古都の名残を求めて

古都の名残を求めて

古都奈良の雰囲気の残る場所をフィルムやデジタルで記録したモノクローム写真のブログです。

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

法隆寺三経院にて

法隆寺三経院にて 法隆寺三経院にて欄干部分を撮影。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Summarit 50mm f/1.5レンズ 人気ブログランキング

法隆寺中門の大斗と肘木

法隆寺中門の天井裏(大斗と肘木が見える) 再び法隆寺中門にて。天井を見上げるとエンタシスの柱と屋根を支える大斗と肘木が多くみられる。先人たちの技術力の高さとともに美しさも素晴らしいと思う。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Summilux 5…

法隆寺回廊にて(その10)

法隆寺回廊の連子窓(その2) 夕刻の法隆寺連子窓の陰影。今回はレンズを変えて、ライカMモノクロームに初期型のズミルックス50ミリf/1.4レンズを使ってみた。ズマリット50ミリf/1.5レンズの後釜にあたるレンズ。カラーではその写りは分かりかねるが、モノ…

法隆寺境内の鏡池にて

法隆寺鏡池にて 法隆寺境内にある東室聖護院前の鏡池。割と大きめの池で百済観音像を拝みに大宝蔵院へ行く途中で必ず通るところである。この日は曇りで池の水面反射が美しいと感じた。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Summarit 50mm f/1.5レンズ …

法隆寺でちょっと一息

法隆寺の休憩所にて 法隆寺は南都七大寺の中では、東大寺と同様に圧倒的に境内の広い寺院である。その中で休憩所は二か所あり、大宝蔵院のすぐ近くの休憩所と今回撮影した西円堂付近の休憩所である。暑い日が続く中、ちょっとコーヒーブレイク。中央にはほお…

法隆寺境内の大湯屋

法隆寺境内の大湯屋 法隆寺境内にある寺務所近く、その北側の弁天池前に大きな門がある。その門は大湯屋への入り口になっていることもあり、「浴室」と大きく書かれた額が門に架けられている。東大寺や京都の相国寺などでもこの浴室という文字や湯屋などの文…

法隆寺寺務所にて

法隆寺寺務所にて 法隆寺南大門をくぐってすぐ右手に寺務所がある。毎年ここで咲く白梅が美しく、よく被写体にしている。今回は寺務所に入る門のところにある掲示を撮影。南大門に書かれたものとは違う行事が載っていた。東院伽藍への参道途中にある、律学院…

法隆寺南大門の釘隠し

法隆寺南大門の釘隠し 法隆寺南大門の境内側の木扉を撮影。大きめの釘隠しが印象に残る。長く使われている扉の木材の質感も良い。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Leitz Summarit 50mm f/1.5 人気ブログランキング

法隆寺南大門にて(新しい行事日程)

法隆寺南大門にて(新しい行事日程) 一枚目の写真のように法隆寺南大門に新しい行事日程が示されていた。二枚目の写真が最近までのものであったが、法隆寺夏安吾(げあんご)が終わった。法隆寺では、例年5月16日から8月15日までの90日間、夏安居という行事…

法隆寺南側回廊の木柱

法隆寺南側回廊の木柱 ライカのSummarit 50mm f/1.5レンズの開放の写り。いつものごとく回廊の木柱を被写体にして、ボケ味を試してみた。開放値が大変明るいf/1.5のボケ味はなかなか味があると思う。ただ、この画像がLMMの設定でJpegにしたものであり、RAW現…

法隆寺中門の礎石

法隆寺中門の礎石 法隆寺中門の巨大柱を支える礎石の一つ。太陽光に照らされた仄かな礎石の反射光を撮影。レンズはLeitz Summarit 50mm f/1.5を使用し、開放で撮った写真である。このレンズのクセというか味でもあるが、周辺の画像が大きく流れる。 撮影機材…

Leica M Monochrom(Typ246)はまだまだ使える素晴らしいカメラ

Leica M Monochrom(Typ246)とLeitz Summarit 50mm f/1.5レンズ Leica M10 Monochromの作例がネットや雑誌では最近多く見られるが、まだまだ僕が所有しているLMM(Typ246)は時代遅れでないいいカメラだと思っている。 LMM(Typ246)についての情報であるが、画像…

夏雲と法隆寺五重塔

夏雲と法隆寺五重塔 真夏は日射しが強く、なかなか思ったように写真が撮れないことが多い。この日は夏雲がもくもくと空一面に広がり、法隆寺五重塔の背景としては、待っていたシーンであった。カラーなら快晴の写真が映えると思うが、LMMでは均一トーンの背…

