古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

Leitz Summaron 35mm f/3.5(M)

写真を習慣にする:粘りと根気

Hatenaブログの今週のお題「習慣にしたいこと・していること」について、少し書いてみようと思う。昨年度からずっとこだわっていることは、写真を撮ることを続けるという習慣である。僕にとっては、このことがまさに「習慣にしたいこと・していること」とな…

ライカレンズの魅力: Leitz Summaron 35mm f/3.5で見る世界

LMM(Typ246)+Leitz Summaron 35mm f/3.5レンズ このところいわゆるズマロン三半の愛称で呼ばれているLeitz Summaron 35mm f/3.5レンズを見直している。結構前にこのレンズを手に入れたものの、ズミクロン35ミリf/2の6枚玉やエルマー35ミリレンズなどを持ち…

法隆寺西院伽藍の歩廊にて

法隆寺西院伽藍の歩廊にて(Summaron 35mm f/3.5レンズ) 法隆寺西院伽藍の西側に位置する歩廊にて撮影。床面が少し斜めに傾いて見えるが、法隆寺の境内自体が再建時に丘陵を削った緩やかな斜面の上に築かれているため、実際に東西の歩廊を歩いてみると、水…

法隆寺三経院付近の巨大な松の木

法隆寺三経院付近の巨大な松の木 法隆寺西大門をくぐって真っすぐ参道を進む。その途中で左手奥に西円堂という夢殿に似た建造物が見えてくる。そのまま左に曲がって進むと三経院が現れる。この三経院の手前に写真の巨大な松の木が聳え立ち、独特の幹の形を持…

法隆寺西大門から参道を望む

法隆寺西大門から参道を望む 藤ノ木古墳から法隆寺に着いて、まず最初にくぐるのが西大門である。写真奥には東大門が写っているが、はるか向こうに位置する。東大門をくぐると先には夢殿のある法隆寺東院伽藍が見えてくる。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ24…

藤ノ木古墳から法隆寺への古くからの街並み

藤ノ木古墳から法隆寺への道 藤ノ木古墳から法隆寺へは歩いて5分~10分くらいで着くことができる。その行程では、細い道が続いており、斑鳩の古くからの街並みを感じることができる。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Summaron 35mm(M) f/3.5 人気ブログ…

藤ノ木古墳と法隆寺

藤ノ木古墳と法隆寺 奈良県の斑鳩町にある藤ノ木古墳。この古墳は法隆寺から歩いてすぐのところにある。今はすっかり整備されて写真のようにベンチがあり公園のようになっているが、1980年代に発掘される前までは、この古墳は果樹園のようになっていた。その…

石上神宮の境内にて(その4)

石上神宮の境内にて(その3) 写真は石上神宮内にある池の風景である。池の表面に藻の幕が広がっているが、そこへ太陽光が仄かに射し込んで美しかった。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Summaron 35mm(M) f/3.5 人気ブログランキング

石上神宮の神聖な鶏たち

石上神宮の神聖な鶏たち 石上神宮の神聖な鶏たち。謝意sんは立派なトサカを付けた雄鶏。境内を自由に動き回っているところがユニークな神社である。この日は寒かったので、鶏小屋で過ごす鶏たちが多かった。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Summaron 35m…

石上神宮の境内(その3)

石上神宮の境内(その3) 石上神宮境内の楼門にて撮影。奥にはこの神宮の拝殿が見えている。元旦には今年は多くの方々が訪れたらしい。起死回生を祈ることのできる国宝の七支刀がデザインされている御神劔守が良く知られている。万事休す境地に追い込まれて…

石上神宮の境内(その2)

石上神宮の境内にて(巨大なクスノキ) 石上神宮の境内奥に巨大なクスノキが聳え立っている。長い時間かけて大きくなったこの巨木は圧巻である。ズマロン三半レンズの黒の細かな階調表現も見事である。枝の高さごとに微妙に葉の黒色のトーンが違っていて、し…

石上神宮の境内(その1)

石上神宮の境内 石上神宮の楼門付近で撮影。この階段を上ると神庫(ほくら)がある。石垣の上に建つ延廊が一部写っている。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Summaron 35mm(M) f/3.5 人気ブログランキング

天理市にある石上神宮を訪れる

天理市にある石上神宮 天理市にある石上神宮。物部氏との関わりの深い神社である。物部氏は物部守屋の時代に蘇我氏との崇仏論争で本宗家が滅亡すると、その一族は石上氏として存続する道をたどった。写真は石上神宮の楼門を撮影。 撮影機材:LeicaMMonochrom…

天理市の商店街を歩く

天理市の商店街を歩く 久しぶりに天理市を訪れた。天理市と言えば、古墳が多く、山の辺の道で知られる場所である。またこの街は天理教の総本山があり、信者の方も多く、まさに天理教の街とも言える。歴史ある風土に育まれた天理市は僕にとっては興味深い空間…

東大寺二月堂参道界隈

東大寺二月堂参道界隈 東大寺の大湯屋を過ぎて、二月堂の参道に向かう途中にある土壁。経年変化が歴史を感じさせるところ。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Summaron 35mm f/3.5(M) 人気ブログランキング

