古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

旧中宮寺跡にて(その1)

旧中宮寺跡にて

法輪寺から旧中宮寺跡へ。中宮寺といえば、弥勒菩薩(半跏思惟像)で有名な寺院である。現在の中宮寺は法隆寺東院伽藍の奥にあり、法隆寺と隣接している。写真はこれとは違いもともと中宮寺があった場所であり、現在はレプリカの礎石が置かれているのみである。それでも発掘調査により、この旧中宮寺は金堂を北、塔を南に一直線に並べる配置であったこと、法隆寺若草伽藍と同じ四天王寺式伽藍配置であったことが分かっている。しかも塔と金堂とは大変接近して建てられていた特徴があるという。現在は基壇と礎石のみであるが、大きな金堂がここに建っていたと想像すると古都の名残を感じることができる。写真は雨の日に撮影した。

撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8である。

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