古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

郡山城跡と桜

郡山城跡と桜 大和郡山市にある郡山城跡は現在公園になっていて、天守閣跡からは大和郡山市に隣接する奈良市から斑鳩町、生駒市までの広い範囲で遠景を望むことができる。またここは以前の記事で紹介してきたように梅だけでなく桜の観賞場所としても有名であ…

郡山城跡の石垣(その2)

郡山城跡の石垣(その2) 郡山城跡の石垣(その3) 二枚の写真は郡山城跡の追手門付近の石垣である。この位置の石垣は前回の記事の天守閣付近の石垣と違い、配列にあまり規則性?のようなものが感じられない。形に会うものをとりあえず嵌め込んだという感…

郡山城跡の石垣(その1)

郡山城跡の石垣(その1) 郡山城跡には、今でも昔ながらの城の石垣が残っている。現在は残念ながら天守閣は残っていないが、かつてこの地には壮大な城が聳え立っていたことが城跡からも想像ができる。ここは梅とともに桜の名所でもある。以下、郡山城跡に関…

郡山城跡の盆梅展(その6)

郡山城跡の盆梅展(その6) 盆梅展シリーズ最後の一枚。やはり背景は障子の光が似合うと思う。梅は古都奈良の人々が愛した花であり、現在のように桜が日本の花の代表のように言われるようになったのは、古今和歌集で桜が多くテーマになった平安時代からであ…

郡山城跡の盆梅展(その5)

郡山城跡の盆梅展(その5) 郡山城跡の盆梅展シリーズの五枚目である。今回は梅の木の経年変化が美しいと感じて撮った写真。軸となる梅の木があって白梅の美しさがあると思う。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Xenon 50mm f/1.5 ランキング参加中…

郡山城跡の盆梅展(その4)

郡山城跡の盆梅展(その4) 盆栽といえば、普通は松を思い浮かべるが、盆梅というの発想は本当にユニークだと思う。写真は、小さな白梅が背景の障子の仄暗い光とマッチしていると感じたシーン。クセノンレンズの背景のボケ味にほんのりとした柔らさがありと…

郡山城跡の盆梅展(その3)

郡山城跡の盆梅展(その3) 郡山城跡の盆梅展の続き。いくつもの種類の盆梅があり、一つ一つに個性がある。写真撮影が自由なのもいい。Leitz Xenon 50mm f/1.5レンズの柔らかいながらも、しっかりとピントを合わせられる部分がとても気に入ってきた。立体感…

郡山城跡の盆梅展(その2)

郡山城跡の盆梅展(その2) 郡山城跡の盆梅展の様子を撮影。この盆梅は比較的小さなものであるが、白梅の美しさが際立っていたもの。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Xenon 50mm f/1.5 ランキング参加中写真・カメラ 人気ブログランキング

郡山城跡の盆梅展(その1)

郡山城跡の盆梅展(その1) 既に梅の季節は過ぎて、そろそろ桜の季節の突入している感じであるが、まだまだ梅にこだわって写真をアップしている。写真は奈良では有名な郡山城跡の盆梅展の様子である。写真撮影は自由となっており、全国的にも珍しい盆梅を堪…

郡山城跡追手門の盆梅

郡山城跡追手門の盆梅 写真は、郡山城跡追手門(梅林門)の盆梅である。盆梅展のあるこの時期だけ、大きな盆梅が追手門前の左右に紅白梅が置かれる。写真は追手門右手に置かれた巨大な盆梅の白梅である。Leitz Xenon 50mm f/1.5レンズのボケ味は、いわゆるズ…

郡山城跡と白梅

郡山城跡と白梅 先日、大和郡山市にある郡山城跡と盆梅展を見に行ってきた。3月13日(月)で終わってしまったが、2月中旬から始まるこの盆梅展は奈良の名物の一つといってもいいかもしれない。この盆梅展は、大和郡山市内の愛好家が丹精込めて育てた「盆梅」…

興福寺東金堂の巨大柱

興福寺東金堂の巨大柱 興福寺東金堂の巨大柱の経年変化が素晴らしい。五重塔や三重塔ももちろん印象的であるが、東金堂の正面の巨大柱には圧倒的な歴史の重みを感じる。経年変化には何か儚さが伴うような気がする。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl …

LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zeiss Tessar 50mm f/2.8レンズ

LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zeiss Tessar 50mm f/2.8レンズ 写真は、レンジファインダー用ContaxⅡ型時代のノンコーティング・シルバークロームの戦前テッサ―50mmレンズをカプラーを介して装着したところ。ノンコーティングならではの優しい描写がとてもい…

興福寺東金堂の几帳

興福寺東金堂の几帳 興福寺東金堂の几帳には、神聖な鹿が二頭描かれている。正倉院の展示物でも似たような意匠の作品を見たことがある。興福寺では、以前古くなったこの几帳を再利用して、御朱印帳の表紙にして限定で発売したことがあった(几帳リユース朱印…

興福寺東金堂の白壁

興福寺東金堂の白壁 経年変化の恩恵というか、興福寺東金堂の側面の白壁は、いつ見てもその大きさと美しさに圧倒される。真っすぐに高く伸びた、まるで林の木々のような支柱となっている大きな木柱はすらっと伸びていて形も良い。 撮影機材:LeicaMMonochrom…

興福寺東金堂の基壇

興福寺東金堂の基壇 興福寺東金堂の基壇は結構高さがある。少しかがんで撮ったのがこの写真である。石畳の幾何学的な意匠が美しく、先人たちの知恵と工夫の跡が垣間見える。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zeiss Jena Tessar 50mm f/2.8(旧RFコン…

興福寺東金堂の木扉と釘隠し

興福寺東金堂の木扉と釘隠し 午後の太陽光が少しずつ強めになってきていると感じる昨今。写真は興福寺東金堂の正面の大きな木扉の釘隠しである。デザインは法隆寺東院夢殿のものと類似している。釘隠しにも寺院によってスタイルがあり、ここで使われているも…

興福寺東金堂の木柱と礎石

興福寺東金堂の木柱 興福寺東金堂の何本もある木柱は、その経年変化に味わいのあるものが多い。写真の木柱も礎石とともに撮影したものであるが、木目と色の落ちた白色部分もコントラストが印象的であった。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Carl Zeiss Je…

興福寺東金堂の風鐸

写真は興福寺東金堂の風鐸と背景には夕刻の青空を広めに入れてみた。風鐸とは、「寺の堂や塔の、軒の四隅につり下げて飾りとする、青銅製で鐘形をした鈴。」のこととネットで検索すると出てくる。以下、株式会社滝本仏光堂のサイトより引用である。 風鐸は、…