古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

Nikkor P.C. 85mm f/2(LTM)レンズを使ってみた

Canon 7+ Nikkor P.C. 85mm f/2レンズ

以前一度使ったことのある、ライカスクリューマウントのNikkor P.C. 85mm f/2レンズがほしいと思っていたら、出会いがあった。レンズは擦り傷が多く使い込まれた個体であるが、ガラスはスカッときれいに抜けているレンズである。早速LMM(Typ246)に着けて撮影した。ずっしりと重く、安定して撮影のできるレンズであり、開放のF値2~4の写りが素晴らしいと思う。85ミリという画角をあまり使ったことがなかったが、奈良の古刹の遠景を写すのには最適である。

写真はフィルムカメラのCanon 7(BP)とNikkor P.C. 85mm f/2レンズを付けたところである。Canon 7にはちょうど85ミリと100ミリのファインダー枠が付いていてこのレンズで撮影するのに最適であった。このカメラにはファインダーを付けるシューがないため、85ミリと100ミリのファインダー枠があらかじめ用意されているのだと思う。斑鳩にある法起寺をこの組み合わせで撮影。85ミリ枠があるのはとても便利で、その内側に100ミリ枠も同時に写り、枠の内外の構図が分かりやすくなっている。撮影が快適なためかあっという間に36枚を撮り終えてしまった。

斑鳩の法起寺三重塔

二枚目の写真は、久々の奈良での撮影で、LMM(Typ246)とこのレンズの組み合わせで撮影した。広角レンズで撮るより、少し望遠の方が法起寺三重塔のシルエットがはっきりと分かり美しい。またオールドレンズということもあり、描写は柔らかい。

撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Nikkor P.C. 85mm f/2(LTM)

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