古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

法隆寺の歩廊でSonnar 50mm f/2レンズとSummilux 50mmf/1.4(2nd)レンズを撮り比べ

法隆寺の歩廊(または回廊)は西院伽藍・東院伽藍のどちらにあっても大変心の落ち着く場所であると感じる。特に連子窓から入る仄暗い光の効果もあり、その空間が持つ独特な雰囲気が古都の名残を感じさせる。

LeicaMMonochrom(Typ246)+Sonnar 50mm f/2で撮影した法隆寺歩廊

LeicaMMonochrom(Typ246)+Summilux 50mm f/1.4で撮影した法隆寺歩廊

今回はその歩廊にて、最近よく使っているCarl Zeiss Jena Sonnar 50mm f/2(沈鏡胴タイプ)とライカレンズの中にあっていい写りと感じているLeitz Summilux 50mm f/1.4(2nd・白鏡胴)で撮影比較してみた。撮影カメラはLeicaMMonochrom(Typ246)である。

いずれもRAW現像で全く同じモノトーンの調整をしている。手前の木柱をはじめCarl Zeiss Jena Sonnar 50mm f/2は少し甘い描写であり、画像全体が柔らかい雰囲気に包まれている。対するSummilux 50mm f/1.4(2nd)レンズは同じ被写体の手前の木柱や木材の裂け目など、ディテールが細かく描写されていた。いずれのレンズも開放値で撮影した。

歩廊奥へのボケ味であるが、両者ともあまりその違いは分からない。開放値がf/2のゾナーレンズのボケ味も悪くないと思う。もちろん両レンズの画像をプリントアウトして比較するのがベストであるが、今回はそれをしていない。所有のCarl Zeiss Jena Sonnar 50mm f/2(沈鏡胴タイプ)のレンズ購入価格が約2万円であることを考えると、価格が高騰してきているSummilux 50mm f/1.4と比べ、コスパが非常にいいように感じてしまう。

僕はハッセルブラッドのプラナー80mmレンズの描写が大変好みなので、どうしてもCarl Zeissレンズ贔屓になってしまう。

以下参考記事である。

hasselphoto201909.hatenablog.jp

hasselphoto201909.hatenablog.jp

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