古都の名残を求めて

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古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

法輪寺界隈の町並み(その3)

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法輪寺界隈の町並み(その3)

法輪寺界隈の民家から望む法輪寺三重塔。この塔は太平洋戦争末期の昭和19年(1944年)7月に落雷によって焼失し、その後再建されたものである。焼失前は、最大で最古の三重塔として明治時代より国宝指定を受けていた建造物であった。歴史とは皮肉なもので、本来なら現在最古とされる法起寺三重塔よりも古い三重塔となるはずだったこの塔を自然現象によって全焼させてしまった。さらに全焼したことで、国宝指定も解除されてしまう。しかし、その後多くの方々の尽力により今現在この塔を拝むことができている。この塔の復興の歩みについては、また別の記事で紹介しようと思う。

撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Leica Summicron 50mm f/2(4th)である。

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