古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

薬師寺西塔横にある桜の木

薬師寺境内にはツインタワーとなる、奈良時代から存在する歴史ある東塔と築約20年足らずの西塔がある。現在、薬師寺の東塔・西塔ともに初層特別開扉(令和3年3月1日~令和4年1月16日)が行われていて、塔の内部を見ることができる。写真はその西塔の横にある大きな桜の木の葉を撮影したものである。桜の花はもちろん絵になるが、個人的にはそれよりも桜の大きめの葉とその美しい形が好みである。この日は雨が降っていたので、滴る雫も入れてみた。背景には、西塔の初層特別開扉を見ようと基壇を登ろうとしている雨傘を持った二人が写っている。撮影機材は、ライカMモノクローム+Summicron 50mm f/2(2nd)。このレンズのボケ味は、とても滑らかといえる。

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薬師寺西塔横の桜の木