古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

薬師寺東院堂の功徳箱

薬師寺東院堂の賽銭箱 写真は薬師寺東院堂の賽銭箱である功徳箱。ここには有名な白鳳時代の仏像である『東院堂聖観音像』が安置されている。顔が美しく気品を感じる聖観音像にお参りすると心が洗われるようである。この功徳箱は大きくて、いつも目に留まる被…

観音池から望む薬師寺東塔

観音池から望む薬師寺東塔 薬師寺南門から東へ進んでしばらくすると大きな池に出る。この池を観音池と呼ぶ。薬師寺境内まで結構距離があるため、薬師寺東塔はその頭の部分しか拝めない。しかし、手前の木々が、ちょうど東塔を隠しているようで幻想的ともいえ…

薬師寺境内南側の歴史ある外壁(続編)

薬師寺境内南側の歴史ある外壁(その2) 薬師寺南門を出て東へ向かってしばらく歩くと秋篠川に出るが、そこに至るまでの行程で写真のような土壁の経年変化を見ることができる。長年の風雨による傷みもさることながら、この亀裂や土壁の剥がれは長い歴史を感…

薬師寺境内南側の歴史ある外壁

薬師寺境内南側の歴史ある外壁 薬師寺南門を出てすぐにアスファルトの道路が東西に延びている。そこを東へ歩いていく道沿いには、写真のような歴史ある土壁が長く続いている。僕はこの道が好きで、ついつい土壁の色々な表情に見入ってしまう。ただのクラック…

雨の薬師寺境内外壁

雨の薬師寺境内外壁 薬師寺から唐招提寺へ向かう参道の途中に冠木門があり、その近くに歴史ある土壁が長い距離にわたって続き、古都らしい何ともいえない趣がある。経年変化が激しいため、もしかしたらこの一連の土壁はいずれ補修されてしまうかもしれない。…

薬師寺南門にて

薬師寺南門にて撮影 薬師寺南門は、この寺院の境内への入口といえる大きな門である。ここをくぐると薬師寺金堂と西塔、東塔が見えてくる。この寺院の伽藍形式をはっきりと認識できる場所である。その扉の木の質感と背景には几帳を入れて撮影。ライカの定番レ…

静謐

薬師寺龍王社にて撮影。モノクローム写真にすることで、その静謐さがよく伝わってくる。龍王社は薬師寺東院堂の隣にひっそりと佇む小さな社である。天武天皇の皇子の一人であり、謀反の疑いを掛けられて自害することになった悲劇の皇子である「大津皇子」の…

Leica Elmar 50mm f/3.5レンズ

ライカMモノクロームとエルマー50㎜f/3.5レンズ ライカMモノクローム(Typ246)にエルマー50㎜レンズを付けてみた。シリアルナンバーを調べたら、1930年代のレンズと分かるニッケルタイプである。沈鏡胴のオーソドックスなレンズであり、写りはシャープで、…

今週のお題「住みたい場所」

今週のお題「住みたい場所」。僕にとってはもちろん古都の名残を感じることができる奈良がいい。平城京を中心とした地域ももちろんだが、飛鳥時代の遺跡が残る明日香村や恭仁京のあとの残る京都府の南山城地方も魅力的である。 写真は薬師寺境内の蓮である。…

宅飲み(その9)

日本酒は『どぶろく(篠峯)』とあてはだし巻きと薬師味噌、大和牛の時雨煮など 宅飲みは続く。日本酒は、奈良県御所市の千代酒造の『どぶろく(篠峯)』。飲んだのは火入れ酒。生酒と違い炭酸ガスは入っていない。原料米は山田錦。酒度は-20と旨口。飲みや…