古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

法隆寺

雨上がりの法隆寺境内参道の反射光

雨上がりの法隆寺境内参道の反射光 法隆寺参拝中の突然の雨は突然止み、太陽光が射し込んだ。境内参道の石畳に反射した光がとても印象的であった。雨上がりのシーンには、モノクロームがとても合っていると感じる。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl …

雨雲と法隆寺金堂のシルエット

雨雲と法隆寺金堂のシルエット 雨が止んでしばらくは雨雲がどんよりと垂れこめ、境内を不思議な雰囲気に包んでいた。写真は法隆寺金堂のシルエットと雨模様の空を撮影。まだまだ雨を降らせそうな不穏な雰囲気を漂わせている。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ…

雨の法隆寺西院伽藍五重塔と二重基壇

雨の法隆寺五重塔と二重基壇 雨がサッとあがってしまった後の法隆寺西院伽藍五重塔の二重基壇。背景に見えるのは、法隆寺中門である。微かに残る石畳の反射光がアクセントになっている。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zeiss Jena Tessar 50mm f/2…

雨の日の法隆寺西院伽藍大講堂

雨の日の法隆寺大講堂 写真の背景は、法隆寺西院伽藍大講堂である。手前に大きな石燈籠がある。この大講堂は再建法隆寺が建立された当初は、回廊の外側(北側外)にあったが、後に回廊を直角に曲げることで大講堂の左右の入り口に繋げた。この大講堂のさらに…

雨の法隆寺回廊とその反射光

雨の法隆寺回廊とその陰影 雨はしばらく降った後、さっと上がってしまった。写真はその時に一瞬できた南側の回廊前の陰影。濡れているのは、スロープの役割を果たしている何枚もの木板であった。その反射と陰影が美しかった。今日は二十四節気の処暑(しょし…

雨の法隆寺西院伽藍五重塔

雨の法隆寺五重塔 突然の雨であった。法隆寺西院伽藍五重塔の基壇と初層と裳階、二層目部分を撮影。撮影に使ったレンズは、レンジファインダーのContax用Tessar 50mm f/2.8レンズである。光の捉え方がとても好みであり、写りが柔らかい。雨が降り空気がしっ…

法隆寺西院伽藍五重塔の基壇と支柱

法隆寺西院伽藍五重塔の基壇と支柱 法隆寺西院伽藍五重塔の二重基壇の高さは1.5mほどあり、さらにその上に約33mの五重塔が建っている。これだけの建造物が1300年以上も同じ場所にあること自体が奇跡であると思う。薬師寺東塔とともに、法隆寺の五重塔の存在…

法隆寺南大門から望む中門

法隆寺南大門から望む中門 法隆寺は本日台風のため拝観が中止となった。これは年中拝観可能な寺院からそれば稀なことだと思う。この台風の被害が各寺院に影響していないことを祈っている。写真は過去に祝日に撮った写真である。法隆寺南大門から境内北側に位…

法隆寺西院伽藍中門の支柱群

法隆寺西院伽藍中門にて 台風7号が接近していて、今朝から関西は大変な暴風雨である。午後には淡路島の方へ向けて進路を進めるようだが、奈良県は台風の西側にあたってしまい、激しい風に見舞われている。この台風での外出は危険であり、怪我人が出ないこと…

法隆寺西院伽藍五重塔の二重基壇(Leitz Summilux 50mm f/1.4編)

法隆寺西院伽藍五重塔の二重基壇(その1) 法隆寺西院伽藍五重塔の二重基壇(その2) 初期型のズミルックス50ミリf/1.4レンズで先日法隆寺五重塔の基壇を撮影してみた。以前から他のレンズでも撮影してきたが、このレンズでの描写が最も柔らかくて美しいと…

法隆寺西院伽藍中門の木扉

法隆寺西院伽藍中門の木扉 法隆寺西院伽藍の中門は中央に柱が存在するため、木扉も通常の倍(左右二枚ずつ)の扉が用意されている。またこの位置からは見えにくいが、表側には金剛力士像(阿形像と吽形像)が待ち構えています。本来はこの中門から観光客を入…

法隆寺西院伽藍五重塔の裳階

法隆寺西院伽藍五重塔の裳階 法隆寺西院伽藍五重塔の裳階の裏側。中央に見えているのは平三斗と指し肘木。裳階の四隅にかかる重力をうまく支えている。また裏側の白塗りの部分も美しく塗られていたのだろうか。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Sum…

法隆寺西院伽藍中門の柱

法隆寺西院伽藍中門の柱 法隆寺創建に関わる七不思議のひとつに法隆寺西院伽藍中門の中央に柱が設置されているというものがある。普通はこういった入口にあたる門のど真ん中に柱は立てない。最近の建築学から見た見解の一つに、この門は右から入り、境内を巡…

法隆寺西院伽藍の桜の古木(その2)

法隆寺西院伽藍の桜の古木(その2) 同じ桜の木を回廊側に立って撮影したものである。人間の背丈よりも中心部は低く、枝分かれした部分から上には多くの桜の葉が付いている。ただ老木という感じの風格があり、咲かせる桜は法隆寺境内の雰囲気とマッチしてい…

法隆寺西院伽藍の桜の古木

法隆寺西院伽藍の桜の古木 写真の背景は、法隆寺西院伽藍大講堂へつながる後の時代に付け加えられた北側の回廊である。その手前には毎年美しい桜を咲かせる比較的背の低い桜の古木がある。この被写体には、今回ズミルックス50ミリf/1.4レンズの初期型を使っ…

法隆寺西院伽藍西回廊の陰影(その2)

