古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8で撮る法隆寺西院伽藍の東回廊

法隆寺西院伽藍東回廊にて

ライツのElmarit-C 40mm f/2.8で撮影した法隆寺西院伽藍東回廊。40ミリは、50ミリよりさらにパースペクティブが強調され奥行きを感じる。35ミリだと少し横長になり過ぎる感じがあるが、40ミリは心地良い横幅である。ミラーレスカメラのNikon Zfにも40ミリレンズキットが発売されたようであり、40ミリは次第に最適な画角の一つとして浸透しつつある気がする。

ライツのElmarit-C 40mm f/2.8レンズは、過去にはSummicron-C 40mm f/2レンズに販売戦略の中でその存在を消された形になってしまったレンズであるが、最近のカメラの高感度性能を考えるとf/2.8という絞りは今では最適だと感じる。フィルムカメラの時代はSummicron-C 40mm f/2レンズが優先されたと思うが、ミラーレス機全盛の今では、Elmarit-C 40mm f/2.8レンズも悪くはない。さらにレンズ構成もテッサ―型でシンプルである。それに何といってもディテールの柔らかさが古都の寺院の表現にマッチしていると僕は感じる。

撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8

人気ブログランキング