前回の記事の続きで、場所を変えて法隆寺回廊で撮影してみた。巨大柱をメインの被写体にして、絞りをElmarit-C 40mm f/2.8の開放値であるf/2.8にどちらも揃えている。今回はレタッチをせずに、RAW現像においても何もせずに、そのままjpeg画像にしたものである。NOKTON classic 40mm f/1.4レンズの場合、開放値がf/1.4なので、2.8まで絞ると少しボケ味がイマイチな感じになってくる。一方のElmarit-C 40mm f/2.8レンズの方は、f/2.8が開放値のためか、ボケ味がいい感じに写っている。NOKTON classic 40mm f/1.4レンズよりきれいなボケに見える。木目の表現やシャープさはどちらも同程度と見える。画像の明るさは、今回もElmarit-C 40mm f/2.8レンズの方が少しハイライトが強めになっている。NOKTON classic 40mm f/1.4レンズの持ち味は、やはり暗めのシーンにおけるf/1.4での撮影かもしれない。そうすれば、アウトフォーカスが美しい写真となるに違いない。