Summaron三半レンズで撮る東大寺三月堂界隈

Summaron三半レンズで撮る東大寺三月堂界隈 東大寺三月堂から緩やかな石畳の階段を下りて、大仏殿へ向かう途中の道を右へ曲がるとこの写真のような風景が現れる。大湯屋の近くでもあるこの辺りの木々の表情が良いと思う。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)…

東大寺二月堂にて(その2)

東大寺二月堂にて(その2) 東大寺二月堂の舞台裏側で撮影。仏様がこの裏側からも拝めるようになっている。ひっそりと射し込む日射しが美しいと感じたシーン。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Summaron 35mm f/3.5(M) 人気ブログランキング

東大寺二月堂にて(その1)

東大寺二月堂にて 東大寺二月堂にて撮影。3月1日からはここ二月堂で修二会(お水取り)が始まる。修二会の正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか)法要」と言う。十一面悔過とは、われわれが日常に犯しているさまざまな過ちを、二月堂の本尊である十一…

東大寺大湯屋に隣接する二月堂供田

大湯屋と隣接する東大寺二月堂供田にて 東大寺大湯屋に隣接する二月堂供田。ここでは、東大寺の著名な行事の一つである修二会で使用されるお供えの餅等のためのもち米を栽培している。正午近くになっていたこともあり、太陽光が眩しい。使用したSummaron三半…

東大寺大湯屋の陰影

東大寺大湯屋の陰影 明けましておめでとうございます。 本年も引き続きこのブログをよろしくお願い致します。昨年末に訪れた時の東大寺境内の様子。この日は二月堂への参道を含め、近くにある大湯屋の近くを通った。その時間帯の白壁の陰影が美しかった。近…

今年もあとわずか(2023年)

東大寺境内の大仏池にて 今年もあとわずかになった。年末は東大寺へ参拝。参道の途中で鹿たちに出会ったワンシーン。一年の色々な思いを振り返る良い機会となった。法隆寺もそうだが、古刹の独特な雰囲気が心をとても落ち着かせてくれる。コロナ禍の頃に比べ…

夕刻の興福寺五重塔

夕刻の興福寺五重塔 曇り空に浮かぶ興福寺五重塔のシルエット。巨大な塔だけあって、その構造美は他の五重塔の群を抜いている。時間帯は夕刻、今にも雨が降りそうな日の撮影であった。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Summaron 35mm f/3.5(M) 人気ブログ…

興福寺東金堂の美しい屋根の梁

興福寺東金堂の屋根 写真は興福寺東金堂東側の屋根を見上げたシーンである。細かく張り巡らされた梁と肘木などの組み合わせが大変美しい。ライカのズマロン35ミリf/3.5レンズは逆光に弱いレンズであるが、レタッチすることで光を弱めに抑えることができた。…

閉門後の興福寺東金堂正面にて

閉門後の興福寺東金堂の正面 写真は夕刻の閉門後の興福寺東金堂である。正面の大きな木扉に嵌め込まれた釘隠しの整然とした並びが美しい。手前の二本の木柱についても、経年変化による木目の意匠に個性があり美しさを感じる。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ…

興福寺東金堂と南円堂

興福寺東金堂と南円堂 再び興福寺境内へ。写真は興福寺東金堂と遠景に南円堂の風景。前景にある松の木と東金堂の重なりがいいと感じたシーンである。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Summaron 35mm f/3.5(M) 人気ブログランキング

興福寺東金堂の白壁と木柱

興福寺東金堂の白壁 興福寺の東金堂は726年に、五重塔は730年の建立とされている。しかし、この寺院は度々火災や天災に遭い、現在の東金堂は1415年、五重塔は以前の記事で紹介したように1426年に再建となっている。写真は東金堂の白壁の一部である。巨大な木…

興福寺南円堂にて

興福寺南円堂にて 興福寺南円堂は独特な形をした建造物である。興福寺のサイトにある説明によれば、813年に藤原冬嗣が父の内麻呂追善のために建立したと書かれている。現在の建造物は江戸時代のもので、創建以来4度目のものだそうである。手前に見える突き…

美しいシルエットの興福寺五重塔

興福寺五重塔を望む 興福寺五重塔は、興福寺のサイトからの引用であるが、以下のような説明がなされている。 興福寺の五重塔は、天平2年(730)興福寺の創建者である藤原不比等の娘光明皇后の発願で建立されました。その後5回の焼失・再建を経て、現在の塔は…

修理が延期となった興福寺五重塔

修理が延期となった興福寺五重塔 2023年1月から修理が予定されていた興福寺五重塔。実はまだ修理が始まっていなかった。興福寺のサイトで調べてみると、以下のような説明が書かれてあった。このサイトからの引用文である。 ~五重塔修理工事に関するお知らせ…

久々に興福寺へ

興福寺中金堂にて 久々に興福寺へ訪れた。随分とここへは行ってなかったと思う。写真中央の新築同様の中金堂や手前の東金堂などこの寺院も見どころは多い。 有名な三面六臂の阿修羅像は、この寺院の国宝館で見ることができる。よく他県へ展示会のため出張(笑…