古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

大和松尾寺三重塔(その2)

大和松尾寺三重塔(その2) 大和松尾寺の三重塔はあまり大きな塔ではないが、造りは立派である。写真はここから松尾山神社へ登っていく途中であるが、ここからどんどん登っていくと三重塔を三層目付近から俯瞰できる位置にも立てる。僕は古都の名残が感じら…

大和松尾寺三重塔(その1)

松尾寺の三重塔 松尾寺の境内にはさらに高い位置に三重塔がある。結構急な階段を上っていかなければならないが、登ってみると見晴らしもよく清々しい。写真は、三重塔の一層目の擬宝珠である。Summaron 35mm f/3.5レンズの写りは中央部分がよりシャープだと…

大和松尾寺南惣門の透かし彫り(雷神)

大和松尾寺の南惣門の透かし彫り(雷神) こちらは対になっている、大和松尾寺惣門における雷神の透かし彫りである。ディテールが非常に精巧にできていて、関心するばかりである。江戸時代初期に俵屋宗達の描いた『風神雷神図屏風』の影響を受けているかもし…

大和松尾寺南惣門の透かし彫り(風神)

大和松尾寺の南惣門の透かし彫り 前々回の記事で紹介した大和松尾寺の南惣門。そこには天井に二つの精巧な透かし彫りが飾られている。南惣門は江戸時代の建造物であり、写真のような風神雷神の浮き彫り彫刻が向かい合いに飾られている。なかなかよくできた美…

LeicaM6が復刻される?

ライカM6(初期型)とベルゲールの印画紙 なぜいま再びLeicaM6が復刻されるのか?その意図はよく分からないが、Leica Rumorsのサイトに、この話題が載っていた。そして、その日本語訳がデジカメinfoにも載っている。 デジカメinfoからの引用であるが、 ・ラ…

大和松尾寺の南惣門

大和松尾寺の南惣門 「一丁」の丁石を過ぎて少し歩くとすぐに南惣門に至る。下馬の石碑が目を惹く。この門は、法隆寺側からの参道に建つ門で、豪華な四脚門である。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Summaron 35mm f/3.5(M) 人気ブログランキング

松尾寺への山道(一丁付近)

松尾寺への参道(一丁付近) ついに「一丁」のところまで辿り着いた。写真は残り約100mくらいの場所であり、奥に山門が見えていて、松尾寺の入り口となっている。太陽光が少しきつかったこの日、ところどころ、光の強い部分がまだらに見えてくる。いよいよ松…

松尾寺への山道(七曲道)

松尾寺への山道(七曲道) 松尾寺への山道で「三丁」を過ぎると、写真のような案内板が見られる。古道「七曲道」とよばれるもので、「大和の国から、また難波・摂津の国から暮らしや信仰を求め多くの人々が通った歴史ある道です」と書いてある。松尾寺へも通…

松尾寺への山道(四丁付近)

松尾寺への山道(四丁付近) さらに山道を進んで松尾山を登っていくと「四丁」の丁石が見えてくる。松尾寺へ結構近づいてきた感じのする場所であり、もうすぐという気持ちになれるところである。松尾山とは、奈良県大和郡山市と斑鳩町との境にある標高315mの…

松尾寺への山道(八丁付近)

松尾寺への山道 「十一丁」の丁石から山道を登り、進むたびに十丁、九丁、八丁・・・と表示が見えてくる。写真はその途中の「八丁」まで来たところ。山頂へ段々と近づいていくイメージである。丁石間の距離は、ほぼ1丁(109m)ぐらいだと思われる。 撮影機…

法隆寺から松尾寺へ

法隆寺から松尾山へ 法隆寺参道から北へ向かい、天満池沿いにさらに進んでいき、仏塚古墳の側を通り歩いていくと松尾寺への山道が見えてくる。写真は事実上の始まりと言える山道で丁石を頼りに登っていく。「十一丁」という丁石が登っていくにしたがい、段々…

500pxでモノクローム写真が売れた(その2)

500pxで写真が売れていた。一枚目のモノクロームの写真がそれで、京都駅のJR中央改札口を2014年12月に撮ったものであった。撮影機材は、Nikon COOLPIX P340で、Nikon社のコンデジである。ISOは100、シャッタースピードを遅くしたため、少し手前の人物はブレ…

大雨の日の法隆寺境内

大雨の日の法隆寺境内 大雨の日の法隆寺境内を撮影。奥には五重塔や中門のほか、修学旅行生たちも見える。少しずつ法隆寺へも観光客や修学旅行生が戻ってきている。先日のクラウドファンディングでは2000万円目標のところ、最終的には1億5000万円集まったと…

雨の法隆寺参道(東院伽藍前)

雨の法隆寺参道(東院伽藍前) 台風が近づいている。この時も台風の影響もあり、断続的に雨が降っていた日であった。写真は法隆寺東院伽藍前の参道である。写真右手奥の道を真っすぐに進むと法輪寺へ向かうことができる。エルマリート40mm-C f/2.8レンズは…

法隆寺東院夢殿の釘隠し

法隆寺東院夢殿の釘隠し 法隆寺東院夢殿で撮影した木扉の釘隠し。他の丸いだけの釘隠しより意匠がユニークで目を惹くものがある。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8 二枚目の写真は、2014年に法隆寺東院夢殿にて撮影したもので…

法隆寺東院伽藍の回廊にて

法隆寺東院伽藍の回廊にて 前回と同じく、雨の降る日の法隆寺。場所は法隆寺東院伽藍の回廊にて。手前の大きくて形の美しい桜の葉と背景の連子窓の淡い光が印象的であった。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Elmarit-C 40mm f/2.8 人気ブログランキ…

法隆寺東院伽藍の回廊

法隆寺東院伽藍の回廊 法隆寺西院伽藍では、回廊を上からの視点で撮影できるところはないが、これは東院夢殿の基壇上から撮影したものである。思っていたより高さがあり、回廊の屋根瓦などを俯瞰できる位置にある。雨に濡れた桜の葉も印象的であった。 撮影…

法隆寺東院夢殿の基壇

法隆寺東院夢殿の基壇 雨の日の法隆寺東院夢殿の基壇を撮影。撮影機材はLMM(Typ246)とLeitz Elmarit-C 40mm f/2.8レンズである。このレンズは、『ライカレンズ完全ブック(株式会社グリーンアロー出版社)』でも紹介されている。そこからの引用であるが、 実…

法隆寺東院夢殿と秘仏救世観音菩薩立像

法隆寺東院夢殿 法隆寺には伽藍が三つ存在する。創建当初の若草伽藍、その後焼失し再建されたとされる、金堂や五重塔のある現存の西院伽藍、そして奈良時代に建立された東院伽藍。それぞれ同じ境内にあるため、広大な敷地となっている。若草伽藍については、…

雨の法隆寺東院夢殿

雨の法隆寺東院夢殿 久々にLeitz Elmarit-C 40mmレンズを持ち出して、雨の日の法隆寺東院伽藍を訪れた。この夏は、雨の降る日が少なかったが、今週初めくらいから台風が日本へ接近したことから、やや激しすぎる雨がまとまって降るようになってきた。そんな合…

法隆寺回廊にて(その11)

法隆寺回廊の陰影 法隆寺回廊連子窓の陰影。レンズはズミクロン35ミリf/2レンズ(6枚玉)を使ってみた。ライツカナダ製である。1960年代末から1970年代初め頃にかけてのレンズに関しては、ウェッツラードイツ製のレンズより、ミッドランドカナダ製のレンズの…