古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

法隆寺

法隆寺の回廊にて(その3)

法隆寺の回廊にて(その3) 夕刻の法隆寺回廊のワンシーン。回廊の陰影シリーズの続編である。長く伸びた連子窓の陰影はこのシーンではさらに美しいと感じた。 撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8である。 ところで、Hatenaブ…

法隆寺の回廊にて(その2)

法隆寺回廊にて(その2) 法隆寺回廊の夕刻の陰影は美しい。個人的には西側回廊の連子窓の陰影が好みである。時間とともにその影が長くなっていく様は、影が生きているように感じる。写真は、回廊を支える木柱の礎石にまで影が伸びた様子である。 撮影機材…

法隆寺境内の松の巨木

法隆寺境内の松の巨木 法隆寺金堂の前にある巨大な松の木。写真の奥には回廊が一部見えている。松の木の樹皮はその形が幾何学的でユニークである。ごつごつとした質感もモノクロームに良く映える。 撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmarit-C 40m…

法隆寺の回廊にて(その1)

法隆寺の回廊にて(その1) 法隆寺には金堂や五重塔をぐるりと囲むように回廊が長い距離にわたって延びている。写真は回廊の曲がり角に当たるコーナー部分の木柱である。木目の美しさとともに調和のとれた構造が何とも言えず良い。法隆寺のクラウドファンデ…

法隆寺中門と巨大柱

法隆寺中門と巨大柱 法隆寺の最大の魅力の一つが写真の中門である。巨大柱が多く立ち並び、パルテノン神殿の石柱を彷彿とさせる、一種の異次元空間である。柱はエンタシスの柱とも言われるが、そうでないという説もある。柱の木目の美しさに目を奪われる。ま…

法隆寺東院伽藍の土塀

法隆寺東院伽藍の土塀 法隆寺東院伽藍の土塀を撮影。この土塀はここから長く続く。この道は法輪寺へとつながっていく道である。 撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8である。 人気ブログランキング

法隆寺のクラウドファンディング

法隆寺が財政難を理由にクラウドファンディングを一昨日から始めた。この二年間のコロナ感染の影響を受けた拝観料の減収が大きく響いているようである。木の剪定など多くを節約しながら、やりくりをしてきたという状況のようである。以下、この募金の目的を…

法隆寺東院伝法堂の礎石

法隆寺東院伝法堂の礎石 写真は法隆寺東院伝法堂の礎石である。礎石の上にしっかりと巨大柱が乗っている様子が分かる。様々な形をしている大きな岩をうまく活用して、しっかりとした建造物に仕上げている古代奈良の人々の技術には感心してしまう。 撮影機材…

法隆寺東院伝法堂にて

法隆寺伝法堂の側面 法隆寺東院伽藍の中心には有名な夢殿がある。夢殿に隣接する場所に法隆寺東院伝法堂がある。夢殿を中心の仏殿と考えた場合、こちらは講堂にあたるという。昭和13年~17年にかけて行われた入念な解体修理の際、この建造物が当時の高級貴族…

法隆寺四脚門の軒丸瓦

法隆寺四脚門の軒丸瓦 法隆寺東院伽藍の入口にあたる四脚門。その門の軒丸瓦を撮影した。軒丸瓦の中央には「法皇教會」という文字が入っている。聖徳太子の教會=寺院という意味であろうか。大和天理教會という語句があるように、聖徳太子に関わる寺院、ある…

法隆寺東室にて

法隆寺東室にて 前回の記事の隣に位置する法隆寺東室にて撮影。この建造物は飛鳥時代のものである。手摺り部分の古材の組み合わせがユニークな形で興味深い。 撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8である。 人気ブログランキング

法隆寺妻室にて

法隆寺妻室にて 法隆寺には東室と妻室という建造物が横に並んで存在する。東室が飛鳥時代の国宝であるのに対し、妻室は平安時代の重要文化財となっている。妻室は、正式には「東室小子房」と称され、小子房としては現存する唯一の建造物である。東室に付属す…

法隆寺の境内(その3)

法隆寺の境内(その3) 法隆寺中門へ向かう途中の大きな石畳の通り。ここを右手に曲がり上の写真の方向へ真っすぐ進むと東院へ着くことができる。法隆寺東院伽藍は、夢殿や伝法堂といった著名な建造物があるところである。いずれも奈良時代の建立である。 …

法隆寺の境内(その2)

法隆寺の境内(その2) 法隆寺南大門からさらに進み中門へと参道は続く。写真は中門前へ行く手前で左右に分かれる石畳の中央通りとも言うべき道である。時代小説に出てきそうな風景である。とにかく広い境内である。 撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+L…

法隆寺の境内(その1)

法隆寺の境内(その1) 大変広い法隆寺の境内。写真は法隆寺南大門をくぐったところから撮影。最近は修学旅行生が増えている印象である。コロナはまだ収束したとは思えないが、少しでも経済を動かしていこうという動きが見えてくる。 撮影機材は、LeicaMMon…

