古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

渋谷向山古墳から桧原神社へ

桧原神社の三ツ鳥居

山の辺の道の続編。渋谷向山古墳から桧原神社へは2.5kmの距離があり、45分かかる道のりである。山の辺の道の中にあっては、最も長い道のりであり、途中で一度迷いそうになるやや複雑な行程であった。標識はあるものの、最も分かりにくいルートである。事前にしっかり調べておいた方がいいと感じる。

長い道のりを経て桧原神社に到着すると、写真のような神秘的な珍しい形の「三ツ鳥居」を見ることができる。三ツ鳥居は明神(みょうじん)型の鳥居を3つ組み合わせた形であり、別名「三輪鳥居」ともいわれ、大神神社にも三ツ鳥居が存在する。桧原神社は伊勢神宮と同じ天照大神を祭神としていて、「元伊勢」とも呼ばれている。

桧原神社から二上山を望む

桧原神社の西側にある注連縄が掛かった鳥居に立つと、写真のように真正面に二上山を望むことができる。ここは有名な写真スポットであり、よく写真に撮られている。真っすぐ進んでいくと、JR巻向駅方面へ向かうことができる。今年後半は山の辺の道のうち、天理から桜井への南ルートを主に紹介した。桧原神社からは大神神社まで25分という距離となり、残りあともう少しの距離である。大神神社からJR三輪駅へはすぐである。

いよいよ大晦日。今年も多くの方にこのブログを見ていただきありがとうございました。引き続き新年もよろしくお願い致します。では、よいお年を!

撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Summilux 35mm f/1.4(2nd)

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