古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

法隆寺南大門にて(新しい行事日程)

法隆寺南大門にて(新しい行事日程)

一枚目の写真のように法隆寺南大門に新しい行事日程が示されていた。二枚目の写真が最近までのものであったが、法隆寺夏安吾(げあんご)が終わった。法隆寺では、例年5月16日から8月15日までの90日間、夏安居という行事が行われる。もともとはインドで雨季の間、僧侶たちが一つの場所にこもって修行をしたということが由来とされており、1300年前には日本に伝わったとされ、法隆寺では毎年夏に行われている。夏安吾では、聖徳太子が注釈された三経(法華経・勝鬘経・維摩経)の講義を行うもので、法隆寺西室にて聞くことができる。この期間中の7月26日から29日までは、仏教や仏教史、仏教美術、建築、考古などの講義を行う「法隆寺夏季大学」も開かれており、これをもって夏安居の代わりとしているそうである。

法隆寺南大門にて(8月末までの行事日程)

10月以降の行事としては、法隆寺東院伽藍夢殿における「秘仏・救世観音菩薩立像」の特別開扉のお知らせが載っている。公開期間は、10月22日~11月22日である。聖徳太子がモデルともいわれる美しい救世観音菩薩立像を拝める貴重な機会である。

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