古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

4年間使ってみて:LeicaMMonochrom(Typ246)の魅力と使い心地

LMM(Typ246)+カプラー+ContaxRFのゾナーレンズ

ライカMMonochrom(Typ246)というモノクロ専用機を使い始めて、先月でまる4年となった。この間、SIGMA DP2 MerrillというSIGMA社のカメラ以外は、ほとんどこのカメラで撮影をしてきた。普段からカラー写真にあまり興味がない自分にとっては、このカメラは自分が撮りたい写真をしっかりと撮れるベストな機材だと感じる。

なぜライカのカメラを使うのかといえば、ライカのレンズを使って撮影したいからである。日本には昔から素晴らしいカメラメーカーが存在するが、いずれもライカのレンズを超える表現のできるレンズを生み出せるメーカーはないと思う。特にモノクローム写真で撮影する際に感じる空気感、臨場感は秀逸である。またライカのレンズの悪いところは、このレンズで写してみたら一体どんな感じになるだろうと次々と誘惑され、ほしくなるところである(笑)

ライカMMonochrom(Typ246)に出会って本当に写真を撮ることに前向きになれたと思う。過去にはNikonやCanonの一眼レフ、初代Sonyα7というミラーレス機も使った。いずれも撮るだけで、何かこういった写真を撮りたいといったものがあったわけではなかった。しかしライカM8、M9、MM(Typ246)と使っているうちに、古都奈良をテーマにしようと思い始め、またライカレンズの素晴らしい描写に魅了されるうちに、モノクロームで古都奈良を記録する楽しみを感じることができ、集中できるようになってきた。僕には独自のストーリーがあって、今の奈良を撮るということに主眼を置いている。奈良の比較としての京都の撮影もたまにすることがあるが、メインテーマは古都奈良の記憶・記録である。

興福寺東金堂の風鐸(背景は現在修理中の興福寺五重塔の素屋根)
LMM(Typ246)+Leitz Summarit 50mm f/1.5

今後、カメラはライカMMonochrom(Typ246)でなくてもいいと思っている。ライカのカメラは堅牢で、壊れることはほとんどない。またレンジファインダーの利点も自分ではしっかりと理解しているつもりである。ただ他のカメラでライカのレンズ群をうまく表現できるカメラがあれば、それを使ってもいいかなと思っている。今ではRAW現像すれば、カラーをモノクロームに簡単に変換することができる。またモノクローム専用の優れたソフトも多い。富士フィルムの持つフィルムシミュレーションも一度は使ってみたいと思っている。

こう考える理由として、最近のデジタルライカM型のカメラの高騰ぶりに辟易していることが挙げられる。100万円近くも出して、デジタルカメラを買うべきなのか躊躇する。またフィルムのさらなる高騰も、ライカをはじめとしたフィルムカメラの意味合いを薄くしつつあると思う。今使っているカメラを別のライカカメラに買い替えるとなると相当悩んでしまうが、写真を撮ること、記録をしていくことにそこまでお金をかけなくてもいいのかなと感じている。ただライカのレンズは素晴らしい。これは譲れないというか自分の中では絶対的な存在である。色々な形でこのレンズを活かせていけたらいいのではと思う。もちろん戦前から戦後すぐにかけてのContaxRFレンズも僕のお気に入りで、カプラーを介してライカのレンズ同様使っていけたらと思う。この記事がレビューとなっているかどうか分からないが、4年間使ってみてのレビューとした。

人気ブログランキング