古都の名残を求めて

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古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

興福寺東金堂の木扉と釘隠し

興福寺東金堂の木扉と釘隠し

午後の太陽光が少しずつ強めになってきていると感じる昨今。写真は興福寺東金堂の正面の大きな木扉の釘隠しである。デザインは法隆寺東院夢殿のものと類似している。釘隠しにも寺院によってスタイルがあり、ここで使われているものは青銅であるが、例えば、唐招提寺金堂の釘隠しは木造である。その辺りの細かなスタイルの違いも興味深いものである。レンズはLMMに旧RFコンタックスマウントの沈胴型テッサ―50ミリf/2.8を使っているが、木目の質感は何となくではあるが柔らかさが感じられ、ノンコーティングの恩恵かもしれない。テッサ―50ミリf/3.5はもう少しシャープな写りの印象を持っているが、比較してみると面白いかもしれない。

撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zeiss Jena Tessar 50mm f/2.8(旧コンタックスマウント)

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