法隆寺西側の回廊にて撮影。この写真を500pxにもアップした。西側回廊は西日が綺麗に差し込む場所である。この辺りの陰影を古代の人々が意図的に設計したものかどうかは分からないが、僕は素晴らしい仕掛けだと勝手に思っている。この季節16時を過ぎた頃から、陰影の強弱が顕著に表れてくる。連子窓の織り成す独特なの影が段々と長くなり、時には薄くなったりしてその変化を楽しめる。使用レンズのSummilux 35mm f/1.4(2nd)レンズの開放での滲みは光の柔らかさをよく表現してくれていて、このシーンでは特にモノクロームがよく似合うと感じる。
撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Summilux 35mm f/1.4(2nd)である。