古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

法隆寺五重塔の二重基壇

法隆寺金堂同様に、五重塔も二重基壇上に建っている。基壇は土で築かれた建築物であり、中は砂と粘土を突き固めて盛り土したものである。基壇の高さが1.5メートルもあるのは湿気から守るという意味のほか,権威を示すという目的もあったかもしれない。基壇は仏教伝来とともに日本へもたらされたようで、日本の神社建築には見られない。写真は五重塔の基壇の文様である。絵画のようなデザインである。撮影機材は、ライカM9+Leica Summicron 50mm f/2(4th)。

f:id:hasselblaphoto19:20210323231207j:plain

法隆寺五重塔の基壇