伽藍の四脚門を出て法輪寺へ向け北へ進む道である。斑鳩の有名な三つの寺院(法隆寺・法輪寺・法起寺)は、…

今週のお題「好きな街:斑鳩」

今週のお題は「好きな街」である。最近ずっと写真を撮り続けている「斑鳩」がそのお題にあてはまると思う。斑鳩には法隆寺・法輪寺・法起寺という「斑鳩三塔」とよばれる三重塔や五重塔を持つ三つの飛鳥時代からの寺院が存在する。いずれも距離的には離れて…

法起寺三重塔を仰ぐ

法起寺三重塔 近くで見ると意外とスリムな形をしている法起寺三重塔。下から見上げた構図が美しい。さすがに薬師寺東塔のようなスケールの大きさは感じないが、屋根の勾配の緩やかさがゆったりとした落ち着きを感じさせる。法隆寺五重塔と共通の構造上の美し…

法起寺鐘楼の跡

法起寺鐘楼の跡 法起寺境内の中央に池がある。そのすぐ横に鐘楼跡が残っている。立派な石垣の基壇と写真のような礎石の跡が見られる。礎石中央に孔が空いているので、木柱を立てたのであろうか。どんな規模・形の鐘楼だったのか想像が膨らむ。 撮影機材は、L…

法起寺三重塔の美しいシルエット

法起寺三重塔の美しいシルエット 法起寺の由来は、聖徳太子が建立したとされる七つの寺院の一つとされる。その七つとは、①法隆寺(斑鳩寺)②法起寺(岡本尼寺、池後尼寺)③四天王寺 ④中宮寺 ⑤橘寺 ⑥葛木寺 ⑦広隆寺(京都市にある)である。法起寺は上述のよ…

法起寺の入口と三重塔

法起寺の入口と三重塔 法起寺の入口は西側の細い道路沿いにある。この細い道伝いに進むと法輪寺へ向かうことができる。拝観受付から遠目に三重塔の美しい姿が望める。とても落ち着いたいい雰囲気の寺院である。法起寺三重塔は、高さ24.5メートルであり三重塔…

法起寺講堂と石燈籠

法起寺講堂と石燈籠 法起寺講堂の前に置かれた石燈籠を撮影。擬宝珠型の屋根の形がユニークである。法隆寺のサイトの説明を引用すると「法起寺は別名、岡本尼寺、岡本寺、池後寺、池後尼寺と呼ばれており、1993年に法隆寺とともに、世界文化遺産に登録されま…

法起寺の境内にて

法起寺の境内にて 法起寺の境内にはあまり建造物がなく、こじんまりした寺院である。中央に池があり、その周りに三重塔や写真中央に見える講堂、左手に聖天堂があるくらいである。かつて鐘楼があったはずだが、今は基壇と礎石が残されているのみである。個人…

法起寺南大門の軒瓦

法起寺南大門の軒瓦 法起寺南大門の内側から見た軒瓦。法起寺という文字が軒瓦に刻みこまれている。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8である。40㎜の画角がちょうどよいと感じる。 人気ブログランキング

法起寺界隈の風景

法起寺界隈の風景 法起寺界隈の風景。写真はもやしを日干しにしている農家の様子。最初は切干大根かと思って近づいたらモヤシだった。水分が多いモヤシを干すということ自体が不思議に思われたワンシーン。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmari…

法起寺南大門にて

法起寺南大門にて 近鉄郡山駅からバスで約25分くらい乗ると、法起寺前というバス停に着く。そのすぐ目の前に法起寺が待ち構えている。この写真はその西側の門から少し歩いて行ったところにある南大門である。普通ならこの南大門が開いているはずだが、なぜか…

法起寺三重塔と空飛ぶカラス

法起寺三重塔と空飛ぶカラス 法起寺の周りに広がる田畑をぐるっと半周して写した風景。餌を求めてたくさんのカラスたちが畑にいたが、そのほとんどが飛び立ってしまった後の数羽が写っていた。この法起寺の東側から撮影した三重塔もなかなか美しい。撮影機材…

田園風景の中の法起寺

田園風景の中の法起寺 季節によっては、ここはコスモスが咲き誇る場所のようであるが、個人的には、コスモスと三重塔があまりマッチしていると感じない。むしろこういった冬の何もない寂寥感のある風景の方が、古都の名残を感じる。法起寺は聖徳太子が、近く…

法起寺界隈の風景

法起寺界隈の風景 斑鳩の里にある法起寺は、一面田畑である。三重塔の美しいシルエットが遠くからはっきりと望むことができる。奈良の写真家であった故入江泰吉さんは、写真集『法隆寺』の中で、法起寺の情景を秋の芒とともに美しく描いている。入江さんの撮…

法起寺の三重塔

法起寺の三重塔 本薬師寺跡から場所を変えて、少し前に訪れた斑鳩の法起寺。その日は風もなく穏やかな日であった。写真は境内にある池に映る三重塔である。法起寺の三重塔はそのシルエットが美しく、好きな建造物の一つである。撮影機材は、LeicaMMonocrom(T…