古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

法隆寺のクラウドファンディング

法隆寺が財政難を理由にクラウドファンディングを一昨日から始めた。この二年間のコロナ感染の影響を受けた拝観料の減収が大きく響いているようである。木の剪定など多くを節約しながら、やりくりをしてきたという状況のようである。以下、この募金の目的をサイトから引用してみる。

法隆寺が国の補助を受けられるのは、国宝や重要文化財の修理の時などだけ。広範囲におよぶ通常の維持管理(境内全域の設備等の点検を含むメンテナンス、警備、宝物や建造物の日常の維持管理、樹木の管理、境内の営繕など)の費用は、参拝にお越しいただいた方々の拝観料で賄ってきました。

しかし新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、年間の拝観者数が激減。通常の維持管理費を、可能な部分は先延ばしにして約50%(※)にまで節減してきましたが、このままこの状況が続けば法隆寺を十分に護っていくことが危ぶまれます。

今まで法隆寺には何度も撮影に行き、他の寺院よりも高めの拝観料も払ってきた。世界遺産に指定されていても財政難でこのような形のクラウドファンディングが始まるとは想像をしていなかった。今回の募金がこれからの法隆寺の保存や修築につながればと思う。目標の2000万円は既に達成され、今日現在6200万円を超えている。知名度の高い法隆寺だけにそのニュースでの効果は大きかったようである。

法隆寺南大門にて

撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8である。

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