古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

ライカギャラリー京都へ行ってきた

杉野信也展(ライカ京都ギャラリーにて)

久々にライカショップ京都へ行ってきた。いつも二階のギャラリーの展示を楽しみにしているので、今回も期待をしながらギャラリーの写真展をじっくり観賞した。現在展示中の作品展は「杉野信也」展である。「Pilgrimage II Leica as Plenary Indulgence (巡礼Ⅱ 免罪符としてのライカ)」と題された独特のモノクローム写真作品が展示されていた。いずれも二つの写真が並べられている構成で興味深い。コンテ画のような、独特の濃い黒色の発色が特徴的であった。陰影のコントラストが強く、印象に残りやすい作品群であった。

store.leica-camera.jp

その他、1階では最新のライカM11が陳列されていた。早速触らせてもらったが、想像していたよりずっしりと重く、アルミの削り出しと聞いたが、所持しているLMMとそんなに重さは変わらない印象であった。もちろん付けるレンズによっても違ってくるだろう。タッチパネルの便利さとともにライカQ2とライカM10をミックスしたような構成・構造がとても使いやすい印象であった。さらにモニターの写し出す画像の美しいこと。これを見て僕はとてもM11が欲しくなった。LMMのモニターに写し出される写真は、モノクロームということもあり、日中は大変見にくい。また詳細は拡大しないと分からない。最近はほとんどモニターを見ることなく撮影している。パソコンで見るまでは、あまりディテールは分からないものである。さらにM11に裏蓋がないのもいい。フィルムを入れるわけでもないのに、なぜ裏蓋が必要なのかいつも疑問に思っていたので、今回の改変は合理的で素晴らしいと感じた。この使い勝手の良さは、SDカードの交換がスムーズであるし、撮影を気持ちよくさせてくれる。M11、とても良い印象のカメラであった。

西花見小路通にて

hasselphoto201909.hatenablog.jp

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