古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

Leitz Elmar 35mm f/3.5

斑鳩の里(天満池への道)

斑鳩の里(天満池への道) 写真は法隆寺東大門近くにある、高い土壁の続く道である。この道を北へ進むと天満池につながる、さらに斑鳩神社付近を通って北東へ進むと法輪寺へとつながる道でもある。斑鳩の里というイメージの路である。 撮影機材:LeicaMMonoc…

法隆寺東院伽藍の歩廊にて(その4)

法隆寺東院伽藍の歩廊にて(その4) 法隆寺東院伽藍の歩廊にて撮影。今回はレンズを変えて、Leitz Elmar 35mm f/3.5レンズである。50mmレンズとは一味違う構図の歩廊。狭い範囲でかつ奥行きのあるこういった歩廊のような場所には35mmまたは40mmレンズが向い…

法隆寺東院伽藍から法輪寺への道

法隆寺東院伽藍から法輪寺への道 法隆寺東院伽藍から法輪寺へは歩いて10分~15分ほどかかる。法起寺へはさらに歩いて10分はかかる。写真は法隆寺東院伽藍の四脚門を出て法輪寺へ向け北へ進む道である。斑鳩の有名な三つの寺院(法隆寺・法輪寺・法起寺)は、…

法隆寺東院夢殿にて

法隆寺東院夢殿にて 奈良時代建立であり、八角堂の美しい形を持つ法隆寺東院夢殿にて撮影。奈良県明日香村には多くの大王の八角墳が見られるが、この夢殿の八角形も、大王に近かった聖徳太子への畏敬の気持ちや弔いの意味が多く込められていると感じる。 撮…

法隆寺東院伝法堂の北側

法隆寺東院伝法堂の北側 写真は法隆寺東院伝法堂の北側から撮影したワンシーンである。経年変化による木材の質感は何とも言えない美しさがある。オールドレンズの代表格であるエルマー35ミリf/3.5レンズのしっかりした写りにも感心させられる。 撮影機材:Le…

法隆寺伝法堂の白壁と木材

法隆寺伝法堂の白壁と木材 法隆寺伝法堂の西面の白壁と木材の組み合わせ。写真は大斗と屋根の梁である。木材の質感と経年変化の美しさが感じられる。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmar 35mm f/3.5 人気ブログランキング

法隆寺伝法堂の魅力

法隆寺伝法堂にて 法隆寺伝法堂は、東院伽藍の夢殿とともに奈良時代のからそのまま残っている貴重な建造物の一つである。横に長い形をしており、中の間、東の間、西の間にそれぞれ奈良時代の阿弥陀三尊像が安置される。また四隅に四天王像、その他、帝釈天像…

Elmar 3.5cm f/3.5レンズの写りを見直す

”Close-up of architectural pillar”(撮影機材:LMMTyp246+Elmar 35mm f/3.5) 以前このブログに載せたことのある法隆寺中門で撮影した上の写真。500pxという写真投稿サイトでもこの写真をアップしてみたら、アメリカ人のプロの写真家からコメントをいただ…

法隆寺回廊にて(その7)

法隆寺回廊にて(その7) 奥行のあるこのシーンでは、50mmレンズよりも35mmレンズの方が構図としても良いと感じる。使用したエルマー35mmレンズは、木材の細かなディテールまでしっかりと描写している。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmar 35m…

法隆寺五重塔の二重基壇(エルマー35mmレンズ編)

法隆寺五重塔の二重基壇(続編①) 法隆寺五重塔の二重基壇(続編②) 法隆寺金堂と五重塔は二重基壇上に建っているという記事を随分前に載せたことがある。その際の撮影機材はライカM9であった。その後、機材をライカM9からライカMMonochrom(Typ246)へと変…

法隆寺中門の石畳

法隆寺中門と参拝者たち この写真は石畳の光の反射が美しいと思って撮影したシーンである。エルマー35mmレンズを使って撮影。法隆寺中門付近には、参拝者が複数いたので、一緒に映り込んでいる。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmar 35mm f/3.5…

法隆寺回廊にて(その6)

法隆寺回廊にて(その6) エルマリート-C 40mmレンズではなく、よりコンパクトでシャープな写りをするエルマー35mmレンズで法隆寺回廊を撮影。やや西日が強めの時間帯であった。話は変わるが、現在、写真家の加納満さん主催の「エルマー35展」~7/17まで(at …

法隆寺中門の陰影

法隆寺中門の陰影 別の日に撮影した法隆寺中門の陰影。扉からの午後の光がまだこの季節は柔らかかった時期である。今は夏真っ盛り。日射しが強すぎて、写真を撮る意欲が湧かない…。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmar 35mm f/3.5レンズである。…

法輪寺金堂でElmar 35mm f/3.5レンズとElmarit-C 40mm f/2.8レンズを撮り比べ(その3)

Elmar 35mm f/3.5レンズとElmarit-C 40mm f/2.8レンズの撮り比べ(プリント) レンズ構成の似ている二つのライカレンズの撮り比べ第三弾。今回もライカのElmar 35mm f/3.5レンズとElmarit-C 40mm f/2.8レンズを同じ被写体、同じ場所で立ったままカメラのレン…

