古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

法隆寺西院伽藍の桜の古木

法隆寺西院伽藍の桜の古木

写真の背景は、法隆寺西院伽藍大講堂へつながる後の時代に付け加えられた北側の回廊である。その手前には毎年美しい桜を咲かせる比較的背の低い桜の古木がある。この被写体には、今回ズミルックス50ミリf/1.4レンズの初期型を使ってみた。想像していたより古木の樹皮の細かい部分まで美しく描写されていて、いいレンズだと感じた。ズミルックス50ミリの2ndタイプはカラーフィルムに対応した、写りがより現代レンズに近いものを感じるが、初期型(所有のものはシリアル番号170××××で1959年製)は、モノクロームフィルム時代のレンズということと、きめ細やかさと美しいボケ味を兼ね備えた臨場感というか立体感のある写りをするという印象を持った。

撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Summilux 50mm f/1.4(初期型)

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