法隆寺南大門門扉の閂

法隆寺南大門門扉の閂 法隆寺南大門をくぐって裏側から見たワンシーン。長年大切に使われてきた閂の摩耗具合や経年変化により木目がくっきりと浮かび上がっているところが美しいと感じた。 撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8…

法隆寺南大門近くの土塀

法隆寺南大門近くの土塀 法隆寺の境内は大変広く、それを囲む土塀も相当長く続いていて高さもある。写真は法隆寺南大門とそれに続く境内の土塀を撮影したものである。 撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8である。 人気ブログラ…

法隆寺南大門にて

法隆寺南大門にて 法隆寺南大門に立札が置かれている。これから法隆寺で執り行われる行事の予定が墨字で書かれている。法隆寺の四季は様々な行事で彩られている。今回は久々に持ち出したズマロン三半で撮影。コーティングありのM型ズマロンレンズを使用。 撮…

法隆寺南大門の巨大柱(その2)

法隆寺南大門の巨大柱(その2) 法隆寺南大門にて撮影。前回の記事とは違う中央付近の柱である。この門をくぐると五重塔と中門が目に入ってくる。 撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8である。 人気ブログランキング

法隆寺南大門の巨大柱

法隆寺南大門の巨大柱 法隆寺南大門の巨大柱の一つ。大きな礎石に巨大な木柱が乗せられている。巨木の木目の美しさと礎石のアンバランスさが絶妙であると思う。背景は法隆寺の魅力の一つである土塀である。版築によって固められた大きく長い壁である。これだ…

法隆寺南大門にて

法隆寺南大門にて 法隆寺南大門にて撮影。法隆寺参道を抜けるとまずこの大きな門が待ち構えている。奥には法隆寺中門が見えている。このスケール感がたまらなく良い寺院である。 撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8である。 人…

法隆寺五重塔の基壇の側面

法隆寺五重塔の基壇については、以前に記事を書いた(「法隆寺五重塔の二重基壇」)。今回はライカM9ではなく、ライカMMonochrom(Typ246)と現行のSummicron 50mm f/2(4th)レンズを使って二重基壇の文様をテーマに撮影してみた。経年変化によりそれぞれに表情…

法隆寺参道にて

法隆寺参道にて 法隆寺参道にて撮影。この参道は大変距離が長く、左右の大きな松の木に迎えられ、とてもいい気分で南大門へと向かうことができる道である。撮影機材は、ライカMMonochrom(Typ240)とSummicron 50mm f/2(4th)レンズの組み合わせである。 人気ブ…

法隆寺境内の巨大な古木(その2)

法隆寺境内の巨大な古木(その2) 同じ古木を別の側面から撮影した写真。樹皮に刻まれた深い皺のような文様が、古都の歴史を感じさせる。法隆寺にこの古木ありという銘木であると思う。 撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Summicron 50mm f/2(4th)である…

法隆寺境内の巨大な古木

法隆寺境内の巨大な古木 法隆寺境内に残る巨大な古木を撮影。年季の入ったクスノキである。まるでアート作品のようなこぶのような太い幹と根が特徴的である。法隆寺とともに同じ歴史を歩んできたこの古木には何かとても神聖なものを感じる。 撮影機材は、Lei…

法隆寺東側歩廊にて

法隆寺東側歩廊にて この場所は色々な方々が写真を撮っている有名な撮影スポットである。夕刻は木々の陰影が美しくとても雰囲気が良い。奥が法隆寺境内の出口にあたるところである。 撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Summicron 50mm f/2(4th)である。 …

法隆寺回廊の白壁と木柱

法隆寺回廊の白壁と木柱 法隆寺回廊を支えている多くの巨大柱は、それぞれに個性がある。その木目の美しさや経年変化した白壁とのマッチングがとても良い。写真はそのワンシーンを撮影。 撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Summicron 50mm f/2(4th)である…

法隆寺中門付近の回廊と連子窓

法隆寺回廊の連子窓 法隆寺中門付近の回廊と連子窓を撮影。独特な光の入り方をする連子窓の陰影の効果は、古代の人々の感性とその洗練された美意識によるものだと思う。回廊の連子窓は法隆寺の魅力の一つである。 撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Summi…

法隆寺中門木扉と金具(その2)

法隆寺中門木扉と金具 法隆寺中門の木扉を側面から撮影した写真。木目と節と釘隠しのバランスが絶妙である。スミクロン50㎜レンズのシャープ過ぎない柔らかさが印象的な写りである。 撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Summicron 50mm f/2(4th)である。 …

法隆寺中門木扉と金具

法隆寺中門木扉と金具 再び法隆寺中門に戻る。巨大柱はエンタシスの影響という説もある有名な場所であるが、その他のパーツも興味深い。写真は閂を差し込む金具である。形もユニークである。 撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Summicron 50mm f/2(4th)で…