法隆寺西院伽藍西回廊の陰影(その2) 夕刻の法隆寺西院伽藍西回廊を撮影。西日が連子窓の格子を通して美しいストライプ状の影を織りなす。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Summrit 50mm f/1.5 人気ブログランキング

法隆寺西院伽藍西回廊の陰影

法隆寺西院伽藍西回廊の陰影 法隆寺境内は、五重塔と金堂が左右に並びバランスの取れた伽藍配置となっている。その周りをグルっと一周する感じで中門を起点として回廊が囲っている。回廊中には連子窓が設置され、朝夕刻にはその陰影が東西回廊にて美しく床面…

法隆寺西院伽藍東回廊の陰影

法隆寺西院伽藍東回廊の陰影 ズマリット50ミリレンズを持ち出して、斑鳩三寺を撮影した日の写真。法起寺→法輪寺→法隆寺と廻ったが、一つ一つの寺院間の距離があるため、じっくり巡ると半日では足りないくらいである。法隆寺には夕方に着いたため、ちょうど陰…

斑鳩の里(天満池への道)

斑鳩の里(天満池への道) 写真は法隆寺東大門近くにある、高い土壁の続く道である。この道を北へ進むと天満池につながる、さらに斑鳩神社付近を通って北東へ進むと法輪寺へとつながる道でもある。斑鳩の里というイメージの路である。 撮影機材:LeicaMMonoc…

Leitz Xenon 50mm f/1.5レンズの写りと魅力

LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Xenon 50mm f/1.5レンズ オールドレンズの代表格といってもよいLeitz Xenon 50mm f/1.5レンズ。最近はめっきり中古カメラ屋でも見かけなくなった気がする。かつては7万~10万円ぐらいで売っていたが、曇ったレンズや拭き傷の…

法隆寺西院伽藍東回廊の不自然な形

法隆寺西院伽藍東回廊にて 法隆寺金堂横にあたる法隆寺西院伽藍東回廊にて撮影。奥(北側)に見えている西側へ曲がる大講堂への回廊は再建法隆寺が建立された当時はなかったものである。大講堂はもともとは回廊の外に建てられていたものである。現在のように…

法隆寺金堂の二重基壇(Xenon 50mm f/1.5レンズ編)

法隆寺西院伽藍五重塔の二重基壇 法隆寺の「二重基壇」は飛鳥時代の特徴で、この寺院にしか見られないものである。また、現存する日本最古の国宝五重塔が法隆寺西院伽藍の五重塔や金堂に二重基壇が見られる。その基壇は、しっかりと1400年近く、塔や金堂を支え…

法隆寺中門付近でのLeitz Xenon 50mm f/1.5レンズとSummarit 50mm f/1.5レンズの描写比較

法隆寺西院伽藍中門にて(クセノン50mmレンズ) 再び法隆寺西院伽藍中門のエンタシスの柱。南回廊からの撮影のため、柱の膨らみ具合はあまり顕著ではない。撮影に使ったクセノン50mmの柔らかめの奥行へのボケ味と、背景に見える仄白い薄っすらとした光の表現…

法隆寺西院伽藍中門にて(その5)

法隆寺西院伽藍中門にて(その5) 法隆寺西院伽藍中門にて。木扉の近くにある高札を撮影。古文書の文字が記されているようである。ライツのクセノン50ミリレンズの柔らかな描写が木の質感によく出ている。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Xenon 5…

法隆寺西院伽藍中門にて(その4)

法隆寺西院伽藍中門にて(その4) かつては法隆寺中門から参拝客が出入りしていた。ところがいつの時代からか、中門は完全に閉じられ、西回廊の最南端部から受付を通して参拝することになった。写真では中門扉の釘隠しと背景は東回廊向かう南側の回廊と支柱…

法隆寺西院伽藍中門の柱(その3)

法隆寺西院伽藍中門の柱(その2) 法隆寺西院伽藍中門のエンタシスの膨らみの分かる柱の一つを撮影。レンズはライツのXenon 50mm f/1.5である。最新はこのレンズを持ち出す機会が大きくなっている。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Xenon 50mm f/…

法隆寺西院伽藍中門の柱(その2)

法隆寺西院伽藍中門にて(その2) レンズはズミルックス50mmf/1.4(2nd:白鏡胴)レンズに変えて撮影した法隆寺西院伽藍中門の柱の一つ。このレンズの奥行へのボケ味はとても整った美しい描写だと思う。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Summilux …

法隆寺西院伽藍中門の柱

法隆寺西院伽藍中門の柱 法隆寺西院伽藍中門の柱はエンタシスとよく言われる。巨大な柱の中央に膨らみがあり、遠くから見てもバランスよく見える。法隆寺境内にあって、この中門の柱郡がエンタシスの最も均整の取れた美しさが際立つ。よく古代ギリシャのパル…

法隆寺西院伽藍中門にて

法隆寺西院伽藍中門にて 法隆寺西院伽藍へ再び訪れる。法隆寺境内は広く、西院伽藍、大宝蔵院、東院伽藍と大きく三つのエリアに区分されている。拝観料は三つのエリアでまとめて1500円、全てを丁寧に訪れると半日はかかる。夢殿のある東院伽藍だけを訪れると…

法隆寺の2023年度夏のスケジュール

法隆寺における夏のスケジュール 法隆寺南大門をくぐる前にいつも目につくのがこのスケジュールの案内板である。最も右に書かれている法隆寺の夏安吾(げあんご)は、今年は5月16日から始まり、法隆寺西室において90日間、聖徳太子が注釈された勝鬘経、維摩…