薬師寺龍蔵院には、多くの方々の墓が存在する。寺院そのものは小さいが、墓所の敷地は広いところである。境内に入ってすぐのところにこのお地蔵様たちが見えてくる。これだけ整然と並んでいるとモノクローム写真にすると迫力が出てくる。お地蔵さまたちの前掛けがこの写真にアクセントを与えている。この前掛けには意味がある。以下「 Japaaanマガジン」からの引用である。
お地蔵さんが「子供を守る神様」として信仰されてきたことから、人々が「自分の子供が健やかに育つように」という願いを込めてよだれかけを奉納するようになった。お地蔵様に奉納されるよだれかけや帽子が赤いのは、「赤」という色に「魔除け」の意味があると信じられていたから。
ということである。撮影機材は、ライカMモノクローム+Summaron 35mm f/3.5。