古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

500pxで久々に写真が売れた

写真投稿サイトである500pxで久々に写真が売れた。被写体は、法隆寺西院伽藍の中門にある金剛力士像(吽形)である。この時は、望遠レンズで撮影したため迫力ある写真が撮れた。この写真自体が売れたのが、二枚目である。 撮影機材:Sony Alpha a7+Sony FE 7…

Carl Zeiss Jena アルミ鏡胴ゾナー50mmf/1.5とf/2レンズを撮り比べ

アルミ鏡胴のゾナー50mmf/1.5とf/2レンズ 中古カメラ屋を巡っていたら、アルミ鏡胴のゾナー50mmf/1.5とf/2レンズを手に入れることができた。どちらも比較的廉価なレンズで、写りはとても良い。コスパのいいレンズと言える。ライカのM型カメラで使うには50ミ…

池に映る法起寺三重塔

LeicaMMonochrom(Typ246)+Nikkor P.C. 85mm f/2(LTM)で撮影 以前は50ミリレンズで撮影した池に映る法起寺三重塔。今回はNikkorの85ミリレンズを使ってみた。やはり望遠レンズの描写の方が、池に映る塔の姿に迫力がある。 LeicaMMonocrom(Typ246)+NOKTON vin…

法起寺三重塔に見られる卍崩しの高欄

法起寺三重塔の構造 法起寺三重塔を少しアップで撮ってみた。現存する三重塔ではこの法起寺のものが日本最古である。写真の二層目に見られる卍崩しの高欄は法隆寺の五重塔と同じ構造である。その他の部分でも、前々回の記事で紹介した雲肘木など法起寺三重塔…

法起寺三重塔と柿の木

法起寺三重塔と柿の木 法起寺三重塔と柿の木を撮影。三重塔正面から左手にたくさんの柿をつけた大きな木が立っている。85mmレンズでは、やや窮屈な構図となってしまう。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Nikkor P.C. 85mm f/2(LTM) 人気ブログランキング

法起寺三重塔の雲肘木

法起寺三重塔の雲肘木 飛鳥時代の特色ある建築部材である「雲肘木」。法起寺三重塔の各層を支える重要な部材であり、見た目も美しい。古都奈良の意匠の中に意外によく目にするのが「雲」である。写真の雲肘木のみならず、正倉院などに納められている品々にも…

法起寺三重塔と枯れ葉

法起寺三重塔と枯れ葉 法起寺三重塔を枯れ葉を前景に撮ってみた。Nikkor P.C. 85mm f/2(LTM)レンズのボケ味を楽しみながら境内を歩き回る。紅葉も散見され、この枯れ葉も赤く色づいていた。 かつては栄華を誇ったであろうこの古刹の別名は、岡本尼寺、岡本寺…

夕刻の法起寺境内にて

夕刻の法起寺境内にて 閉門間近の時間帯に撮影した法起寺境内。まだしっかりとは色づいていない紅葉の葉を前景にして撮影した。こういったシーンでもNikkor P.C. 85mm f/2(LTM)レンズのボケ味は美しい。背景の白壁に映っている木々のシルエットが何とも言…

田園から法起寺三重塔を望む

田園から望む法起寺三重塔 Nikkor P.C. 85mm f/2(LTM)レンズの開放で撮った法起寺三重塔の遠景。法起寺から少し遠ざかった田園地帯からの撮影。手前は咲き残っていたコスモスの花たち。このニッコールレンズによる三重塔のボケ味も悪くないと思う。 以前は…

Nikkor P.C. 85mm f/2(LTM)レンズを使ってみた

Canon 7+ Nikkor P.C. 85mm f/2レンズ 以前一度使ったことのある、ライカスクリューマウントのNikkor P.C. 85mm f/2レンズがほしいと思っていたら、出会いがあった。レンズは擦り傷が多く使い込まれた個体であるが、ガラスはスカッときれいに抜けているレン…

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る(#12)

とある京都の情景京都を撮る(その12) 京都の街並みを撮ってみた。歩道橋の古臭さや殺伐とした感じが何とも言えないワンシーン。28ミリがストリートスナップに向いていることが最近よく分かってきた。50ミリでは撮影できない構図である。テッサ―28ミリレ…

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る(#11)

とある京都の情景京都を撮る(その11) Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る第11弾。今回は寺院の三門から撮影。目の前には大通りが広がる。28ミリならではの広さと奥行きを感じるワンシーン。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zeiss Jen…

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る(#10)

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8レンズで京都を撮るシリーズ第10弾。京都への観光客は日々増えている感じがする。ヨーロッパやアジアから多くの国の外国人が京都へ訪れている。京都のどこが魅力なのだろうか。ある外国人が地下鉄の建築関係のポスターに見入…

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る(#9)

とある京都の情景(その9) 日が暮れてからの京都を撮影した。Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8レンズは開放値が暗くF値8である。フィルムカメラ時代ならISO3200のフィルムで何とか夜景を撮影できるかもしれないが、普通はハイスピードレンズを使用する。…

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る(#8)

