法起寺の由来は、聖徳太子が建立したとされる七つの寺院の一つとされる。その七つとは、①法隆寺(斑鳩寺)②法起寺(岡本尼寺、池後尼寺)③四天王寺 ④中宮寺 ⑤橘寺 ⑥葛木寺 ⑦広隆寺(京都市にある)である。法起寺は上述のように「岡本尼寺」「池後尼寺」とも呼ばれ、もとは聖徳太子の岡本の宮があったところと伝えられている。創建当時は大寺院であったようだが、次第に衰退の一途を辿ったと言われる。幸い写真の三重塔だけが当時の姿そのままに、現在も聳え立っている。1993年12月には世界文化遺産のリストに日本で初めて登録されている。古都の名残を感じる歴史あるパゴダである。
撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Leica Summicron 50mm f/2(4th)である。