古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

法隆寺東院夢殿の基壇

法隆寺東院夢殿の基壇

雨の日の法隆寺東院夢殿の基壇を撮影。撮影機材はLMM(Typ246)とLeitz Elmarit-C 40mm f/2.8レンズである。このレンズは、『ライカレンズ完全ブック(株式会社グリーンアロー出版社)』でも紹介されている。そこからの引用であるが、

実力派、個性派ぞろいのライカレンズの中で主役を張るにはちょっと個性の弱いレンズだ」(馬場康弘)

という評価である。全くその通りだと感じる一方、主張・個性の弱いレンズほど、その写りは被写体に忠実であり、写す側の力も試されるのではないかと感じる。Summiluxなどその写りが独特のレンズは、ついついその個性に魅了(翻弄)され、被写体に対する向かい方に驕りというか、錯覚が生まれるように思う。実際にプリントした感じでは、Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8レンズの写りは素直であり、僕は特に雨のシーンがこのレンズにはよく似合うと思っている。

撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8

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