古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

石上神宮の境内(その2)

石上神宮の境内にて(巨大なクスノキ) 石上神宮の境内奥に巨大なクスノキが聳え立っている。長い時間かけて大きくなったこの巨木は圧巻である。ズマロン三半レンズの黒の細かな階調表現も見事である。枝の高さごとに微妙に葉の黒色のトーンが違っていて、し…

石上神宮の境内(その1)

石上神宮の境内 石上神宮の楼門付近で撮影。この階段を上ると神庫(ほくら)がある。石垣の上に建つ延廊が一部写っている。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Summaron 35mm(M) f/3.5 人気ブログランキング

天理市にある石上神宮を訪れる

天理市にある石上神宮 天理市にある石上神宮。物部氏との関わりの深い神社である。物部氏は物部守屋の時代に蘇我氏との崇仏論争で本宗家が滅亡すると、その一族は石上氏として存続する道をたどった。写真は石上神宮の楼門を撮影。 撮影機材:LeicaMMonochrom…

天理市の商店街を歩く

天理市の商店街を歩く 久しぶりに天理市を訪れた。天理市と言えば、古墳が多く、山の辺の道で知られる場所である。またこの街は天理教の総本山があり、信者の方も多く、まさに天理教の街とも言える。歴史ある風土に育まれた天理市は僕にとっては興味深い空間…

東大寺二月堂参道界隈

東大寺二月堂参道界隈 東大寺の大湯屋を過ぎて、二月堂の参道に向かう途中にある土壁。経年変化が歴史を感じさせるところ。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Summaron 35mm f/3.5(M) 人気ブログランキング

Summaron三半レンズで撮る東大寺三月堂界隈

Summaron三半レンズで撮る東大寺三月堂界隈 東大寺三月堂から緩やかな石畳の階段を下りて、大仏殿へ向かう途中の道を右へ曲がるとこの写真のような風景が現れる。大湯屋の近くでもあるこの辺りの木々の表情が良いと思う。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)…

東大寺二月堂にて(その2)

東大寺二月堂にて(その2) 東大寺二月堂の舞台裏側で撮影。仏様がこの裏側からも拝めるようになっている。ひっそりと射し込む日射しが美しいと感じたシーン。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Summaron 35mm f/3.5(M) 人気ブログランキング

東大寺二月堂にて(その1)

東大寺二月堂にて 東大寺二月堂にて撮影。3月1日からはここ二月堂で修二会(お水取り)が始まる。修二会の正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんけか)法要」と言う。十一面悔過とは、われわれが日常に犯しているさまざまな過ちを、二月堂の本尊である十一…

東大寺大湯屋に隣接する二月堂供田

大湯屋と隣接する東大寺二月堂供田にて 東大寺大湯屋に隣接する二月堂供田。ここでは、東大寺の著名な行事の一つである修二会で使用されるお供えの餅等のためのもち米を栽培している。正午近くになっていたこともあり、太陽光が眩しい。使用したSummaron三半…

東大寺大湯屋の陰影

東大寺大湯屋の陰影 明けましておめでとうございます。 本年も引き続きこのブログをよろしくお願い致します。昨年末に訪れた時の東大寺境内の様子。この日は二月堂への参道を含め、近くにある大湯屋の近くを通った。その時間帯の白壁の陰影が美しかった。近…

今年もあとわずか(2023年)

東大寺境内の大仏池にて 今年もあとわずかになった。年末は東大寺へ参拝。参道の途中で鹿たちに出会ったワンシーン。一年の色々な思いを振り返る良い機会となった。法隆寺もそうだが、古刹の独特な雰囲気が心をとても落ち着かせてくれる。コロナ禍の頃に比べ…

Leitz Summitar 50mm f/2と大きなフード

Black Canon 7+Leitz Summitar 50mm f/2に大きなSOOPDフード 本当に大きなフードである。最近手に入れた戦前のLeitz Summitar 50mm f/2レンズには、以前からこの巨大な箱のようなフードが用意されていることを知っていたが、「SOOPD」と呼ばれる専用の折り畳…

500pxで法起寺三重塔の写真が再び売れた

以前の記事に法起寺三重塔の写真が売れたと載せたことがあったが、再び同じ写真が写真投稿サイト500pxで売れていた。これで3枚目となった。 機材は随分前に使っていた初代Sony Alpha a7でレンズはセットで付いていたSony FE 28-70mm f/3.5-5.6 OSSレンズで…

冬の法起寺三重塔

冬の法起寺三重塔 法起寺境内の周りには田園地帯が広がっている。周りを歩きながら撮影をしていると古都の雰囲気を味わうことができる。少しだけ遠目に眺めた法起寺三重塔。ススキが太陽光に反射して綺麗だと感じたワンシーン。今回はライツのSummitar 50mm …

冬の法起寺

冬の法起寺 すっかり冬の季節になってしまったこの頃。今日も寒い一日であった。法起寺三重塔も寒々とした田園地帯にあり、より冬らしさを感じる場所でもある。紅葉と遠景に法起寺三重塔。レンズはNikkor 85mm f/2である。遠景のボケ味もなかなか良い。 撮影…