法輪寺遠景と三重塔再建物語

法輪寺遠景 法隆寺から法輪寺へ向かう際に必ずここを通る参道。法輪寺南門と三重塔を遠くから眺めることができるワンシーン。木々に三重塔の足元が少し隠れてしまうが、肉眼ではシルエットがとても美しく感じる場所である。 法輪寺は、三井の里にあり(「み…

法輪寺三重塔でElmar 35mm f/3.5レンズとElmarit-C 40mm f/2.8レンズを撮り比べ(その2)

法輪寺三重塔(エルマー35mmレンズ) 法輪寺三重塔を二つのレンズで撮り比べた写真。前回の記事と同じ構図、同じソフトでの全く同じ数値ではないが、似たような階調補正を施した。上の写真は、撮影機材はライカMMonochrom(Typ246)とLeitz Elmar 35mm f/3.5レ…

好きなライカのレンズ10選

はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選」。今回は、僕のお気に入りのライカのレンズ10選と題して記事を書いてみた。もちろんLeitz社・Leica社製造のレンズばかりでなく、ライカのバルナック型、M型のカメラで使えるレンズも含めていて、僕が使ったことの…

薬師寺三重塔でElmar 35mm f/3.5レンズとElmarit-C 40mm f/2.8レンズを撮り比べ(その1)

エルマー35ミリ f/3.5レンズで撮影した薬師寺の東西両塔 エルマリートC 40ミリ f/2.8レンズで撮影した薬師寺の東西両塔 薬師寺の東西両塔を被写体に、ライカのレンズ撮り比べをしてみた。レンズは、Leitz Elmar 35mm f/3.5レンズとElmarit-C 40mm f/2.8レン…

薬師寺東院堂付近から望む東塔

薬師寺東院堂から望む東塔 薬師寺東塔はどの方向から見ても美しい。構造的にうまくできている。この写真は東院堂から見上げた薬師寺東塔である。古代の技術者たちの匠の技は素晴らしい。

経年変化で歴史を感じさせる土壁

薬師寺から唐招提寺へかけての参道途中にて 薬師寺から唐招提寺へは歩いて10分ほどである。その途中に、この経年変化の歴史ある雰囲気を持つ土壁がある。この奥には、玄奘塔へ向かう参道がある。先日の大雨でこちら側の土壁は崩れずに済んだ。内心ちょっと安…

大雨の影響で薬師寺の外壁の門が損傷

薬師寺境内の外壁の損傷 先日の大雨が続いた時期に、薬師寺から唐招提寺へ向かう参道沿いの外壁が一部崩れて損傷してしまったらしい。小さな門は取り壊され、写真のような覆いがしてある。雰囲気のあった土壁の一部がなくなってしまったのは残念である。撮影…

東大寺戒壇院にて

東大寺戒壇院をライカのエルマー35ミリレンズで撮影したシリーズ。美しい石畳の廊下と木扉の木の質感の対比が良い。撮影機材は、LeicaM9+Leitz Elmar 35mm f/3.5である。

東大寺戒壇院の礎石と木柱

東大寺戒壇院の礎石。独特の意匠に形作られている。礎石の上に載せられている木柱は真四角に加工されていて全体のバランスが良い。撮影機材は、LeicaM9+Leitz Elmar 35mm f/3.5である。

曇り空と東大寺戒壇院

四天王像で有名な東大寺戒壇院にて撮影した写真。この時は曇り空はモノクロームに合う雰囲気であった。撮影機材は、LeicaM9+Leitz Elmar 35mm f/3.5である。

東大寺戒壇院へ向かう石階段にて

東大寺戒壇院へ向かう石階段の一つ。少し暗いシチュエーションであったが、エルマー35ミリレンズの黒の粘りが素晴らしい。階調の豊かなレンズだと感じる。撮影機材は、LeicaM9+Leitz Elmar 35mm f/3.5である。

入江泰吉級旧居近くに現れた子鹿たち

これは子鹿だったと記憶している。入江泰吉旧居は東大寺戒壇院の近くにある。戒壇院付近には、多くの鹿が芝の上で寛いでいることが多い。その一部の鹿が写真のように民家に現れることがある。二頭の子鹿たちは、まだ人間慣れしていないのか、カメラ目線でこ…

入江泰吉旧居にて

この写真は、以前に入江泰吉旧居にて撮影したもので500pxにアップしている。実際に訪れると、奈良の写真家入江泰吉さんが過ごされた書斎などがそのまま残されており、どういった書物を読まれていたのかなど、奈良が好きな僕にとっては、大変参考になる。古代…

経年変化した白壁の魅力(薬師寺)

エルマリートC40㎜ f2.8で撮影した薬師寺大門横の白壁 エルマー35㎜ f3.5で撮影した東大寺付近の白壁 薬師寺大門につながる白壁は経年変化のため、大変歴史を感じさせる土壁になっている。薬師寺から唐招提寺へ向かう参道沿いの白壁の風情も好みだが、こちら…