ライカMモノクロームを導入して一か月が過ぎた。このカメラの扱いには少し慣れてきた。ただ、適正な露出で写真を撮ることがまだまだできていないと自分では感じている。量をもっと撮らないと感覚がつかめてこないと思っている。最近は撮影に行けない我慢の日々が続くが、ここはしばらくの辛抱である。自ら人の集まるところへ出かけて感染してしまっては家族に迷惑をかける。それだけは避けたい。
モノクローム写真の中で、僕はガラス戸への映り込みが好みである。写真は薬師寺勧進所のガラス戸への映り込みであるが、前回の記事と違って、ここでは、薬師寺境内の外壁の土壁が映っている。勧進所内の写経などに使う長机との重なりが面白い。今は誰もいない時期なのでこのように撮れたが、ここはよく法話の会場となっているので、普段は多くの人が出入りしてあまりゆっくりと撮影ができないところである。撮影機材は、ライカMモノクローム+Summicron 50mm f/2(2nd)。