古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

山の辺の道から箸中古墳群へ

箸墓古墳と二上山

山の辺の道からJR巻向駅へは歩いて約20分くらいかかる。その巻向駅からさらに約10分歩くと箸中古墳群の一つ箸墓古墳に着くことができる。一枚目の写真は箸墓古墳の西側にあたり、田園風景が広がる。遠景には二上山を望むことができる。

倭迹迹日百襲姫命の碑と拝所

二枚目の写真は、倭迹々日百襲姫(ヤマトトトヒモモソヒメ)命墓と陵墓指定されている箸墓古墳の拝所である。長年の研究の結果、JR巻向駅周辺に広がる纒向遺跡は初期ヤマト政権発祥の地、あるいは邪馬台国の候補地として知られるようになった。考古学・古代史研究者の笠井新也氏の研究では、倭迹々日百襲姫命と卑弥呼は同一人物であるから、箸墓古墳は、卑弥呼の墓であると『考古学雑誌』などで論じている(『大和の古墳Ⅰ(新近畿日本叢書 大和の考古学 第二巻)を参照)。

撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Summaron 35mm f/3.5(M)

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