法隆寺東院伽藍にあって、奈良時代当時の趣をとどめているのが写真の法隆寺東院伝法堂である。この建造物は、文化遺産データベースのサイトの説明から引用すると、
夢殿を中心仏殿とする東院伽藍の講堂にあたり、天平末年ごろ聖武天皇の夫人であった橘夫人が施入したと『資財帳』に記される。
昭和一三‐一七年に行われた解体修理のさい画期的といえる徹底的な調査で、当時の高級貴族住宅の一棟を仏堂風に改め講堂にしたことがわかり、記述の確かなことが実証された。
となっている。夢殿とともに、貴重な文化財であることが分かる。
撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Xenon 50mm f/1.5