古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

法隆寺回廊の木柱

法隆寺の特色は、古都の名残を残したままの回廊が現在も東西に残されていることである。中でも目を惹くのが、林の木々のように並び立っている多くの木柱である。一つ一つに個性があり、その美しさに引き込まれていく。写真の木柱は相当色褪せてしまっているが、年代を感じさせるもので,木目のデザインも大きくてハッキリとしている。モノクロームにしたらいい感じになった。この回廊について、撮影をしていて思ったのが、古代の人々にとってここは、廊下の役目もあるだろうが,講堂へ向かうにあたっての日除けの場所であり雨除けの場所でもあったのではないだろうかということだった。撮影機材は、ライカM9+Leica Summicron 50mm f/2(4th)。 

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法隆寺東側回廊の柱