古都の名残を求めて

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古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

薬師如来台座の文様

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薬師寺金堂薬師如来の台座の文様

薬師寺の薬師三尊像のうち、真ん中の薬師如来像は、薬師寺創建当初より金堂に祀られている薬師寺のご本尊である。その台座の解説を薬師寺の公式サイトから引用すると、

薬師如来の座る宣字形(せんじがた)台座は、類例を見ない意匠を凝らしたものとして有名です。框にはギリシャ由来の葡萄唐草文様、ペルシャの蓮華文様が描かれます。中段には四面に6つの窓があり、窓の中から裸形の力神(蕃人)がのぞきます。また南北面の中段には堅牢地神(けんろうぢしん)が描かれ、柱状の須弥山(しゅみせん)とその上に座る薬師如来を支えています。下框には四方に中国の霊獣である四神(東=青龍・南=朱雀・西=白虎・北=玄武)が表現されています。特に翼を大きく広げた朱雀、胴長に描かれた白虎、丸く円をかたどる玄武の姿は、高松塚古墳やキトラ古墳の装飾壁画とも類似しており、 白鳳時代の文化を今に伝えています。

とある。感染症が収まらない現在の私たちの状況を改善してくれそうなありがたい存在の薬師如来像、その像高は大きく254.7㎝、いわゆる丈六像の大きさを誇っている。その薬師如来がどっしりとお座りになっている台座部分の文様を撮影。これはレプリカである。

撮影機材はLeicaMMonochrom(Typ246)+NOKTON Vintage Line 50mm F1.5 Asphericalである。

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