古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

薬師寺境内に置かれた礎石群

f:id:hasselblaphoto19:20211213231210j:plain

薬師寺境内の礎石群

薬師寺の與樂門をくぐって真っすぐ進み、左へ曲がってさらに進むと東僧房の向こうに写真の礎石群が置かれている。説明書きが何もないので、この礎石群は、どの建造物のものなのか知らない。まだ復興できていない往年の建造物があり、その礎石なのかもしれない。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Jupiter-8 50mm f/2である。

人気ブログランキング

雨上がりの薬師寺境内の松の葉

f:id:hasselblaphoto19:20211208225029j:plain

雨上がりの薬師寺境内の松の葉

モノクロームの写真を撮っていると、松の葉は被写体としてよく映えると感じる。特に雨のシーンの松の葉が個人的に好みである。撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+Jupiter-8 50mm f/2である。Jupiter-8 50mm f/2レンズは、ライカのズミクロン50㎜ f/2レンズに負けていない写り、しっかりと被写体を捉えられるレンズだと思う。しかも10000円台で買えてしまう。ゾナーのコピーとは言わせない優れたレンズ。

人気ブログランキング

薬師寺金堂前の大きな灯籠

f:id:hasselblaphoto19:20211207232846j:plain

薬師寺金堂前の大きな燈籠

写真は薬師寺金堂の前に配置されている大きな燈籠である。東大寺の大仏殿の前にも同じような巨大な燈籠が置いてある。燈籠の側面のレリーフには美しく鮮やかな仏様が刻まれている。撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Jupiter-8 50mm f/2である。

人気ブログランキング

『写真家ドアノー/音楽/パリ』展へ行ってきた

f:id:hasselblaphoto19:20211203210954j:plain

『写真家ドアノー/音楽/パリ』展のフライヤーとポストカード

先日、フランスの写真家ロベール・ドアノーの音楽に因んだモノクロームのゼラチン・シルバープリント作品約200点を展示する写真展へ行ってきた。1930年代から1990年代にかけて撮影されたものであった。パリの街角に溢れるシャンソンやジャズなどの音楽シーンを題材に素晴らしいモノクローム写真群が続き、しばし時を忘れて見入っていた。

多くの作品の中で、僕が最も興味を持ったのは、流しのアコーディオン弾きを追って、様々なシーンを展開するルポルタージュであった。美しいアコーディオン弾き”ピエレット・ドリオン”と彼女に寄り添って行動する歌うたいの”マダム・ルル”、二人で写っているシーンもあれば、ピエレット・ドリオンが酒場の客の傍で演奏しているシーンもあった。今回の写真展のフライヤーの作品はそのシリーズの一つであり、展示を見ていてそのことに気付いた。タイトルは「音楽好きの肉屋」であった。この作品群はいずれも1953年2月の作品であった。このシリーズの写真作品の最後にドアノーの撮影したネガのコンタクトシートが作品と同列に展示してあり大変良かった。この展示で購入したポストカード(上の写真の右下「運河沿いのピエレット・ドリオンとマダム・ルル」)の作品も、5枚ほど撮った中からこのネガを選んだのかと分かる展示構成はよく考えられていると感じた。

パリの中心地というよりは、場末の酒場で撮影したこのシリーズは、ドアノーの一般庶民に寄り添った視点であり、その部分が僕の興味を惹いた。僅かな日銭で生計を立てて暮らす美しいアコーディオン弾きのピエレット・ドリオンのイメージは、藤沢周平の時代小説によくみられる市井ものの視点と似通っていて、僕はこのシリーズが気に入ってしまった。他にもクラリネット工場で働く職人シリーズも良かった。

以前、写真家のセイケトミオさんが展示をされていた「Julie-StreetPerformer」展の作品群も今回のドアノーのシリーズと同じ視点であり、僕はセイケさんの作品の中で最も興味を持っていた。残念ながらこの写真展には行けなかったが、ブログにアップされた作品をその時は楽しみにしていた。

今回の展示では、1932年にドアノーが初めて買った二眼レフの「ローライフレックス」も展示されている。美術館「えき」KYOTOでの展示期間は12月22日(水)までである。

kyoto.wjr-isetan.co.jp

imaonline.jp

人気ブログランキング

薬師寺玄奘塔近くの建造物

f:id:hasselblaphoto19:20211201221450j:plain

薬師寺玄奘塔にて

薬師寺玄奘塔のメインの建造物は、法隆寺東院夢殿と形が似ている。デザイン的にバランスがとれていて大変美しい。

撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+NOKTON Vintage Line 50mm F1.5 Aspherical

人気ブログランキング

薬師寺大門と東塔の頂上部

f:id:hasselblaphoto19:20211130220955j:plain

薬師寺大門と東塔の遠景

中央に見えているのは、薬師寺東塔の頂上部。歴史を感じさせる土壁が長く続いており、背景の東塔がアクセントを与えている。

撮影機材は、LeicaMMonochrom(Typ246)+NOKTON Vintage Line 50mm F1.5 Asphericalである。

人気ブログランキング

薬師寺両塔の遠景

f:id:hasselblaphoto19:20211126201658j:plain

薬師寺両塔の遠景

薬師寺東塔と西塔を大池から撮影した。古代のツインタワーは、日没後のライトアップの仄かな光を浴びて美しく浮かび上がっていた。撮影は90ミリレンズ。もう少し望遠で撮影してみたい。暗い中での撮影だったので、LeicaMMonochrom(Typ246)のISO感度を5000にして撮影してみた。撮影レンズはWollensak Velostigmat 90mm f/4.5である。

人気ブログランキング