古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

法隆寺中門の木扉と釘隠し

法隆寺中門の木扉と釘隠し

この写真も法隆寺中門にて撮影。モノクローム写真では、経年変化による木の質感がとてもいい感じであり、釘隠しの金属の質感がいいアクセントになっている。撮影機材は、前回と同じLeicaMMonochrom(Typ246)+NOKTON classic 40mm f/1.4(SC)である。

コシナのレンズカタログからの引用であるが、NOKTON classic 40mm f/1.4レンズについては、

「レンズの味」と表現される分野に着目し、撮影結果の美しさを追求したレンズ。意図的に収差を適度に残存させることにより、特に絞り開放ではやわらかく、絞れば鋭い切れ味。レンズの個性を活かした撮影が可能です。

と書かれてある。このレンズで撮影してみて、まさにこの解説通りだと僕も思う。開放でもディテールはしっかりとしていて、背景のボケ味も美しい。いいレンズだと思う。2019年度版のカタログに載っていた写真家の加納満さんのこのレンズの作例がとても好きだったのであるが、最新の2022年度版では、このレンズの作例は消えていて、セイケトミオさんのHELIAR classic 50mm F1.5レンズの作例に変わっていた。加納満さんの作例については、HELIAR 40mm F2.8 Asphericalレンズの方へと更新?移動?されていた。

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