古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

Elmar 3.5cm f/3.5レンズの写りを見直す

Close-up of architectural pillar by Hiro .M on 500px.com

”Close-up of architectural pillar”(撮影機材:LMMTyp246+Elmar 35mm f/3.5)

以前このブログに載せたことのある法隆寺中門で撮影した上の写真。500pxという写真投稿サイトでもこの写真をアップしてみたら、アメリカ人のプロの写真家からコメントをいただいた。

Your 73-year-old lens did a beautiful job of capturing this scene, Hiro! Excellent detail in the foreground, and lovely bokeh in the background. Also, this scene is very well composed!

という内容で、前景の木目のディテールと背景のボケや構図についてコメントしてくれている。僕が意外だったのが、エルマー35ミリ f/3.5レンズの背景のボケについてである。このレンズのボケ味はざわざとしていて、あまり美しくないと感じていたのだが、どうもその見方は間違っていることに気付いた。もっと全体的なバランスで写真を見るべきであり、ズミルックス的なアウトフォーカスこそは美しいと自分で思い込んでいることこそ偏見なのだと思った。この女性フォトグラファーとは、長くコメントを交わしており、お世辞でコメントをする人でないことは分かっている。海外の写真家は、ダメなものには、コメントを入れないしその主張ははっきりとしている。また写真の構図についても触れてもらいありがたいと感じた。エルマー35ミリ f/3.5レンズの写りについて、もっと色々と試してみたいと感じた。

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