法隆寺金堂と礼拝石

法隆寺金堂と礼拝石 法隆寺金堂とその前にある礼拝石を入れて撮影した。白い砂利に映る松の木の陰影も美しく感じた。1949年に火災があり、有名な金堂の仏教壁画が焼損した。その後明治期や大正期に撮影された乾板写真や模写などをもとに、今では金堂内部の壁…

法隆寺金堂の基壇(レンズの味編)

Summilux 35mm f/1.4(2nd)で法隆寺金堂の基壇を撮影 何度か被写体にしている法隆寺金堂と五重塔の基壇。版築という工法で造られた独特な二重基壇が古都の名残を感じさせてくれる。何の変哲もない被写体ではあるが、モノクローム写真にすると、細かな砂状の基…

夕刻の法隆寺妻室の陰影

夕刻の法隆寺妻室の陰影 普段あまり表情のない、法隆寺境内にある妻室。閉門間際の時間帯に独特の陰影を映し出していた。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+Summilux 35mm f/1.4(2nd) 人気ブログランキング

NOKTON classic 40mm f/1.4とSummicron 35mm f/2(7枚玉)のレンズ構成比較

法隆寺東大門沿いの土塀 写真は、NOKTON classic 40mm f/1.4のレンズで撮影した法隆寺東大門沿いの土塀である。法隆寺の土塀は境内の敷地が大きいこともあり、長い距離にわたって続いている。前回の記事でも紹介したように、このレンズの写りはなかなか素晴…

法隆寺中門にて(その2)

法隆寺中門にて(その2) 法隆寺中門に並び立つ巨大柱のそばから撮影。この柱の奥には法隆寺五重塔が聳え建っている。NOKTON classic 40mm f/1.4のシングルコーティングのレンズはモノクロームとの相性がいいように感じる。50mmレンズほどではないかもしれ…

法隆寺中門の木扉と釘隠し

法隆寺中門の木扉と釘隠し この写真も法隆寺中門にて撮影。モノクローム写真では、経年変化による木の質感がとてもいい感じであり、釘隠しの金属の質感がいいアクセントになっている。撮影機材は、前回と同じLeicaMMonochrom(Typ246)+NOKTON classic 40mm f/…

法隆寺中門の几帳

法隆寺中門の几帳 法隆寺中門の几帳。この中門と南大門が南に向いているので、意匠はおそらく四神のうちの朱雀(南の神)と思われる。 撮影機材:LeicaMMonochrom(Typ246)+NOKTON classic 40mm f/1.4(SC) 人気ブログランキング

法隆寺中門のエンタシスの柱

法隆寺中門にて エンタシスの柱で有名な場所、それが法隆寺中門の巨大柱である。しかし、一方でギリシャのパルテノン神殿の影響を受けたエンタシスではないとする説もある。理由は、ギリシャ建築の影響で、法隆寺の柱ができているという証拠がないためだとい…

ライカギャラリー京都へ行ってきた

杉野信也展(ライカ京都ギャラリーにて) 久々にライカショップ京都へ行ってきた。いつも二階のギャラリーの展示を楽しみにしているので、今回も期待をしながらギャラリーの写真展をじっくり観賞した。現在展示中の作品展は「杉野信也」展である。「Pilgrima…

入江泰吉記念奈良市写真美術館へ行ってきた

入江泰吉記念写真美術館にて 先日、現在開催されている〔没後30年 入江泰吉「大和のみほとけ」〕を見に行くために、入江泰吉記念写真美術館へ行ってきた。著名な奈良の写真家入江泰吉さんについては、以前入江さんの旧居を訪れた際の記事で紹介した。 hassel…

法隆寺中門でSummilux 35mm f/1.4レンズとNokton 40mm f/1.4レンズを撮り比べ

法隆寺南大門を望む〔LMM(Typ246)+Summilux 35mm f/1.4レンズで撮影)〕 法隆寺南大門を望む〔LMM(Typ246)+Nokton 40mm f/1.4レンズで撮影)〕 画角が少し違うが、法隆寺中門から南大門を望むシーンで、手前の几帳にピントを合わせて撮影した写真を比較。撮…

夕刻の法隆寺中門にて

夕刻の法隆寺中門にて 同じSummilux 35mm f/1.4レンズで撮影した夕刻の法隆寺中門の様子。背中側から西日を浴びている位置であり、南側回廊が奥へと続く。このレンズの開放は独特で美しく、このシーンでは、手前の木柱の光の加減がとてもいいと感じた。 撮影…

法隆寺回廊にて(その9)

法隆寺西側の回廊にて撮影。この写真を500pxにもアップした。西側回廊は西日が綺麗に差し込む場所である。この辺りの陰影を古代の人々が意図的に設計したものかどうかは分からないが、僕は素晴らしい仕掛けだと勝手に思っている。この季節16時を過ぎた頃から…