LMM(Typ246)+50mmカプラー+Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8レンズ 写真の組み合わせで、少しずつ京都を撮っている。京都と言っても実は京都府は広い範囲であり、写真を撮りに行くのも一苦労である。ただ、このレンズはとても撮影がしやすく、レンジファイ…

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る(#7)

とある京都の情景(その7) Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮るというシリーズの第七弾。夕刻のワンシーンを撮影。薄っすらと半月が空に浮かぶ。背景の松の木のシルエットがアクセントになっていた。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zei…

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る(#6)

とある京都の情景(その6) 下町っぽい感じや少し古い町並み、高架下、自転車、道行くところにあるお地蔵様。何でもないが、これぞ京都と僕が感じるワンシーン。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8 人気ブログランキング

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る(#5)

とある京都の情景(その5) 京都の情景シリーズの第五弾である。いつもとは違うルートを通って京都を撮ってみた。何の変哲もない風景である。でもそこに日常らしさを感じる。28ミリレンズは意外と多くのものを写真の構図の中に拾い上げることに気付く。 撮…

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る(#4)

とある京都の情景(その4) 京都という場所は、観光地でありながらも、新しいものもどんどんその市街に給されている。新旧混在というか、まさにここはカオスな場所だなといつも訪れて思う。古都の名残をとどめているものの、奈良ほどにはそれを感じない。僕…

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る(#3)

結構前に撮影した京都での写真。とある京都の情景(その3)である。機材はライカM8で、50ミリ用カプラー―にCarl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8をつけて撮影。このレンズは、現在使っているCarl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8ではなく、僕が以前手放した個体のCa…

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る(#2)

とある京都の情景(その2) Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8レンズで京都を撮る題して、しばし京都を撮ってみる。第二弾は建造物。28ミリの広角ならではの写りだと感じる。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8 人気ブログ…

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る(#1)

とある京都の情景(その1) ここからは、「Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る」と題して、しばらく奈良を離れてみようと思う。特に場所は記載しないが、普段僕が良いと感じる京都の情景を切り取ってみたいと思う。撮影機材はいつものLeicaMMonoc…

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8をライカM型カメラで使う

LMM(Typ246)とCarl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8 少し前からCarl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8をライカM型カメラで使ってみて、距離計が非連動のレンズではあるが、被写界深度が深く撮影しやすいレンズだと感じる。撮影機材はLMM(Typ246)に50ミリ用のカプラー…

法隆寺西院伽藍西大門と春日古墳を望む

法隆寺西院伽藍西大門と春日古墳を望む 夕刻の閉門間近の法隆寺西院伽藍の西大門を望む。その奥には、被葬者が特定できていない春日古墳の登頂部が見えている。この古墳は、藤ノ木古墳よりも法隆寺に近い場所にあり、上宮王家の誰かが眠っているのではないか…

40mmビューファインダーを使ってみた

フォクトレンダーの40mmファンダーとLeitz Elmarit-C 40mm f/2.8レンズ 最近40ミリ用のビューファインダーを手に入れた。フォクトレンダーのものである。Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8を使うにあたっては、LMM(typ246)には40ミリのファインダー枠がないので重…

Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8で撮る法隆寺西院伽藍の東回廊

法隆寺西院伽藍東回廊にて ライツのElmarit-C 40mm f/2.8で撮影した法隆寺西院伽藍東回廊。40ミリは、50ミリよりさらにパースペクティブが強調され奥行きを感じる。35ミリだと少し横長になり過ぎる感じがあるが、40ミリは心地良い横幅である。ミラーレスカメ…

40mmで撮る法隆寺西院伽藍の回廊

法隆寺西院伽藍の回廊にて 東大寺での撮影以来、久々にElmarit-C 40mmレンズを持ち出して、法隆寺西院伽藍を撮影した。夕刻の法隆寺では、時間帯に合わせて拝観料を安くしてくれる。16時20分頃を過ぎると大宝蔵院の拝観も省かれた西院伽藍のみの750円の拝観…

モノクロームとCarl Zeiss Jena Sonnar 50mm f/1.5レンズ

モノクロームでのCarl Zeiss Jena Sonnar 50mm f/1.5レンズの写り 前回の記事でCarl Zeiss Jena Sonnar 50mm f/1.5レンズの魅力について、レンズ構成や古いカメラ雑誌からの引用で辿ってみた。実際にこのレンズの魅力はモノクロームにおいて発揮されると感じ…

Carl Zeiss Jena Sonnar 50mm f/1.5レンズの魅力

LMM(Typ246)+Carl Zeiss Jena Sonnar 50mm f/1.5レンズと純正フード Carl Zeiss Jena Sonnar 50mm f/1.5レンズで撮影した雨の日の法隆寺西院伽藍 Carl Zeiss Jena Sonnar 50mm f/1.5のレンズ構成 最近なかなか良いのではと思っているレンズの一つにTコーテ…

雨の法隆寺西院伽藍にて

雨の法隆寺西院伽藍にて 大雨が降る中、中門付近から見渡したシーンである。石畳の雨による反射光も美しかった。ツァイスのゾナー50mmf/1.5レンズのモノクロームの描写は侮れないと感じる。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zeiss Jena Sonnar 50m…