古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

法起寺三重塔の雲肘木

法起寺三重塔の雲肘木

飛鳥時代の特色ある建築部材である「雲肘木」。法起寺三重塔の各層を支える重要な部材であり、見た目も美しい。古都奈良の意匠の中に意外によく目にするのが「雲」である。写真の雲肘木のみならず、正倉院などに納められている品々にも雲のデザインが登場する。天女や天に昇るという思想から雲が連想されるのかもしれない。先人たちの発想はこの部材から見ても実にユニークである。

撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Nikkor P.C. 85mm f/2(LTM)

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