古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

新たな歴史の扉:春日古墳からのメッセージ

法隆寺境内にて西大門に向かって撮影

撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Summar 50mm f/2

法隆寺の近くにはいくつかの古墳が存在する。その中にあって最も知られているのは、藤ノ木古墳である。今回記事にするのは、藤ノ木古墳よりさらに法隆寺近い位置にある春日古墳である。一枚目の写真中央奥に写っている西大門のさらに奥に位置している大きな木が盛り上がって見えるところが春日古墳である。円墳の上に巨大な木々が立っているため、相当大きくこの古墳が見えている。約30mの円墳であるが、長らく私有地にあったため、ほとんど解明さていない、未盗掘と言われている古墳である。

つい最近のニュースで、この春日古墳を含んだ敷地が、斑鳩町の公有地になることになったという内容を聞き僕は大変驚いた。ずっと個人の敷地にあるため、この古墳をはじめ、ここにある旧家の保存が難しいと思っていたからであった。しかし、町が購入すると決まったことで、旧家の保存と春日古墳の発掘のきっかけができたことになる。詳細はニュースを参考にしてほしいが、春日古墳は藤ノ木古墳より法隆寺または、古代にあったとされる斑鳩宮に近いところにある。推測では、上宮王家の誰かが葬られたことは間違いないと思われ、藤ノ木古墳と同じような発見があるかもしれない。既にミューオンという宇宙線による古墳内部の調査は済んでいて、内部に大きな空洞があることが分かっている。あとは石棺が見つかれば、藤ノ木古墳と同じようなプロセスで発掘が進むと思われる。いつになるのか未定であるが、上宮王家に関して新しい歴史の見解が生まれそうなことをとても楽しみにしている。

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