500pxで久々に写真が売れた

写真投稿サイトである500pxで久々に写真が売れた。被写体は、法隆寺西院伽藍の中門にある金剛力士像(吽形)である。この時は、望遠レンズで撮影したため迫力ある写真が撮れた。この写真自体が売れたのが、二枚目である。 撮影機材:Sony Alpha a7+Sony FE 7…

Carl Zeiss Jena アルミ鏡胴ゾナー50mmf/1.5とf/2レンズを撮り比べ

アルミ鏡胴のゾナー50mmf/1.5とf/2レンズ 中古カメラ屋を巡っていたら、アルミ鏡胴のゾナー50mmf/1.5とf/2レンズを手に入れることができた。どちらも比較的廉価なレンズで、写りはとても良い。コスパのいいレンズと言える。ライカのM型カメラで使うには50ミ…

池に映る法起寺三重塔

LeicaMMonochrom(Typ246)+Nikkor P.C. 85mm f/2(LTM)で撮影 以前は50ミリレンズで撮影した池に映る法起寺三重塔。今回はNikkorの85ミリレンズを使ってみた。やはり望遠レンズの描写の方が、池に映る塔の姿に迫力がある。 LeicaMMonocrom(Typ246)+NOKTON vin…

法起寺三重塔に見られる卍崩しの高欄

法起寺三重塔の構造 法起寺三重塔を少しアップで撮ってみた。現存する三重塔ではこの法起寺のものが日本最古である。写真の二層目に見られる卍崩しの高欄は法隆寺の五重塔と同じ構造である。その他の部分でも、前々回の記事で紹介した雲肘木など法起寺三重塔…

法起寺三重塔と柿の木

法起寺三重塔と柿の木 法起寺三重塔と柿の木を撮影。三重塔正面から左手にたくさんの柿をつけた大きな木が立っている。85mmレンズでは、やや窮屈な構図となってしまう。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Nikkor P.C. 85mm f/2(LTM) 人気ブログランキング

法起寺三重塔の雲肘木

法起寺三重塔の雲肘木 飛鳥時代の特色ある建築部材である「雲肘木」。法起寺三重塔の各層を支える重要な部材であり、見た目も美しい。古都奈良の意匠の中に意外によく目にするのが「雲」である。写真の雲肘木のみならず、正倉院などに納められている品々にも…

法起寺三重塔と枯れ葉

法起寺三重塔と枯れ葉 法起寺三重塔を枯れ葉を前景に撮ってみた。Nikkor P.C. 85mm f/2(LTM)レンズのボケ味を楽しみながら境内を歩き回る。紅葉も散見され、この枯れ葉も赤く色づいていた。 かつては栄華を誇ったであろうこの古刹の別名は、岡本尼寺、岡本寺…

夕刻の法起寺境内にて

夕刻の法起寺境内にて 閉門間近の時間帯に撮影した法起寺境内。まだしっかりとは色づいていない紅葉の葉を前景にして撮影した。こういったシーンでもNikkor P.C. 85mm f/2(LTM)レンズのボケ味は美しい。背景の白壁に映っている木々のシルエットが何とも言…

田園から法起寺三重塔を望む

田園から望む法起寺三重塔 Nikkor P.C. 85mm f/2(LTM)レンズの開放で撮った法起寺三重塔の遠景。法起寺から少し遠ざかった田園地帯からの撮影。手前は咲き残っていたコスモスの花たち。このニッコールレンズによる三重塔のボケ味も悪くないと思う。 以前は…

Nikkor P.C. 85mm f/2(LTM)レンズを使ってみた

Canon 7+ Nikkor P.C. 85mm f/2レンズ 以前一度使ったことのある、ライカスクリューマウントのNikkor P.C. 85mm f/2レンズがほしいと思っていたら、出会いがあった。レンズは擦り傷が多く使い込まれた個体であるが、ガラスはスカッときれいに抜けているレン…

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る(#12)

とある京都の情景京都を撮る(その12) 京都の街並みを撮ってみた。歩道橋の古臭さや殺伐とした感じが何とも言えないワンシーン。28ミリがストリートスナップに向いていることが最近よく分かってきた。50ミリでは撮影できない構図である。テッサ―28ミリレ…

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る(#11)

とある京都の情景京都を撮る(その11) Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る第11弾。今回は寺院の三門から撮影。目の前には大通りが広がる。28ミリならではの広さと奥行きを感じるワンシーン。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zeiss Jen…

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る(#10)

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8レンズで京都を撮るシリーズ第10弾。京都への観光客は日々増えている感じがする。ヨーロッパやアジアから多くの国の外国人が京都へ訪れている。京都のどこが魅力なのだろうか。ある外国人が地下鉄の建築関係のポスターに見入…

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る(#9)

とある京都の情景(その9) 日が暮れてからの京都を撮影した。Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8レンズは開放値が暗くF値8である。フィルムカメラ時代ならISO3200のフィルムで何とか夜景を撮影できるかもしれないが、普通はハイスピードレンズを使用する。…

Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8で京都を撮る(#8)

LMM(Typ246)+50mmカプラー+Carl Zeiss Jena Tessar 28mm f/8レンズ 写真の組み合わせで、少しずつ京都を撮っている。京都と言っても実は京都府は広い範囲であり、写真を撮りに行くのも一苦労である。ただ、このレンズはとても撮影がしやすく、レンジファイ…