古都の名残を求めて

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古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

LeicaM6が復刻される?

ライカM6(初期型)とベルゲールの印画紙

なぜいま再びLeicaM6が復刻されるのか?その意図はよく分からないが、Leica Rumorsのサイトに、この話題が載っていた。そして、その日本語訳がデジカメinfoにも載っている。

デジカメinfoからの引用であるが、

・ライカM6クラシックなのか、ライカM6 TTLなのか?
・価格は? 限定版になるのか?
・オリジナルのM6からの改良点はあるのか?
・なぜM3ではなくM6が選択されたのか? M6のパーツやカメラの在庫が見つかったのだろうか?
・なぜ古い機種を復活させるのではなくMPを改良しないのだろうか?

という疑問点が出されている。以前中古カメラ屋をめぐっていて得た情報ではあるが、人気機種ライカM6は使い勝手がよく、露出計もついていてフィルムカメラとして撮影がしやすい。僕も以前最初期型のM6を持っていたことがある。しかし、発売からそろそろ約40年、最後期のものでも約20年経っている。M6については、以下のような製造年代となっていて、期間が長いことが分かる。

・1984年から1999年の16年にわたり製造されたロングセラー機

・ライカ M6TTL 1998年から2003年製造

問題は露出計であり、40年も経てば劣化してくることもあるし、露出計不良の個体も多くなっていて、そろそろ限界にきているとも聞いた。使い勝手がいいと言っても、露出計がM6では命であり、そうでなければ自分が所有しているバルナック型のⅢGで充分である。一回一回面倒ではあるが、単体の露出計を持っていれば事足りるのである。

今回の復刻は不可解であるが、人気機種の露出計をブラッシュアップして発売という意図なら私見ではあるが納得できる。上記質問にある「なぜ古い機種を復活させるのではなくMPを改良しないのだろうか?」という疑問が一番的を得ているし、アラカルトのMPを増やす、あるいはAEの使えるM7の復刻でもいいと思う。今後の動きに注目したい。

leicarumors.com

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